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2011年9月

GPz066. Non 「素直」- キロロと川嶋あいの間に

Nons

 これまでずっと1990年代前半(1994年)までにデビューしたボーカリストを紹介してきましたが、初の試みとして、たまたま入手した中で、「これは紹介せねば!」と思わせた新しめの人を若干取り上げます。
 年代を限定しきてきたのは、入手対象が広がり過ぎるのを防ぐための自主規制に過ぎず、新しい人の中にもいい人がいっぱいいることは、間違いないところです。
 もちろん、ここで紹介するからには、情報も流通量もきわめて少ないけど、超オススメ!ということになります。

(動画をダブルクリックすると大きな画面で見られます)

【特徴】
 ピュアな恋や友情をテーマにした爽やかな雰囲気はジャケットそのまま。声、歌唱力、そして自身で作曲したメロディーも素晴らしいものがあります。まさに、心が洗われます。

【出会い】
 都内の「電気の街」を歩いていた時、CDどれでも30円(!)とある店があったので、入ってみました。アダルトDVDがメインの店でしたが、一般作コーナーの一角にCDが無造作に平積みされていました。値段は安いが積み方は高く、1m以上のもありました。いかにも「レンタルショップからそのまま持ってきました」という感じで、レンタルシールもそのままで程度はいいとは言えませんでしたが、未入手のレアそうな音源を数枚チョイス。このNonさんについては、年代的にターゲットからは外れていましたが、見たことがないのと、ある意味インパクトのあるアルバムタイトル、そしてそれを体現したジャケット写真に惹かれて買ってみました(何しろ30円ですから!)。

【このアルバムについて】
 発売:1998年11月21日(廃盤)、入手:2011年4月15日
 CD入手困難度:★★★★☆
 (新しめだけど出物は非常に少ないです)

すべてご本人の作曲で、詞も大半を手掛けています。作家としては本名の「大村のぞみ」を使っています。全アレンジを小西貴雄氏が担当。バックを、松下誠さん(ギター)、美久月千春さん(Bass)、松田真人さん(ピアノ)ら強力なメンバーがサポートしています。

01 星空~会いたい~
 作詞・作曲/大村のぞみ

02 Close to you
 作詞・作曲/大村のぞみ

03 最後のダンス
 作詞/大本友子、作曲/大村のぞみ

04 遠くのあなたへメリー・クリスマス
 作詞・作曲/大村のぞみ

05 Because of you
 作詞/大本友子、作曲/大村のぞみ

06 Please Mr.Giftman
 作詞・作曲/大村のぞみ

07 30minutes late
 作詞/大津あきら、作曲/大村のぞみ

08 Letter from yesterday
 作詞・作曲/大村のぞみ

09 教えられた微笑み
 作詞/大津あきら、作曲/大村のぞみ

10 Whispering morning
 作詞・作曲/大村のぞみ

11 Dear Friends (New classic Version)
 作詞/大津あきら、作曲/大村のぞみ

 * * * * * * *

02、03、06を除いて、総じて穏やかなテンポですが、いずれもアルバムタイトルどおり、スッと馴染む曲と歌声です。
必ずしもインパクトがあるわけではありませんが、カーペンターズ(おそらく影響を受けていると思われます)のような、爽やかで嫌味がなく、誰にでも親しみやすい楽曲と言えるでしょう。
初めて作詞作曲したという01に始まり、どれもいい曲ばかりです。05はAnita Bakerを参考にしたとのこと。06は本人が綴ったコメントにもあるようにPlease Mr.Postmanのイメージだそうで、カーペンターズ・ヴァージョンに近い軽やかな雰囲気です。
アップした03は、ヴォーカルからの出だしや、ラテンっぽいアレンジなどが、独特の雰囲気で、アルバムの中では異色といえます。詞の内容も含め、ちょっと切ない感じが、Mary Hopkin の「Those were the days」を思わせます。

大御所・大津あきらさんに認められて、シンガーへの道に進んだNonさんでしたが、彼女のデビュー前に大津さんは他界されてしまったそうで、それも踏まえ11などを聴くと、大変に迫ってくるものがあります。

さて、この記事を書く前まで、「Non CD 素直」といったワードでネット検索していて、情報と言えばAmazonCD Journalのレビューくらいしかなかったので、「まさに隠れた逸材!」と思い、早く記事にしたいと考えていました。が、記事を書き始めてから、初めて歌詞カードをまともに見て、本名「大村のぞみ」を知り、それで検索したところ、あっさりいくつかの記事と動画を発見しました。
Wikipediaもちゃんとあったので、詳しいことはそれらをご参照下さい(下記)。

ところで、今回のサブタイトルですが、キロロと川嶋あいさんに雰囲気が似ていて、デビュー時期が両者の間にありながら、ブレイクに至らなかったことを惜しんで、付けてみました。キロロについては、楽曲の雰囲気に加え、見た目も似ているように感じました(デュオを引き合いに見た目が似てるってのも変ですが^^;)。とはいえ、他のアーティストとの対比が必ずしも適切とは限らないので、おまけ程度のノリです。あまり気になさらぬよう。

とにかく、いくつかの動画の音源を聴いていただければ、そのよさがきっとわかっていただけると思います。
お店で見つけるようなことがあれば、超ラッキー!是非通しで聴いて欲しいと思います。

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

<<YouTube>>

Dear Friends
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=GPlwUIkbQAA

握手(作詞は中島みゆきさん)
http://www.youtube.com/watch?v=oOrQc6gDQFw&feature=related

青い森のメッセージ~青森県民の歌(これも名曲!)
http://www.youtube.com/watch?v=SNMkb-G7BKw&feature=related

<<その他情報>>

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Non

空と海の出逢う場所
http://blog.livedoor.jp/soraumi_meet/archives/51690771.html

まいるをーかーのぶろぐ
http://milewalker.blog85.fc2.com/blog-entry-37.html

ライブ・レポート
http://homepage1.nifty.com/QQQ/favorite/non.htm

インタビュー
http://www.bea-net.com/beavoice/issue251/non.html

テイチクのディスコグラフィー
http://www.teichiku.co.jp/pop_classic/artist/non/index.html#shortcut1

デビュー・ミニ・ライブ
http://www.ceres.dti.ne.jp/~warnerg/INFO/Non.html

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信州ツーリング・番外編 ~ 幻の珍景を求めて

先週、昨年に続き中部方面を廻ろうと出かけたロングツーリングは、天気の関係でミドルツーリングになってしまい、中途半端だったので、記事にするかどうかは微妙。

代わりと言ってはなんだけど、7月に信州を周った時の、番外編を。

数年前にやはり信州から東北を周った時、場所が判然としない写真を撮っており、それがどこだったのかずっと気になっていて、今回近くを通ったので確かめてみた。

数年前に撮った写真はこちら。

2rock

看板に「子宝明神 男石大明神」とある。

3つの石が見事に積み重なり、その形を形成している。かなり巨大。向かって右から生えている松もいい反り具合をしているが、あくまで本体は石だと思われる。
この手のご神体は全国各地にあり、専門のサイトもあるくらいだが、この物件に関してはネット検索しても出てこなかった。
自然の造形物ということで、対象にされていないのだろうか。確かに、人間の作ったそれに比べるとリアルさには欠け、看板がなければ、ただの岩に過ぎないかも知れない。けど、これだけ巨大なモノはそうそうないから、誰か取り上げていてもよさそうなものだが・・・

手掛かりとして、その朝、浅間山荘キャンプ場(あの浅間山荘事件の舞台になったところとは別物)を出て、浅間山の南西側裾野でコスモスの写真を撮った。これが8時半頃。
(我ながらなかなかいい写真!電柱のワイヤを除けば、自然のものに囲まれてるのがよい。
 まだ再塗装する前。今は左側は赤なので)

1cosmos

男石の写真は、その1時間ほど後に撮影されている。ルートとしては菅平を抜けて北上しているので、菅平の手前か周辺で撮影されたものだと思われる。
また、何かを見ようとして脇道に入り、そこでたまたま男石を見つけたことを記憶していた。しかし、見ようとした「何か」の写真が残っていない。よほど、期待を裏切られたのだろうか。

浅間山南側から菅平に抜けるルートは2つ。東ルートには、怪しい脇道が見当たらないから、おそらく西のルートを取ったのだろう、とアタリを付けて今回たどってみたところ、記憶に引っ掛かる脇道のある風景が出現!右折方向に「角間温泉」とか書いてある。間違いない!

ということで脇道を数百m行き、無事、発見!

今回はいろいろな角度から撮らせてもらった。

3rock

GPzと対比すると、その巨大さがわかると思う。
間近で見るとかなりの迫力!思わず頭を下げてしまいます。

4rock

真夏ということで毛、じゃない木がかなり茂っていた。
また、看板の文字はかなり薄くなっていた。

5rock

あらためて見ると上の石はあまり大きく(長く)なく、全体のバランスはいまいち

ちなみに、前回脇道にそれた主目的だった角間渓谷(温泉)はその先にあるのだが、今回は時間の関係で割愛させていただいた。脇道を入ってから3キロくらいあるみたいで、数年前に行った時も、意外と遠いのでパスしたか、地図に紅葉のマークがあったけど、紅葉してなくてがっかりしたのかも知れない。
渓谷を見るというより温泉地として訪れる方が多いようで、その意味で決してつまらない場所ではないであろうことを記しておく。

んで、今回あらためて検索したら1年ほど前に写真アップしてる人がいました-_-;
http://kosiabura55.blog130.fc2.com/blog-entry-33.html

前述のブログの方もリストに入れていました。
http://www.geocities.jp/konseisamaweb/seishin.html

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GPz065. 野澤 恵 「人生」- 思わずニヤリの超元気ポップス

Nozawa

 先週末、ロングツーリングに出かけましたが、予報が雨続きなので早めに帰ってきて、ちょっと消化不良気味です。
 さて、9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。野澤恵(のざわあや)さんの元気な歌声で暑さを吹き飛ばしましょう!

(動画をダブルクリックすると大きな画面で見られます)

【特徴】
 元気で突き抜けるようなボーカル、歌もかなり上手です。思わず笑ってしまう歌詞や勢いのある曲調も相まって元気になれること間違いなし!

【出会い】
 ネットオークションで、別のボーカリスト(森丘祥子さん)のCDを落札した際、同時に出品されていました。初めて聞く名前でしたが、YouTubeに若干の音源があり、なかなかよかったので、購入してみました。今思うと激レアかつ大当たりで、安価で入手できてラッキーでした。しかし、まだまだ知らない人がいるものですねぇ・・・

【このアルバムについて】
 発売:1990年11月28日(廃盤)、入手:2011年6月25日
 CD入手困難度:★★★★★
 (お店で見たことなし。オークションにもほとんど出ません)

曲のタイトルだけ見ても、雰囲気がお分かりいただけると思います。
アルバムタイトル「人生」のちょっと重たい感じはなく、あっけらかんとしています。

01 出て来い責任者!!
 作詞/枯堂夏子、作曲/松田 隣、編曲/根岸貴幸

02 麹町のロバ
 作詞/枯堂夏子、作曲/松田 隣、編曲/根岸貴幸

03 さわらぬ恋にたたりなし
 作詞/枯堂夏子、作曲/前田克樹、編曲/根岸貴幸

04 言葉だけぢゃ始まらない
 作詞/野澤 恵、作曲/TAJIO、編曲/根岸貴幸

05 てなもんだ人生
 作詞/枯堂夏子、作曲/松田 隣、編曲/根岸貴幸

06 デキマスできますッ!
 作詞/枯堂夏子、作曲/万里小路影丸、編曲/根岸貴幸

07 手紙を見たよ
 作詞/松宮恭子、作曲/万里小路影丸、編曲/根岸貴幸

08 いまんとこ一番君が好き!
 作詞/枯堂夏子、作曲/松田 隣、編曲/根岸貴幸

09 天国の神様の言うことにゃ
 作詞/枯堂夏子、作曲/万里小路影丸、編曲/根岸貴幸

10 彼氏がほしい
 作詞/野澤 恵、作曲/TAJIO、編曲/根岸貴幸

11 じんせい
 作詞/枯堂夏子、作曲/前田克樹、編曲/根岸貴幸

12 あしたも・・・
 作詞/野澤 恵、作曲/松田 隣、編曲/根岸貴幸

 * * * * * * *

毎度ごちゃごちゃ理屈はいらないとは思うのですが、若干のコメントを。
まず音源をアップした01「出て来い責任者!!」。
ってどんなタイトルですねん!まぁお聴きのとおり、内容はコミカルですが、その抜群の歌唱力がおわかりいただけるでしょう。
多少のテンポの違いはあれど、01の勢いそのままに06まで突っ走ります。随所にシンセを効果的に使った80年代風の曲が多い印象です。05はアニメ「からくり剣豪伝ムサシロード」のエンディングだそうで、動画もありました(タイトルからリンクしてます)。
このまま行くかと思いきや、07でしっとりバラード、09でちょっとレトロでジャジー(?)な曲も織り交ぜつつ、11のストリングスも心地よい壮大なバラード、12の落ち着いた純情少女系青春ソングで締め、となかなか憎い構成になっています。
元気なナンバーは思わず笑ってしまう歌詞が多いですが、スローナンバーはわりと真面目な内容です。
彼女の持ち味であろう元気印のポップスもいいけど、爽やかな声で歌い上げるスローなナンバーも素晴らしいものがあります。
入手が極めて困難ではありますが、もし見かけたら是非ともアルバム通しで聴いていただきたいです!

全曲のアレンジを手掛けている根岸貴幸氏は、永井真理子さん、森口博子さんのプロデュースも手掛けていたそうで、言われてみると、元気なイメージが重なる感じがします。

野澤恵さんは、このアルバムの前に1stミニアルバムを出しており、そちらはレアなことに加え、アニメ「緑山高校」のテーマソングも収録されているせいか、プレミアが付いています(私も未入手です)。
「緑山高校」は漫画雑誌で見て、その超ヘタウマな絵に「なんじゃこりゃ?」と思い、読みもしなかったのですが、周辺情報からすると最高に笑える野球漫画みたいですね。個人的に、野球ギャグ漫画(あんまりないと思うけど)の最高傑作は江口寿史先生の「すすめ!パイレーツ」だと思っているのですが・・・
この2ndアルバムの後は、野澤あや、aya 名義で主にアニメのテーマソングを歌っていたようですが、オリジナルアルバムは確認できていません。

本アルバムタイトルの「人生」が歌詞に出てくる曲が意外なことに(?)半数以上あり、ちゃんと聴くと深い内容なのかも知れません(まだ聴き始めて日が浅いもので・・・)。
歌詞カードでは「人生」の歌詞だけ色違いにしてあったり、裏表紙のクレジットには「裏方人生」と書いてフリ仮名で「すたっふ」と読ませていたり、タイトルに引っかけた遊びが見られます。ついでに、02でなんで「麹町」なのかというと、制作スタッフに日本テレビの関係者がいたためのようです。

野澤恵さんのいたハミングバードというレーベル、個人的にあまり馴染みがないし、現存しないようですが、以前取り上げた人では、米村裕美さんがデビュー時に所属していたところです。他に、中村あゆみさんがいたし、須藤薫さんも一時所属していました。なかなか個性的なアーティストがいたようですね。
個性的といえば、ハミングバードのイメージキャラの鳥の怪人もかなり個性的です(笑)。

Nozawahb

<その他の音源>

泣きながら食べるとおいしくない
http://www.youtube.com/watch?v=Dyz62JAyOW0&feature=related

JUST FRIENDS ~いつまでも~(NHKみんなのうた)
http://www.youtube.com/watch?v=XCMh6BChadQ

宇宙海賊ミトの大冒険
http://www.youtube.com/watch?v=BDuBeuFzI70

宇宙海賊ミトの大冒険 2人の女王様
http://www.youtube.com/watch?v=xXv5eeLngaA&feature=related


<音源以外の若干の情報>

http://www.pandaking.ne.jp/pt/es/e122.html

http://www.din.or.jp/~pchan/burn/aya.html

http://d.hatena.ne.jp/risako009/20110821/1313919229

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