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GPz051. KAYOKO 「ワンダフル・ハート」

Kayoko

 クリスマスの曲なので先に音源だけアップしてましたが、記事追加しました。
 聴き始めた当初、前回紹介した清水綾子さんとかなり近い雰囲気を感じていました(少なくとも同じ時期に入手した音源の中では)。

【特徴】
 ジャケットの印象を裏切らないピュアで心地よいサウンドとボーカルです。

【出会い】
 某中古点で発見。聞いたことない方だし少々高値でしたが、レア感とジャケットにつられて即購入しました。

【このアルバムについて】
 発売:1993年1月21日(廃盤)、入手:2009年11月29日
 CD入手困難度:★★★★★
 (店で見たのは多分購入時だけです)

ほとんどの作曲をご自身が手掛けています。
プロデュースはHAPPOこと鈴木康寛氏。

01 Brand-New Feeling
 作詞/KAYOKO、作曲/HAPPO、編曲/Sato Takeshi

02 I Feel For You
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

03 Blessing Rain
 作詞/KAYOKO、作曲・編曲/HAPPO

04 Sentimental Love
 作詞/KAYOKO、作曲/HAPPO、編曲/Sato Takeshi

05 Wonderful Heart
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

06 明日のため
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

07 My Best Friend
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

08 最後のChristmas Card
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

09 遠い記憶
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/HAPPO

10 Navigation
 作詞・作曲/KAYOKO、編曲/KAYOKO,HAPPO,Sato Takeshi

バラード(03,06,09,10)からポップな曲(02,04,07)までほどよいバランスなのですが、柔らかいボーカルも手伝って、全体的に穏やかな印象です。
一部、メッセージ性や実験的な要素が感じられる曲も若干あり、この辺は好みが分かれるかも知れませんが、いずれもクセがなく耳馴染みはいいです。
個人的にはミディアムスローの、01、05、08が特に気に入っています。

このKAYOKOさんのアルバムについては今まで適当に調べていたせいか、個人による紹介記事が全く見られませんでしたが、今回ちゃんと検索したら、残念ながら(?)1つだけ見つけました(なかなか第一人者にはなれませんね。ネット恐るべし)。
私はこれがKAYOKOさんとしては唯一のアルバム・・・とずっと思っていましたが、その記事には、80年代末にSinittaの「TOY BOY」のカヴァーでスマッシュヒットを放ったKAYOCO(「コ」の綴りは"K"じゃなくて"C")さんと同一人物であると記されていました。
とはいえあまりのイメチェンぶりに上記記事のみでは信じ難く、WikipediaにもKAYOCO時代の記述しかなかったため、文献を当たろうと思っていたところ、アップした動画に説得力のあるコメントをいただき、ようやくその変容ぶりを受け止めることができました。
なお、念のため図書館でも調べましたが、今回確認できたのは古い文献だけで、KAYOCO時代の記述のみでした。
それによると、
本名:遠藤加代子
有線大賞(1988年、新人賞)
ハウンド・ドッグのプロデュースでデビュー

KAYOCOからKAYOKOに改名したのは、レーベルも変わり大幅にイメージを変えてきたからなのでしょうか。しかし、この変わりっぷりは演歌に転じた長山洋子もかなわないのでは?
ちなみに、1995年春発売のGirl Pop誌の付録の名鑑には載っていません。同時期の同じ日本クラウンの北畠美枝さんは出てるんですが。

有線大賞についてはちゃんと公式ページがあり、同じ年の新人賞には前回紹介した清水綾子さんの名前もありました。
当時はまるで違うジャンルだったのが、こうして同じ雰囲気のボーカリストとして紹介することになるとは・・・
「KAYOCOさん」時代の音源はYouTubeのTOY BOYしか聴いていませんが、いずれちゃんと聴いてみたいと思います。
HOUND DOGは嫌いじゃないので、意外と悪くないかも、です^^

なお、再度調べたらHAPPO氏の主催するOPUSの公式ページを発見、ここにちゃんとKAYOCO時代とKAYOKO時代をつなぐ情報がありました。
それによると、1997年現在、新しいALBUM準備中となっていますが、これは実現しないまま、このページもトップページからのリンクが外され宙に浮いたままとなっています(というかサイト全体も5年来放置されている)。
動画にコメント下さったFXNHE504さんによる体調を崩されたとの情報もありますが、この3rdの路線でもう少し活躍してほしかったと思います。作曲センスもなかなかのものですし(楽曲提供はその後も続けてるかも知れませんが)

「KAYOCO」で調べなおすと、若干の個人ページがあり、ハードロックの隠れ名盤としての紹介がある一方、一発屋扱い手厳しい感想も。

それにしても、この手の源氏名アーティストは大きなヒットがないと、とかく埋没してしまいがちですね。
「カヨコ」と称するアーティストは他にも複数いらっしゃいまして、いちいち違うことを確認するのが大変でした。
最初、「KAYOCO」表記は別物として外していたのが同一人物とわかりチェックし直したわけですが、これまた別の「KAYOCO」が複数存在。
なんで同じ名前にするかなぁ-"-

さて、最初別の曲をアップするつもりでしたが、クリスマスシーズンだったこともあり、08「最後のChristmas Card」にしました。
Cuby-Boxさんにシングルの画像をいただいたので、ここに上げさせていただきます。
汚れなき才女といった感じ-たとえるならN○Kの女子アナみたい-でとてもいいですね。)
Kayocosg

(裏もさりげなく歌詞に合わせた花束でステキ)
Kayokorose

このところ、テレビのジャリタレに食傷気味なためか、子供の声が入っている時点で減点対象なのですが、それを差し引いても十分名曲といえるでしょう。
KAYOKO名義にしてからの第一弾(=ラスト?)シングルにもなっています。
ここから先は大した内容ではありませんが、曲の解釈に関わる内容なので、ご自分なりの解釈を大事にされる方はパスして、とりあえず何も考えずにゆるりと曲を聴いてみて下さい。

 ▽曲を十分に聴いてからお読み下さい▽

08「最後のChristmas Card」は、心地よさにずっと聴いていたくなりますが、あっさりし過ぎなくらい、無駄に長くしなかったところがまたいいのかも知れません。
普通に聴いてると、幸せそうな曲調とは裏腹に、別れを決意した切ない歌に思えます。
けど、最後のワンフレーズで「アレッ?」って感じもあります。もしかして、当たって砕ける覚悟の中にかすかな希望を込めた歌?
そうした含みを微妙に残した奥の深い歌なのかなぁ、と思ったりしました。

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コメント

こちらのブログを知ってからというもの、ガール・ポップにのめり込みつつあります。ご紹介のアルバム、我が家の物置に「眠って」おりましたので、「起こして」あげました。

アルバムを一聴して、まず最初に印象に残るのは、ご紹介頂いている「最後のChristmas Card」ですね。伸びのある声が素晴らしい!!

改めて聴き直してみると、キャッチーなナンバーを、伸びのあるキレイな声で、なんて素敵なアルバムなんだろう! って感想を持ちました。私、個人的には「Blessing Rain」にグッときました。「明日のために」の歌詞は意味深ですね。全ての曲の歌詞が自作なんてスゴいです。多くの人に聴いて欲しいアルバムですね。

投稿: HK | 2013年6月15日 (土) 11時35分

HKさん、いつもコメントありがとうございます!
このアルバムを聴き直して、再評価していただけるとはありがたいです。
曲はそれぞれにいいですね。「明日のために」に込められたメッセージにはかつてのフォークのテイストもありますね。低めのボーカルのこの曲では"KAYOCO"と同一人物であることがよくわかる気がします。
KAYOCO時代の1st,2ndより出物は少ないようで、本当に隠れた名盤だと思います。

投稿: GPz117 | 2013年6月15日 (土) 23時39分

1988-89年のKayoco時代、リアルタイムで聞いてました。初めて見たのはザ・ベストテンのスポットライトにToy Boyで出た時。その後、Hound Dogプロデュースで1stアルバムを出し(バックの音は確かにHound Dogっぽい曲多し)、2ndアルバムをロンドンレコーディングで出したとこまでは追ってましたが、その後、見失いました(笑)。
90年代以降の再デビュー(というのか?)のこととかは、つい最近ネット(そちらのサイト等も含めて)を見て断片的に知りえた感じです。
歌が上手いとか声量が凄いとか可愛いとか美人とか、そういうことではないんですが、個人的に非常に印象に残るアーティストです。
(一番好きかと聞かれるとそうとも言い難いんですが・・・)
80年代の1stと2ndの曲は今でも口ずさみます。

投稿: たくろう | 2017年4月28日 (金) 15時26分

たくろうさん、コメントありがとうございます!

1stと2ndの時、聴いておられたのですね。この3rdはちょっとびっくりされたのではないでしょうか。
もうご覧になってるかもしれませんが、その後の下記の記事からたどっていただくと、5年ほど前に奇跡のちょい復活をされてるんですが、その後特に活動されてる様子は残念ながらないです。
http://gpz-days.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-b913.html

投稿: GPz117 | 2017年4月29日 (土) 21時29分

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