音楽・動画

117ピンポイント写真館(11)~本日のBGM♪ダンシング・シューズ/菅井えり

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このシリーズ、3年余り放置していましたが、決して終わっていたわけではなく、117と言ったらこれ!というものを、まだ若干温存しておりました(なんとか117の日にアップ)。
 
今回は、117の外装で最大の特徴といえるパーツです。
以下、偏愛も含めた個人的感覚ですので、他車の記述に不適切な点があるかも知れませんがご了承願います。

その前に一曲。先日お亡くなりになった菅井えりさんの曲を。
4年も前になってしまいますが、ライブでお目にかかった時はお元気だったのに大変残念です。
 
 
さて、多くの車はボディと連続したリアピラーを持っていますが、117はピラーがステンレスでカバーされた特殊な形状をしています。他のピラーもメッキパーツでカバーされているので、車体に対して高さのあるグラスエリアと相まって独特の雰囲気があります(ガラス部分が大きすぎてバランスが悪いという見方もあります)。
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1980年代の初代レパード4Drや7代目クラウン、5代目マークIIのように、リアピラーをカバーしている車はいくつかありますが、117のようにピラーのみならず、ルーフサイドまでつながっている例は見たことがありません。117のこのモールはサーベルラインと呼ばれる一体物で、これだけ取ってもなかなか芸術的な造作物です。
リアピラーからルーフへ連続しているという点では、昔の高級車にレザートップというのがありましたが、これともまた違います。
最近の外国車でルーフサイドからリアピラーの部分だけを色違いにしたものが出てきましたが、銀色にしたものはどこか安っぽく、ヅラっぽくも見えます。

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P社のRCZ(ルーフはアルミ製とのこと。ピラーもアルミなのでしょうか)
A社のA1の一部も同種の塗り分けです。
117のピラーは形状もさることながら、その細さが際立っており、良好な視界を確保しています。実際四方の視認性で不満を感じたことはほとんどありません(かつては後方視界が悪いと言われたものですが、現代の腰高な車に比べれば大したことはないです)。
デザイン的にピラーがすっきり見える形状として、4代目流面形セリカやマツダ・エチュードあたりから、ガラスを外側に配したデザインが出てきました。現在もリアガラスを大きくして外観上ピラーを細く見せるデザインが多いですが、実際には内側にはるかに太いピラーがあり、乗ってみて閉塞感にがっかりするケースが少なくありません。安全基準が厳しくなったせいなので致し方ないのですが。
ちなみに、サーベルラインは当初下半分にヘアラインが付けられていましたが、後年これは省かれています。言われなければ気付かないくらいの違いですが、こだわる方も少なくないようです。
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前回の9枚目(下から3枚目)にも比較的わかりやすい写真があります。

 
最後にもう一曲、サーベルラインも移っているこちらを

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117ピンポイント写真館(10)~本日のBGM♪夏の嵐/成田路実

またまたあいてしまいましたが久々に車ネタ。まずは、まさに夏の一曲を。
成田路実さん、当時はアイドルっぽい感じでしたが、この曲が収録されたアルバム「イリュージョン」は、夏にぴったりです。

暑い日が続いています。現代の日本の夏は旧車には辛い季節となりました。
こう暑いともはやクーラーに頼らざるを得ませんが、春や秋などいい時季には窓を開けて走ると気持ちいいものです。
けれど、今は窓を開けて走る車は少数派な感じがします。
電車でさえ、春や秋のいい時期でも窓を閉め切って車内空調にしています。それどころか、真冬でも朝のラッシュ時などは、冷房をかけていたりします。
窓を開けた方が効率的では?と思うのですが、今はそれほどまでにエアコンの性能が上がっているのでしょうか・・・

さて、車とエアコン(クーラー)というと、かつて3種の神器に数えられていましたし、車にエアコン、というのは80年代くらいまではまだまだ贅沢な装備だったような気がします。
117が最初に世に出たのはまだ窓を開けて走るのが当たり前の時代で、空調が貧弱な代わりに外気導入を効率的にするためのある装備が付いていました。

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そう、三角窓です。

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走行風を取り入れるのに、これ以上のものはありません。
けど、1970年ころからニューモデルでは次々に廃止されていきました。117は量産化された後も変わらずで、2ドアの車では三角窓を持つ最後の一台だったのではないでしょうか(あ、サニトラがあったか・・・^^;)。

当時から古臭い装備の筆頭だったと思われますが・・・三角窓、イイです♪

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では、ほとんどの人が迷う開け方を解説しましょう^^
(注・他車では開け方が違うものもあるようです)

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前側のボタンを押しながら、後ろ側の留め具を上に回転させると、ロックが外れます。

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窓の上端を外側に押し出す、または前端を内側手前に引きます。

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全開にするとフレッシュエアがびゅーびゅー入ってきます^^V
ちなみに、高速では閉めてても隙間風がうるさかったりします-"-

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もうちょっと開いてくれてもいいように思うけど、うちのはこれが限界

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117の場合、リアサイドウィンドウを開けるとより効果的。

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ちょっとしか開かないし面倒だけど、ゴムが固着するので、たまに開けてやりましょう。


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わかりづらいけど、三角窓のツノを生やした様は旧車ならでは。

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目障りなようにも思われますが、117の場合各ピラーが細いので三角窓があってもほとんど視界の妨げにはなりません。今のような厳しい安全基準がなかった時代の産物ですね。

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GPz-R013. 森丘祥子 ♪冷たい雨

かなり久しぶりですが、以前紹介したボーカリストの曲をYouTubeにアップして振り返るシリーズ。

関東はあまり雨が降ってない印象ですが、梅雨ということでこちらの有名曲のカバーを。
オリジナルは、ご存じ、ハイ・ファイ・セットの1976年のヒットで、作曲した松任谷由実さんのセルフカバーもあります。

ハイ・ファイ・セットのバージョンも、歌詞の割には軽快なサウンドでしたが、この森丘祥子さんバージョンも、イントロからしてアノ曲を思わせるアレンジにより、一層ポップな雰囲気になっているのではないでしょうか。

こちらは、森丘さんの1st「Pink & Blue」に納められた唯一のカバー曲でしたが、翌年、1970年代の邦楽のカバーで構成したアルバム「夢で逢えたら」を出すきっかけとなったのではないか、と思われます。
その2nd、S谷のややマニア向けの大手レコード店で、元値のン倍の値段で出てたりしますが、1stはレアなのは同じですが比較的安価で入手しやすいです。

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117ピンポイント写真館(9)~本日のBGM♪Predire d'amour/美雪

PCクラッシュの余波と、なかなかネタとなる写真が揃わなかったりで、すっかりあいてしまいました。まずは、春らしいこちらの曲を。

以前のネタを見返していたら、前回の写真の中にふと旧車ならではの装備に気付いたので、前回の焼き直しみたいですが、こちらを。

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この左の[P]というランプ、今の車にはほとんどないみたいです。

「パーキングランプ」なのですが、ハザードランプの代わりかと思いきや、ハザードもステアリング下にちゃんと付いています。

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このパーキングランプは、夜間の駐停車時に使うもので、おおざっぱに言うと暗めの車幅灯ですが、エンジン停止時に使うことを想定して、点灯箇所が最小限になっています。ナンバー灯は点かないし、117の場合、テールも外側だけで内側は点灯せず、点灯するランプも尾灯と別の暗めのものです。

[P]のスイッチを引き出すと点灯しますが、中央位置だと左右点灯、左に回すと左のみ点灯というように、片方だけの点灯も可能で、左側の路肩に停める時は、右のみ点灯させて使っています(最初の写真は右に回した状態)。

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↑右のみ点灯(ちょっとわかりづらい・・・)



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↑パーキングランプのみ

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↑尾灯のみ

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↑パーキングランプ+尾灯

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↑パーキングランプのみ

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↑パーキングランプ+車幅灯

他車で使っているのをほとんどみたことがないですが、比較的最近(といっても10年くらい前か?)、ドイツの高級車で片側だけ付けて停車しているのを見て、「やっぱ、高級車の装備なんだぁ」などといいように解釈してました。

けど、117でこれをやってると、ランプが片方切れてるとしか思わないでしょうね(笑)
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117ピンポイント写真館(8)~本日のBGM♪Fredy/岡部東子

まずは、私の中ではどちらかというと冬のイメージのこの方の曲を

今日は1月17日ということで久々となるこのシリーズ、もうちょっとコンスタントにやるつもりだったのが、気付けば放置して3カ月・・・

さて、気を取り直して、今回はインテリアに目を向けてみようと思います。

やはり印象的なのは、その豪華なメーターパネルでしょう。

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中期型の量産丸目では、木目パネルは最上級グレードのXEのみ。
プリントのニセモノと思われがち(?)ですが、れっきとした本物。初期型のローズウッドから、量産ではやや安価な台湾楠に変更されたものの、初期型のテカテカのより個人的には好きです。

エクステリアを眺めてももちろん素晴らしいのだけど、このメーターパネルのお陰で、運転中も気分最高♪
ただし、フェイシアと呼ばれる周囲の部分は、一体成型ではなく合成皮革でカバーしたものではありますが、光沢ありすぎで少々安っぽい。

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左から、電流、燃料、油圧、水温。
下にあるのは、パーキングランプ、ワイパー、ライトのスイッチ。ステアリング周りにある方が使いやすいのは確かだけど、これも雰囲気。なお、右のトグルスイッチは後付け。

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大径の2つは回転、速度。
警告灯は表示がないのが昔風。左右ターンシグナル(緑)に、中央上が、ハイビーム(赤色)、中央下がドア(橙色)、左下がサイドブレーキ(赤)、右下がリアデフォッガー(青)。
速度計内の下部に、エンジンオイル(多分。点灯した覚えがないので・・・)と燃料の残量警告灯

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一番右は時計。
三面鏡のようにパネルが折れた形で、ドライバーに向けられているが、他の同乗者のため時計に関しては、センターコンソールの方に付いていた方がよかったような。これも、デザイン優先ということでしょうか。

ちなみに、昼間はいいけど、夜はメーターの照明が暗く見辛い^^;

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数年前、ぞろ目になった瞬間。トリップメーターも逆算して117に合わせてみました(^ ^)v

今回のテーマに合った動画がこちら↓
再生数はMy動画中ダントツなので、今更プッシュするまでもないのですが・・・

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117ピンポイント写真館(7)~本日のBGM♪Seaside Moon/北畠美枝

最近、他にも音源がアップされている北畠美枝さんですが、その先駆けとなったのがこちらかと。

現在、全国のナンバー付き117クーペは、2~3000台と聞いた覚えがあるが、特に量産型に関してはフルオリジナルのものはそう多くないであろう。
特に足周りは、若干?のローダウン化、ホイールサイズをアップするなどしているものが多く、元のホイールを履いている個体はほとんどないようだ。
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しかし、私のクーペの足回りは元のままである。サスのへたりのため、やや低重心化したが、ホイールハウスの隙間はやけに広々しているし、後ろから見ると、リアタイヤはかなり奥まっていて、どっしり感は希薄であり、モディファイしている個体と比較すると、いかにも古臭い。
が、その辺はあまり気にしていない。

今回注目したいのは、117専用のアルミホイールである。

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こちらは購入後しばらくして、雑誌の売買コーナーから入手して鉄ホイールから履きかえたもの。
丸目の時代は別のカクカクしたデザインのがあり、そちらもよかったのだが、この角目時代のも、また素晴らしいと思う。

バブル期やその後しばらく、アルミホイールが当たり前みたいな時代があったが、国産車にオプション設定されているアルミは、扁平なデザインの上、塗装してあるため、ホイールキャップみたいでちっとも魅力的ではなかった。
そこへ行くと、この117用は、立体的で地金が出ており、これぞアルミ!という感じ。どこかマグネシウムホイールっぽい雰囲気もよかった。
そして何より、リング状の部分に車名が入っている!
ソアラ、クラウン、スカイラインなど、そのマークをあしらったものは多いが、車名そのものが、それもセンターキャップでなくホイール本体に入ったものは見たことがない。ひょっとして国産で唯一ではないだろうか?

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リング部分はレコードのように細い線が彫ってある。

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外側リム部分も同様で芸が細かい。
しかし、スが入ってて見苦しくて申し訳ないです。

なお、このスポーク部分がグレー塗装のは、角目XG用でXC-J用は黒塗装であった。
また、この後ジウジアーロさんがデザインしたホイールを履いていたモデルもあったと思う。

参考までに、ノーマルの奥まったホイールをワイド化した場合のイメージ比較をしてみた(右リアタイヤの違い)。
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ところで、純正の鉄チンホイールも、当時らしく味があっていい。
写真があったと思うけど、デジタルじゃなくて面倒なのでまたの機会に。

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インテグラル・ステーション 第3弾アップロード!!!

今回の動画は、背景にダジャレを交えてみたので、番組をご存じない方にもお楽しみいただけるのではないかと(?)。といっても、かな~り、苦しいのもあるし、クルマネタなどは、わかる人にしかわからないかも知れません。
ネタ探しに1週間以上費やした上、重くなってしまったけど、よそ様から拝借することなく自分で撮った写真のみで作ったという点では、自己満足しています。実際、今までで一番の大作といえます(笑)。

ということで、前回から2年の歳月を経て、この度新たに発掘したTOKYO FM Integral Stationの音源をアップしました。
午前4時から6時まで録音されていたもので、同番組としては午前3時からのPart1はなく、Part2のみ入っていました。なお、後番組の最後で「来週4月6日 月曜日は・・・」と言っているので、1992年の4月の第一週ということになり、Integral Stationが始まった直後の音源ということになります(Wikipedia情報による)。パーソナリティはおなじみの松川梨香さん。以前Youtubeでコメントをいただいた「私についてきてくれましたか?」という最後の決め台詞が聴けます!

自分自身意外だったのは、「インテグラル~」をかなり初期から聴いていたという事実です(ほぼすべて録音で、ですが)。この時の特集は太田裕美さんでしたが、後番組のユーミン特集を目当てに録音したのかも知れません。多分、カラオケで先輩がよく歌っていたことと関係しているのでしょう。カセットのレーベルにも「ユーミン特集」などと書いてあるだけだったので、「インテグラル~」が入っていることに気付きませんでした。

その4時半からの「Never Ending Message」については、今回きいて思い出したけど、記憶の奥底に眠っておりました。Web検索しても出てこないので詳細は不明で、レギュラープログラムではなかったのかも知れません。パソナリティは、その後「カウントダウンジャパン」や「森口博子のヒッツ・イン・モーション」(いずれも1994年からの起用)などでメジャーになって、CDまで出してしまった松本ともこさんです。
番組は「インテグラル~」同様、CMはないに等しく、曲にほとんどアナウンスが被らない贅沢な構成です。CMを数えてみたところ、4時半前に久保田利伸のコンサートのCMが20秒ほど、5時の時報の前振りのごく短いもの、その後は6時前までナシという、信じられないことになっていました。東京FMったら、太っ腹!

インテグラル・ステーション 第2弾!(2010.07.18)
http://gpz-days.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/2-5ac9.html

Youtube 初アップロード!(インテグラル・ステーション 第1弾)
http://gpz-days.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/youtube-6f30.html

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117ピンポイント写真館(4)~本日のBGM♪Predire d'amour/美雪

まずはBGMに春っぽいこちらを。
現在もMyu名義で活動されている美雪さんの1986年の作品。

さて、今回のテーマはこれ

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今のクルマにないこのカタチ

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逆スラント・ノーズ!!
フロントフェイスが上向きに傾いているスラントノーズより、前のめりな逆スラントが好きです。

かつて1970年代まで、車の多くは実に個性的な顔つきで、逆スラントの顔も数多く存在しました。それも今では、空力を考慮して皆無に等しくなりました。
そんな中、三菱ギャランは逆スラの伝統を守っていて偉いと思います。正直言うと現行フォルティスは前のめり感がイマイチなのですが・・・。さらに前面衝突の規制で顔つきが変わってしまうのでは、という危惧も。

かつてのギャランGTOなどは、ライトの枠も含めとことん逆スラントで、この顔も大好きでした。
他にもブルーバードが"U"になった頃の日産車などは、これでもかってくらい強烈な逆スラ顔になって、サニーやバイオレットなどは曲線的なボディ形状もありモッタリした印象で、あまり好きではなかったけど、超個性的ではありました。
エイトマンの超前傾姿勢さながらの前のめりな感じがモータリゼーション真っただ中の勢いを感じさせたものです。

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117は、リアフェイスもフロント同様の角度で、ボディラインもいわゆるウェッジシェイプでなく前後の高さが同じ形だったので、友人に「どっちが前だかわからない」などと言われたものです。

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たしかに、この角度から一部分だけ見ると・・・

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ほぼリアと相似形ですね。

同時期に同じジウジアーロさんのデザインで登場したマツダ・ルーチェは、ライトの枠もスラントしていて、前のめり感は一枚上手な感じです。
117も丸目時代はグリルの網が逆スラントしてましたが、角目になるとグリルが垂直になり逆スラ感が薄れてしまったのは少々残念。

余談ですが、もう一つの愛車・GPzは普通のスラント形状ですが、そのいかにも80年代初期の単車という顔つきもすこぶる好きです。
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ようは、のっぺりした顔が嫌いなんですね。最近のマルチリフレクターランプはカバーは空力に適っているし、立体感もあって、一本取られた感じはありますが、やはり当時の人間臭い顔つきには敵いません。
しかし、単車の逆スラントは極端に少ないですね。
現行カワサキZRX1200が逆スラっぽいですが、GPz900Rからのアゴのトンガリを引き継いだためやや中途半端になってしまっています。GPzと同時代のKR250の方が逆スラ感は上な感じがします。

話を四輪に戻すと、日本の名車100台なんて本をパラパラめくってみると、117の時代の明確なスラント顔のクルマは、ほんの一握り、セリカとコロナ及びマークIIくらいでしょうか(フェアレディやコスモスポーツなどは、ここでいうスラントノーズとちょっと違う気が)。スラントのクルマは、どちらかというと未来的な印象を与えていたように思います。そして当時の未来である現在、本当にスラント顔のクルマだらけになりました。
そんな、車の顔は上を向いているのが当たり前の今だからこそ、逆スラントはそれだけで強烈なインパクトがある旧車のアイデンティティーだと思います。
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117ピンポイント写真館(3)~本日のBGM♪空色の傘/吉中美樹

まずはBGMにこちらを。
去年の震災の少し後にアップした音源です。聴くほどに心に沁みる名曲です。

さて、117クーペの時代は、サイドミラーといえばフェンダーミラーのことでした。
国内では、ドアミラーが認可されていなかったためで、後継車のピアッツァが出た後、そのボディデザインにフェンダーミラーが不釣り合いというジウジアーロさんの苦言を受けて、いすゞが通産省を動かしてドアミラーを認可に導いたとか。そのため、ピアッツァはドアミラーを標準装備する日本初の車となったそうです。

117オーナーの中には、フェンダーミラーをドアミラーに換える方もいらっしゃいます。
117の生粋のイタリアンデザインには、たしかにドアミラーの方が相応しいというのも頷けます。

けれど、このクルマに関しては元のままのフェンダーミラーでいいのかな、と個人的には思います。
というのも、初期のメッキのミラーが素晴らしくスタイリッシュだからです。

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初期のいわゆるハンドメイドの時代にだけ装備されていたのがメッキのミラーです。
量産になって、タルボ型という四角っぽい黒のプラスチックのタイプになりました。
このタイプは2年ほどと短く、その後ボディ同色でリモコン対応の、さらに角っぽいミラーになりました。

私の愛車は、元は中期のタイプが付いていましたが、ハンドメイドのメッキミラーに換えています。

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これほどスマートで美しいフェンダーミラーは見たことがありません。
同じいすゞのベレGミラーも、なかなかイカしていて、ミニなど他車にも好んで付けられていますが、それよりも足が長くスラリとしています。

117を購入した直後、メッキミラーが欲しくて、いろいろ探しました。ジャグワーのやつとか、日産のスカGなどのミラーも考えましたが、117のに比べると武骨な感じで今ひとつでした。ベレGミラーもそのままだと、ボンネットを開ける際ぶつかるので断念(斜めに生えるように台座を作って付けている方もいるようですが)。

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結局その後、サビがひどいながら解体車から純正品を入手することができ、さらになんといすゞさんから新品を購入することもできました。
やはり昔のクルマにはメッキパーツが似合います(けど、ちゃんと磨いてないので輝きが鈍い・・・)。アウターのプラスチックパーツは、ウィンカーとエンブレム、あとはゴム類だけなので、けっこう重厚な感じになっていると思います。今のクルマではありえませんね。

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外したタルボ型がどこかにあるはずなのですが、見つからなかったので、昔の写真をスキャンしました。
このミラーもなかなかスマートですね(てか、クルマピカピカ!)

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117ピンポイント写真館(2)~本日のBGM♪New Days/AKEMI

まずはBGMにこちらを。

さて、いよいよ117のピンポイントなパーツを見ていきます。乗車する時、最初に触れるこれです。

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このドアハンドル、117を購入した当初は古臭い感じがしてあまり好きではありませんでした。
しかし、今見ると瀟洒で美しく、古い車に乗り込む!というムードを高める効果も抜群で気に入っています。

現在のクルマでは、指を引っかけて上げるタイプ(以下、「上型」)
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あるいは握って引くタイプ(以下、「横型」)が大半を占めるようです。
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なお、↑これは・・・リクエストボタンというロックを解除するためのボタンらしくて、ドアキャッチを解除するのとは違うみたいです。

117のドアハンドルは形状的には横型に近いですが、これほどスリムでスタイリッシュなハンドルは、現代のクルマにはないでしょう。
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ここまでスリムにできるのは、ドアハンドルが金属パーツであるおかげで、プラスチックに鍍金したものとは違う重厚感も併せ持っています。また、キャッチ機構を司るボタンが別になっていることも、ハンドルをスマートにできる要因でしょう。
操作の面でもこの構造は合理的で、(運転席側であれば右手で)ハンドルを握って親指でボタンを押すのもごく自然にできるし、握ったハンドルは全くグラつかないから、ドアの開閉は至極安定しています。この昔ながらのボタン式のドアハンドルに慣れてしまうと、ハンドルがボタンを兼ねている上記の2種類は操作性では明らかに劣っており、なんでそれらが主流になっているのか理解に苦しみます。

ドアキャッチのボタンとハンドルが一体化したノブは、建物でも多く見られますが、ほとんどはキャッチリリースとドア開閉とが別方向になっています。

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回してリリース、引いて開く、という動作ですね。リリースも開くのも同じ方向、というのは自動車特有の構造とも言えます。

ボタンとハンドルが一体タイプの操作のし辛さは、特に上型でドアロックを掛けながら閉める場合を考えると、よくわかると思います。ハンドルを持ち上げながらドアを押して閉める・・・。この「逆ガチョーン」を、背伸び気味にしなければならないので、かなり不自然な体勢を強いられます。親指だけ車体に当てて支点にしていると、下手すると突き指しそうです。もっとも、インテリジェントキーとかが一般化した現在はあまり考慮しなくていいのかも知れませんが。
あと、117のドアが当時としてもかなり重かったという要素もあり、それに比べるとオモチャかっ!?ってくらい軽い現行車のドアでは、操作性の悪さはそれほど問題にならないのかも知れません。
ボタン式がなくなってしまったのは、主に安全上の問題でしょうか。外的要因で不用意にドアが開いてしまう可能性はプッシュ式よりプル式の方が低いでしょうから。

「日本の名車100台」などの旧車の本を紐解いてみると、昭和40年代に入るとこのプッシュボタン式のドアハンドルはほとんど見られず、上型が大勢を占めるようになっています。古臭い感じがしたのは当然といえます。
117と同じ1968(昭和43)年に世に出た箱スカに関しては、セダンがボタン型だったのに対し、遅れて登場した2ドアハードトップは上型という風に分かれています。

そもそも、117についても、プロトタイプではボディに埋め込まれた未来的な形状、一足先に出たフローリアンが上型だったのに対し、生産型ではボタン式になっています(ちなみにべレットもボタン式)。理由はやはりドアの重さゆえという感じもしますが、結果的には117のクラシカルな雰囲気を引きたてるのに貢献していると思います(思いたい^^;)

117クーペの外装パーツは初期型ハンドメイドと量産型では、同じように見えて多くは互換性がないらしいので、ずっと変わらなかった(?)数少ないパーツの一つかも知れません。

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さて、今回のBGMのAKEMIさんは、管理人がYouTubeにアップし始めた初期の音源ですが、再生頻度は週イチにも満たないダントツの低さです。
知名度の低さに加え、やはり「AKEMI」では、石井さんやら柿原さんなどに紛れて見つけにくいのでしょう。試しにYoutube内で「AKEMI」で検索したけど、まったく出てきませんでした。彼女こそ、明美でも朱美でもない「AKEMI」なのに・・・

90年代の頭に、某レーベルが力を入れて送り出した3人娘の一人だったのですがね。その3人のうち、AKEMIさんと広田恵さんは歌も上手かったのですが、ほとんど売れず、歌に関しては「?」な千堂あきほさんの方がセールス的には成功したのは皮肉なことです。まぁ、テレビで顔が売れてましたからねぇ。
なお、このレーベル・WPは動画方面では著作権に関しチェックが厳しいということで恐れられていますが、廃盤かつマイナーなアーティスト故か今のところお咎めはありません。

AKEMIさんは、1stの「New Days」ではバリバリのロッカー風ですが、2ndアルバム「Second Wind」ではちょっとソフトに路線変更し多彩な歌を聴かせてくれます。個人的には2ndがオススメです。
しかし、Amazonにも出てないとは・・・

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