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GPz042. 宮部ひかり 「Fake Schon」

Miyabe41

 実に4週間ぶりのボーカリスト紹介は、夏に似合うとびきりポップなこちら。

【特徴】
 名前や3rdアルバムまでのジャケットからはアイドルっぽい印象を受けますが、かなり本格派。しっかりした低音からよく伸びる高音まで変幻自在の見事な歌唱力、それにちょっとコミカルな詞が多いところは、今まで紹介した中では、神埼まきさんに近い印象。
 ですが、似ているようで似ていません。曲調としては、一部の超ポップな曲がGo-Bangsって女の子バンドのスキーのCM曲に近い印象かも(このバンドってこの曲しか知らないんだけど)。あと思い浮かんだのは、ピチカート5とか。
 1991年6月のデビューシングル「がんばっちゃウーマン」に始まり、「我慢限界」、「チュッ!チュッ!」、「リッパ!!」、「飛び出せ地元ty」・・・(以下、下記アルバム紹介参照)と、シングルは人を食ったようなタイトルばかり。
 それほどふざけた曲ばかりではないのですが、なんとなく方向性がわかるかと思います。元気になりたい時にはうってつけでしょう。
 ああだこうだ言っても始まらないので、音源アップしました。

【出会い】
 この方も、FMのインテグラル・ステーションで聞いたのが最初。時期的に、「リッパ!!」か「飛び出せ地元ty」だったと思うのですが、当時はいかにも流行りのガールポップ路線という感じがして、特に強い印象は持ちませんでした(とはいえ、今思うとデビューはわりと早く、ガールポップムーブメントが最高潮になる前という感じでしょうか)。
 中古店を漁りだしてからも、あまり見たことはなかったのですが、新規開拓のネタが切れかけてきた頃、とある店で3枚揃っているのを発見。試しに3rd「ミックス・アップ」を購入して聴いたところ、ポップで歌も上手く、かなり気に入ったのでした。
 すぐに、オークションをチェックしたら新品で出ていたのがこちらの4th。一緒に出ていた2nd「ときどき私がわからない」と合わせて入手しました。入手した3枚ともポップセンスに溢れていますが、個人的には3rdと4thがお気に入りです。

【このアルバムについて】
 発売:1994年5月21日(廃盤)、入手:2010年1月22日
 CD入手困難度:★★★★☆
 (真剣に探し始めたのは最近ですが、ほとんど見た記憶がないです)

 「フェイク・シャン=見せかけの美人」と題した4枚目・最後のアルバム。くしゃみの音とひっかけてる?とか深読みしてしまいますが、そうではないようです。
 共作も含め全曲ご本人が手がける詞(2nd、3rdも同様)が、ポップな曲調や歌声と相まって独特な世界を創り出していますが、歌詞カードを見ないとわからない部分も多数(笑)。そのくらい感覚的というかノリで作詞している感じで、サザンや佐野元春にも通じるか(?)。
 All Backing Voices:宮部ひかり となっており、コーラスもこなしているようです。
 06と07だけ、Keybord:新川 博、前野知常、Guitar:神長弘一とクレジットされており、逆に言うと他はいわゆる打ち込みってことなんでしょうね(個人的にはあまり気にしてないんですが。極端なものを除けば)。
 
01 Shampoo
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/新川 博、編曲/新川 博
 シャカシャカしたサウンドの、いかにもなポップソング。クールで澄んだボーカルが爽やかな曲調にはまってます。

02 LYNDA
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/和泉常寛、編曲/新川 博
 7枚目のシングル。リンダといえば竹内まりやさんの曲があまりにも有名ですが、だいぶ趣を異にする元気な曲。「ガチゴチ カカシ Walk」とかって歌詞カード見ないとわかりましぇん。

03 おちゃめなメロン
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/和泉常寛、編曲/新川 博
 これもポップな曲調で、わりと女の子っぽい歌詞と言葉遊び?がちょい気恥ずかしいですね。

04 My Girl
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/立花 瞳、編曲/新川 博
 比較的穏やかで透明感のあるサウンドと歌唱ですが、十分ポップです。

05 スモックの甘い恋
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/立花 瞳、編曲/新川 博
 歌詞はちょっぴり切ないですが、元気なキラキラした曲調。サビの高音が透き通る感じで心地いいです。

06 決意の看板娘(カバーガール)
 作詞作曲/宮部ひかり・高山 緑・和泉常寛、編曲/須貝幸生・神長弘一
 6枚目のシングル。聴いていただければわかるとおり、元気ハツラツなサウンド。これぞ宮部ひかりという感じです。

07 MY OLD SPY
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/和泉常寛、編曲/須貝幸生・神長弘一
 歌詞、曲調ともスパイものっぽい独特の雰囲気で、06と並んでお気に入りです。

08 "HEAVEN"
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/和泉常寛、編曲/新川 博
 詞もアレンジもテーマは中国。悠久の歴史を感じさせるゆったりした心地よいテンポ。

09 FAKE
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/和泉常寛、編曲/新川 博
 ちょっぴり虚ろとも思える曲調と音程低めのボーカルが、少し斜に構えた詞によく合っています。

10 美しい充実
 作詞/宮部ひかり・高山 緑、作曲/新川 博、編曲/新川 博
 エンヤの曲というか讃美歌というか、ファルセットを多用した静かな曲で、他とかなり雰囲気違います。最後にこれがくるのは、盛り上がりに欠けるというか、ちょっと違和感が・・・。

 * * * * * * *

06で「いつか来るのよ 私の時代」と歌っていましたが、残念ながら目立ったヒットには恵まれず、メジャーシーンではこのアルバムが最後となっています。
ホントにちょっとのきっかけだけだと思うんですがね(先ほど引き合いに出した2グループなんかよりよっぽど・・・)。それこそスポーツ用品店とのタイアップとかあればよかったんでしょうけど・・・歌詞もぴったりだし。
ところで、10曲中8曲のアレンジを担当している新川博さんは、あのEriさんの「Skip!」のアレンジを手掛けた方ではありませんか!どうりでポップなわけです。
その新川博さんと和泉常寛さんは、1986オメガトライブでもアレンジと作曲を手がけており、そうした関係からか宮部ひかりさんもその後オメガトライブに係ったりしていたようです(こちらに写真も)。
またこちらのゲストブックの中ほどにある宮部ひかりさんが寄せたコメント、性格出てて微笑ましいです。
一番新しいところでは、本アルバムをプロデュースされた和泉常寛さんと「Ruby Tuesday」というユニットを組んで、DJMAXというゲームの音楽を手がけたようです。2007年というから、かなり最近ですね。まだまだ本格的な復活の可能性ありです^^
あと、実兄の宮部智彦さんも音楽関係の仕事をされていたみたいですね。

宮部ひかりさんについては、ネット上でも以上のような若干の情報のみという認識で、メインで取り上げた記事はない、と思っていたのですが、ちょっと前に「飛び出せ地元ty」を紹介している方がおりました。
http://ameblo.jp/smashhits/entry-10538773891.html

また、この曲はYoutubeにもしっかりありました。彼女の曲の中では一番有名かも知れませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmJ2jHqWEr8

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