« GPz026. 岡部東子 「アムネジア」 | トップページ | 今年発掘したボーカリストたち »

GPz027. 相馬裕子 「空と海の出逢う場所」

Souma

 早いもので、もう12月半ばですね。次回から今年を振り返ってみたいと思っているのですが、その前に一本。
 ブログを始めた当初紹介しようと考えていたボーカリストのうち、まだ紹介しきれていない方の中で、迷った末、わりとメジャーな相馬裕子さんを簡単に・・・
のつもりが、今も現役バリバリという事実が判明し、思わず力が入ってしまいました。

【特徴】
 さわやかで甘い声、歌唱力も素晴らしいものがあります。発音もはっきりしていて聞き取りやすいです。ガールポップ・ムーブメントで、あまた登場した中では、そこそこ安定した支持を集めていた印象がありますが、誰もが知っているようなヒットはなかったようです。アイドル並みのルックスが災いして、女性からは敬遠されたのかもしれませんね。

【出会い】
 当時、FMのインテグラル・ステーションで聴いたのが最初ですが、典型的なガールポップという感じで、特に強い印象は持ちませんでした。写真を見ていたら買っていたかも(笑)。
 女性ボーカルを本格的に聴き始めた当初、参考にしていたLady's J-Popさんでの評価も高かったので、中古を立て続けに購入しました。ただ、声も歌唱力も確かにいいけど、楽曲的にややインパクトに欠け、個人的によりお気に入りの中里あき子さんにわずかに及ばなかったがゆえに、それほど聴くことがなかったというのが、実際のところです。

【このアルバムについて】
 発売:1992年6月21日(廃盤)、入手:2005年12月3日
 CD入手困難度:★★☆☆☆
 (見つけるのは難しくないと思います)
 
 サウンドプロデュースは亀田誠治氏で、楽曲はバリエーションに富んでいます。私が持っている初期の3作品の中では、キャッチーな曲が多い方ではないでしょうか。
 ほぼ全曲に出てくるバックグラウンドコーラスも相馬裕子さんがやっているようで、爽やかさ一杯です。01はネット動画でも楽しめます。

01 空と海の出逢う場所
 作詞/安藤富貴、作曲/米村裕美、編曲/亀田誠治
 キャッチーなメロディーと伸びやかな歌唱が素晴らしく、彼女の曲の中では、お気に入り度、暫定一位ですね。
 作曲は米村裕美さんで、ご本人のアルバムも持っていますが、04のような落ち着いたほんわかした印象があったので、この曲のクレジットを見たときは意外でした(記事を書くまで知らなかった、というか関心がなかった・汗)。テンポと編曲のマジックなのでしょうね。

02 リフレイン
 作詞/相馬裕子・岩切修子、作曲/楠瀬誠志郎、編曲/亀田誠治
 スケール感のあるバラードで、曲もいいし、サビの高音のボーカルにはホレボレします。

03 昼休み
 作詞/岡部真理子、作曲/古賀森男、編曲/亀田誠治
 アコースティックギターを主体に、木琴やホイッスルなどを再現した演奏が加わり、楽しげなサウンド。甘さを前面に出したボーカルもマッチしています。

04 夕なぎ
 作詞/岩切修子、作曲/米村裕美、編曲/亀田誠治
 夏の終わり(=恋の終わり)を歌った静かなバラード。
 
05 青空をみつけた
 作詞/岡部真理子、作曲/古賀森男、編曲/亀田誠治
 01と同系統のポップで軽快な曲。メインの伸びやかなメインボーカルに加え、爽やかなバックコーラスもいいですね。

06 遠い街角
 作詞/尾島 圭、作曲/古川昌義、編曲/亀田誠治
 ボッサ調の淡々とした曲ですが、澄んだボーカルに癒されます。

07 さよならの風景
 作詞/吉村みやこ・桐ヶ谷仁、作曲/古賀森男、編曲/亀田誠治
 ピアノやパーカションなどを使ったちょっと妖しげな出だしが印象的。全体にポップですが、途中盛り上がった後、一転して静かな伴奏になるなど、別れの寂しさを見事に織り込んでいます。

08 Boy Friend
 作詞/岡部真理子、作曲/古川昌義、編曲/亀田誠治
 ピアノとアコギ主体の、しっとりと落ち着いた曲。バイオリンが哀愁を感じさせます。

09 星が見えない夜
 作詞/岩切修子、作曲/楠瀬誠志郎、編曲/亀田誠治
 ややボサノバ風で、アコギやフルートなど、様々な楽器が控えめに使われています。澄んだボーカルがここでも冴えわたります。

10 空
 作詞・作曲/KIERAN GOSS、日本語詞/相馬裕子、編曲/亀田誠治
 アコギ、アコーディオン、バイオリンだけの編成の落ち着いた心安らぐ曲です。

 * * * * *

 ソニーからフルアルバム4枚とベストを出しており、その後活動の場をインディーズに移し、アルバム製作にツアーなど、現在も精力的に活動しています。ラジオ番組「相馬裕子のCheers!」は13年も続いているのですから大したものです(ネット配信しています!)。
 実のところ、ここまで地に足の着いた活動を続けていたとは、存じませんで・・・。今後もっと注目していきたいと思いました。

●関連サイト

公式HP
http://www.hirokosohma.com/

相馬裕子のCheers!
http://portal.podcastjuice.jp/dirretrieval/feed_detail.cgi?blog_id=4115

Youtube 空と海の出会う場所
http://www.youtube.com/watch?v=XMeIhDxWm9k

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E8%A3%95%E5%AD%90

|

« GPz026. 岡部東子 「アムネジア」 | トップページ | 今年発掘したボーカリストたち »

音楽・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

相馬裕子さんも、こちらのブログを知ってから再聴して「なんて素敵なシンガーなんだろう!」って、今頃になって気付いたアーティストのお一人です。
我が家には残念ながらご紹介頂いているアルバムは無く、『永遠を探しに』がありました。GPz117さんでしたらこのアルバムも必ずやお持ちだろうと存じますので、コメントさせて頂く次第です。
まず『永遠を探しに』を一聴してハマッた曲が「未来を描く鳥」でした。もしこの曲がアルバムの一曲目だったら、このCDを購入した当時にもっとよく、このアルバムを聴き込んでいたように思います。ポップなナンバーも素敵ですが、相馬さんの声はアコースティック・ギターに良く合うなぁ、というのが一番の感想です。「あしたも会える」は本当に秀逸なナンバーだと思いました。
ご紹介頂いているアルバム、もし中古店で見つけたら、そして私の少ない小遣いが残っていたら、絶対GETします!

投稿: HK | 2013年6月22日 (土) 11時01分

HKさん、コメントありがとうございます!
「未来を描く鳥」、爽やかでいいですね!相馬裕子さんは全体的に控えめな印象ですが、「泣きたいわけじゃないけど」とかの甘く切ないボーカルもぐっときますね。

投稿: GPz117 | 2013年6月22日 (土) 23時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530995/47016751

この記事へのトラックバック一覧です: GPz027. 相馬裕子 「空と海の出逢う場所」:

« GPz026. 岡部東子 「アムネジア」 | トップページ | 今年発掘したボーカリストたち »