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117のポイントレス化(前・試行錯誤編)

00eng
私の1974年式117クーペはD-ジェトロニックの電子制御燃料噴射装置(インジェクション)を装備しており(国産車初)、当時としては先進的だったのですが、なぜか点火方式はすでに普及しつつあったトランジスタ点火ではなく、ポイント式を残していました。
フルトラ化を考えたこともありましたが、数少ない自分でメンテできる部分でもあった(といってもタイミングライトもないし、けっこういい加減)ので、ずっとそのままでした。
それが、お手軽な脱ポイント化のパーツがあると聞いて、購入してみました。

(以下、自力解決できませんでした。飛ばして結論だけ見たい方は後編をお読みください。)
01ign
PERTRONIX IGNITOR
中身単体では撮ってませんでしたが、台座に固定された指先ほどのセンサー(コード付き)、リング状のパーツ、ネジ、説明書。

02point
↑元のポイント(ローターを外したところ)

03out
↑ポイントユニットを外す

04ign
↑代わりにセンサーを台座ごと取り付け、リング状パーツをデスビの回転軸にはめる(打ち込む)
 次いでローターを元の通りこの上からはめるのですが、イグナイターのコードがどうしても浮いてローターに干渉してしまうので、この後とりあえず針金で固定しました。
とここまではよかったのですが、イグニッションコイルへの接続については、当初から疑問がありました。
 
イグナイターの説明書やネットの情報によると、点火コイルのマイナス極にはコンタクトポイントからの配線、プラス極にはイグニッションスイッチからの配線(キーON時に+12Vが発生する配線)が付いているはずなのですが、私のクーペの元々のコイルの配線はその逆(イグニッション電源供給が-端子)になっていました(配線はエンジンルーム脇でテープで束ねられ目視追跡は不可能でしたがテスターで導通や電圧を確認)。
10coils
↑左端子がコイルの+:配線の束から分かれた黒赤のコード(ポイントからの配線と同じ色で両者は導通あり)とコンデンサーが繋がっている。コンデンサーの先はエンジンブロックへアースされている(ってことはやっぱりこっちは-極であるべきでは?)。
右端子がコイルの-:配線の束から分かれた黒黄のコードが繋がっている。イグニッションキーをONにすると12Vを示す。
 
イグナイターの説明書には、赤コードはイグナイターへの電源供給のためイグニッションONで12Vを発生する線(上写真の右の黒黄配線)と共にコイル+端子につなぐよう書いてあったので、それに従い接続しました(つまり、元の黒黄配線はコイルの反対の端子に接続。黒赤配線とクロスする形になり不自然ではあります)。イグナイターの黒コードも説明書通りコイルの-極に接続しました。
11red
すると・・・エンジンがかかりました!
しかし非常に不安定で、1分としないうちにストールして、その後は何度やってもかからなくなってしまいました。
 
やはり、D-ジェトロのインジェクションであることと関係があるのかも・・・。
元々のポイントからの配線は、こちらのページによると、いったんエンジンルームを出てECUのあるキャビン側に入ってから抵抗器を経由してコイルへつながっているということで、私のクーペでも同様に助手席側に入っていることは確認できましたが、もしかしたら単に遠回りなだけでなく、ECUで演算処理した信号がコイルに入っているのか?(でなければそんな回りくどい配線にしないはず)。
となると、ECU方面へ向かっている元のポイントからの配線にイグナイターの黒コードをつなげればいいのか、とも考えましたが、不測の事態によりイグナイターなりECUがオシャカになってしまう心配がありました。
 
そこで、購入先にメールで問い合わせました。しばらくかかるかと思っていたら翌日回答が返ってきました。
それによると、同時代のフォルクスワーゲンなどのDジェトロニックはデスビが2段構造になっており、デスビ本体下部の別のポイント(トリガー)がECUに燃料噴射の信号を送っている(こちらにも同様の記述が)。ポイントが燃料噴射の信号をECUへ送っているとすれば、イグナイターの黒コードからECUに信号を送ってやる必要があるが、VWなどのように別のトリガーがそれを担っているのであれば、それは意味がないというような内容でした。また、いすゞのD-ジェトロの仕組みについては手がけた前例がなく何とも言えないとのことでした。
また、ECUへの接続は、過大な電流が流れてECU破損の危険もあるのとのことで(コイルの一次側であれば大丈夫という気もしますが)、それ故コイルへの配線が逆になっていた可能性もあるので、オリジナルに倣ってつけてみてはどうかとアドバイスを受けました。
曲がりなりにもエンジンがかかったということは、燃料はちゃんと行っているわけで、ワーゲンなどと同様と考えられます。でも、何かがやっぱり違う(足りない)ようです。
 
**************************************
 
次の週末、アドバイスに従いコイルの端子に逆に(元のコイルと同様に)繋げてみたところ、最初は始動しませんでしたが、度重なる始動の失敗によりプラグがカブってしまったことも一因と考え、プラグをそれまでの一般的なものからイリジウムの新品に換えたところ・・・
 
一発でかかりました。
 
ただ、タコメーターが動かず、エンジン回転が不安定な上、排ガスも灰色っぽくて通常より明らかに汚れた感じです。走行は無理と思われました。
週明けには車検のため車屋さんへ持っていかなければならなかったので、自力での解決には至らずこれで時間切れとなりました。
 
ポイントに戻したところ、元の正常な状態に戻ったので、いじった過程で異常をきたしたわけではないようでした。
車屋さんには、経緯を伝え、解決できそうなら、ということでお願いをしました。
なお、イグナイターと同時に購入したBOSCHのコイルだけは交換しておきました。この時のコイルへの配線は元のままマイナス端子にイグニッションスイッチ配線、です。
12bcoil
BOSCHブルーコイル(右)に交換。

他の方の写真では純正コイルに抵抗器がくっついていたのにそれがない!と思っていたら、ボディ側にありました(二つ前の写真の左方)。イグナイター販売会社の説明にもありますが、純正コイルとは抵抗値が違うので交換に伴い抵抗器はパスする配線としました。
長いので次回へ続く

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