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2009年11月

GPz025. 平井菜水 「夢のシルエット」

Hirai_2 

 数日前に下書きしてたのですが、あまりにコメントが薄っぺらなので聴き直して補足を試みてました。
 けど、あんまり変わり映えしてません(汗)

【特徴】
 文句のつけようがないと言えるほど、素晴らしい声と確かな歌唱力。しかし、目だったヒットはなかったようです。
 楽曲的には、目新しさはないものの、普遍的で上質なサウンドといえますが、ジャケットのお嬢様的な雰囲気そのままに、穏やか過ぎてインパクトに欠ける印象は否めず、かなり損してる感じです。バブルの余韻が残る時代背景も災いしたのでしょうか・・・

【出会い】
 当時やっていた「知ってるつもり」という番組をよく見ていて、エンディングに使われていた曲とともに名前は覚えていました。女性ボーカルを漁り始めた頃ネット検索したら、プッシュしているコメントがいくつかあったので、あらためて探して聴いてみました。

【このアルバムについて】
 発売:1991年10月21日(廃盤)、入手:2006年5月18日
 CD入手困難度:★★★☆☆
 (多くはないが彼女のアルバムの中ではよく見かける)
 
 全曲、来生たかおさんの作曲。穏やかめのガールポップなのですが、あらためて聴き返すと歌謡曲の延長上にあることが感じ取れます。ある意味安心して聴いていられるサウンドといえるのではないでしょうか。どの曲もいいのですが、危険な香りが皆無なこともあり、どこか優等生的にまとまっている印象もあります。
 リンクした01以外にも多数視聴可能のようです。

01  めざめ
 作詩/西田佐知子、作曲/来生たかお、編曲/武部聡志
 ドラマティックな演奏と淀みない高音の歌い出しが印象的。透き通ったボーカルが気持ちいいです。

02 あたたかい雨
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/瀬尾一三
 穏やかな雰囲気が心地よいバラード。間奏のハーモニカの音色いい感じです。

03 まだ夢だけの
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/船山基紀
 ミディアムテンポで、意外に強い調子のドラムスがバランスよく効いています。

04 けんかの後で
 作詩/西田佐知子、作曲/来生たかお、編曲/鷺巣詩郎
 アップテンポであっけらかんとしていて、タイトルにある「けんか」のことはすっかり吹っ切れた感じです。

05 ゆれる午後
 作詩/西田佐知子、作曲/来生たかお、編曲/武部聡志
 ちょっぴりボサノバ調の穏やかな曲。

06 満ちてくる時のむこうに
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/船山基紀
 キャッチーなメロディーで演奏に厚みもあり、ガールポップ的楽曲といえます。他の曲にもいえるのですが、サビが短くあっさりしています。

07 春まだ浅く
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/鷺巣詩郎
 ピアノのみをバックにした始まりはやや陰にこもった感じ。次第に楽器が増えていきますが、わりと控えめで、澄んだ声の美しさを際立たせています。

08 海に語りかけて
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/瀬尾一三
 ドライブの情景が目に浮かぶようなアップテンポな曲。サビの「寄せる波音セレナーデ」の部分は西条秀樹の「走れ正直者」の「♪リンリンランラン ソーセージ」のくだりに似ていると感じるのは私だけ?(脱線ついでに、意味不明だった「ソーセージ」の意味を左記リンクのコメントで初めて知り衝撃を受けました!)

09 はかなさのしくみ
 作詩/来生えつこ、作曲/来生たかお、編曲/杉山卓夫
 サビへの入り方はなかなか意表を突いた感じで、インパクトがあるかも。

10 輝きたいから
 作詩/西田佐知子、作曲/来生たかお、編曲/船山基紀
 ストリングス、ピアノなどの競演がなかなかゴージャスな、このアルバムの集大成的な楽曲。01と同じく「知ってるつもり」のエンディング。

 * * * * *

いずれの曲も上質なコーラスが雰囲気を盛り上げています。
参加アーティストについては、こちらのサイトに詳しいです。

個人的には、歌の上手な児島未散というのがぴったりきます(最後期の児島さんもすごく上手くなってますが)。
ジプシーのクリーンヒットを残してvapを去った児島未散さんと入れ替わるように、同じvapからデビューしたのは、単なる偶然だと思いますが。
余談ですが、来生たかおさんの代表曲といえば「夢の途中」。児島未散さんへ提供した曲が「夢の手前で」。んで、このアルバムは「夢のシルエット」。って作詞してるわけじゃないから関係ないか。

インパクトに欠ける反面、耳障りな感じは全くなく、クリアなボーカルの癒し効果も高いので、リラックスしたい時に聴くにはオススメと思います。
ミニアルバムも含め4枚ほどリリースしているようですが、他のアルバムの入手には難航しています。

Hirair

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秋の北関東ツーリング

写真を整理していたら、そこそこ面白いのがあったので、久々にツーリングについて。

もう一月以上前ですが、北茨城や羽鳥湖周辺へ走りに行った時のものです。

20091017cbx
常磐道の守谷SAにて。6気筒のCBX。それだけでも珍しいのですが、タンクバッグに「!?」

20091017cbx2
ご夫婦+タンクバッグとショルダーバッグに犬2匹。こんなん初めて見ました。けど、ワンちゃんちょっと気の毒・・・

20091017countach
カウンタックはやっぱりスーパーカーのホームラン王です!

20091017countach2
25thアニバーサリーモデルということで、空力付加物が多く洗練されてはいますが、初期型のシンプルかつ強烈な印象は薄まった感じ

20091017satomirunch_2 
関東最大級の牧場という里美牧場で

20091017redreef_2 
牧場そばの真っ赤な紅葉

20091017fall_2 
江竜田の滝

20091018mt
紅葉の写真は難しいですね。生で見た素晴らしさが全然伝わりません

20091018gsf
同行のGSF氏はワインディング以外にあまり興味を示さないので(汗)、観光らしいことはほとんどなかったですが、そこここにある紅葉が目を楽しませてくれました。

ところで、ふと英語で「紅葉」は何ていうのか気になって調べてみました。
autumn leaves, maple leavesとかいうみたいですね。
http://ameblo.jp/e-news/entry-10018414456.html

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GPz024. 鈴木祥子 「RadioGenic」

Suzukiradio

前回、sarahさんの曲の作詞で名前のあった鈴木祥子さん、この方ももっと早い段階で紹介したかったのですが、諸々の事情(?)で先送りになっていました。
考えてみると、現役バリバリで今現在ショップに行って新譜が入手可能、というアーティストは拙ブログでは珍しいです。
そういう(十分メジャーという)意味ではあえて取り上げることもないのですが、女性ボーカルに凝り始めた最初期から聴いていたし、繊細で上質なサウンドは文句なくお勧めといえます。

【特徴】
線は細いながらクリアなボーカルはクセがなく、それでいて一本芯が通ってる感じ。歌唱自体も非常に安定感があります。そよ風のようなサウンドと相まって心が洗わるようです。
あえていうと、ハズレがない代わりに地味な印象であることも確かです。

【出会い】
初めて聞いた鈴木祥子さんの曲は「ラジオのように」でした。発表された当時だと思います。曲のとおりFMラジオから流れてきたのでした。
一発で気に入り、タイトルとともに記憶に刻まれたものの、それ以上追求することなく10年余りが過ぎた後、初期のベストを図書館で借りて、あらためてすごく気に入ったのでした。
件の「ラジオのように」が収録された、こちら6thアルバムはそのすぐ後に入手したものです。

【このアルバムについて】
 発売:1993年11月1日(廃盤)、購入:2006年5月31日
 CD入手困難度:★★☆☆☆(そこそこ見かけます)

スペシャルゲストの手になる07以外、すべてご自身の作曲になります。
エキナセアさんのブログFEEMEなど、レビューや情報は多いですし、下手に書くとボロが出るので簡単に(手抜きです!?)。

01 ラジオのように
 作詞/川村真澄、作曲/鈴木祥子、編曲/菅原弘明
 低音でメロウなA、Bメロに対し、サビで高音に跳ね上がるドラマティックな展開。最初聴いたときの印象そのままに今も新鮮です。

02 幸福の樹
 作詞/川村真澄、作曲/鈴木祥子、編曲/門倉敏
 珍しく?ポップでキャッチーな曲。サビの微妙に消え入りそうな高音が何とも言えずいいです。

03 チャイム
 作詞/岡部真理子、作曲/鈴木祥子、編曲/門倉敏
 心地いいミディアムテンポ。チャイムっぽい楽器はごく控えめに使われていますが、サックスがいいです。

04 ときめきは涙に負けない
 作詞/川村真澄、作曲/鈴木祥子、編曲/門倉敏
 スローバラードながら、透き通った情感たっぷりのボーカルがとても聴かせます。 

05 空の休暇
 作詞/川村真澄、作曲/鈴木祥子、編曲/菅原弘明
 ハーモニカが、旅先の開放的な空や風を感じさせます。詞、メロディーもほんわかしてていい感じ。

06 Goodbye, my friend
 作詞/梶浦由記、作曲/鈴木祥子
 楽器はアコギのみで弾き語りのような雰囲気。ダブルボーカルで声の魅力を再認識できる一曲。

07 Original Aim
 作詞・作曲/Corey Hart、編曲/門倉敏
 全詞英語によるデュエット。あちらの人が歌ってると言われてもわからないほど、発音もいいしサウンドも洗練されてます。と思ったらお相手はコリー・ハートでした。個人的には洋楽をよく聴いていた80年代にタイムスリップして感慨に浸ってしまう曲。

08 両手いっぱい
 作詞/岡部真理子・鈴木祥子、作曲/鈴木祥子、編曲/鈴木祥子・菅原弘明
 穏やかで透明感あふれる出だしから、ポップで元気をもらえるサビにつながる展開が絶妙です。

09 my love, my love
 作詞/岡部真理子、作曲/鈴木祥子、編曲/菅原弘明
 これも穏やかながら、高音のボーカルとコーラスが素晴らしいです。 

10 優しい雨
 作詞/小泉今日子、作曲/鈴木祥子
 小泉今日子さんに提供した曲のセルフ・カヴァー(詞はキョンキョンだったんですね@_@)。この曲で彼女のことを知った人も多いのでは?キョン2ヴァージョンから一転、アコギのみでしっとり聴かせます。

 * * * * *

実は、鈴木祥子さんのアルバムで持っているのはこの1枚のみです。その少し前に出たベスト盤を聴いているものの、それ以降の曲についてはほとんど聞いていません。
しかも詞の内容を吟味するまで至っていません(元々声やメロディー重視なので・・・)。だからあまり多くを語る資格はないのです(汗)。
わりとメジャーだし、いつでも入手できるだろう、って感じになっちゃうんですよね。
未聴のボーカリストの新規開拓が一段落したら、他のアルバムもじっくり聴いていきたいです。

 

↓こちらもご参考に!

ふっぴの隠れ家(「ラジオのように」が聴けます)
http://fupifupi.exblog.jp/9157314/

とろうりん
http://blogs.dion.ne.jp/imaesan_true/archives/5395423.html

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8mmフィルムのDVD化

8mm08
DVD化した8mmフィルムたち。
 
前回、8mmの映像をご紹介しましたが、それに関連して。

ネットで調べると、8mmをデジタル化してくれるサービスはあまたありましたが、どれがいいのかよくわからず、選定ポイントとして、
 1.直接持ち込んで頼める
 2.にわか仕込みではなさそう
を基準に、シネヴィスというところにしました。
隣の神奈川県は津久井町(相模原市に吸収合併されたみたいです)なので、117クーペでドライブがてら出しに行きました(以下の写真は出来上がりをオートバイ=GPz750で取りに行ったときのもの)。

Benz
普通の家みたいな感じで、入るのに躊躇しました。
庭に物置代わり(!)のワンボックスベンツが。

Cine02
中に入ると、膨大な数のムービーカメラが出迎えてくれました。

Cine03
さすが8mmや16mmを専門にやっているだけあります。

Cine04
スチルのカメラは、そこそこ好きですが、ムービーカメラはさっぱりわかりません。

Cine06
でも、ライカが何台もあったりして、すごいことだけは想像できました。

Cine05
マニアにはたまらないでしょうね。

変換方式は、素人でも考えそうなスクリーンに映してそれを撮る、という方法でやってるところもあるそうですが、こちらでは数百万(?)のデジタル化専用の機械を使っているとか。
さらに、ン千万(?)の機械を使う、より高度な方法もあるそうですが、普通に観る分には遜色はないとのことでした(記憶も知識もあやふやですみません)。

ご主人は、動画に関しては解像度においてまだフィルムに分があること、映画を志す若者などからの需要は根強い、など熱っぽく語られていました。

もちろん、仕上がりは十分きれいで大満足でした(静止画にすると粗く見えちゃいますけど)

8mmdvd

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昭和のフツーの自動車たち

08blu

ちょっと前のことになりますが、ずっと手元にあった昔の8mmフィルムをDVD化しました。
30年以上前のお宝?映像ばかりで、なかなか感慨深いものでした。
まぁ、他人が見てもどうってことないのでしょうけど、せっかくなので、車に焦点をあてて、シーンをピックアップしてみました。

01midjet
定番のミゼット

03bus
新宿御苑で。三越の広告があるバス

04crowncorona
代々木の国立競技場周辺。アローラインのコロナが走っています。

07bluesuzu
新築した我が家の前で。最初の車は、初代ブルーバードだったらしい。後ろはスズライト・フロンテでしょうか。
私が生まれる前で、この砂利道の記憶はほとんどありませんし、今は住宅がぎっちり建っています。

09blurear
「柿の種」のテールランプから初期型であることがわかります

05crowntax
今も昔もタクシーといえばクラウン

06skyline
スカイライン、GTではないようです。緑色のずんぐりしたルーフが見えるのは日野ルノーか?その後ろの白い二台はよくわかりません。

我が家の二台目は、ダイハツ・コンパーノ(家では「赤い車」と呼ばれていたので車名を知ったのはかなり後)、
三台目は、TE27レビンで有名な二代目カローラでしたが、いずれも映像にはナシ。

自分では記憶にないのですが、ガキんちょのころは道行く車をほぼすべて言い当てていたそうです。

11kenmary
10年くらい飛んで、四台目は、一世を風靡したケンメリ・スカイライン

12onioshi
鬼押し出しへ向かう道。ここは今もさほど変わっていないのでは?

13slc56
鬼押出しのSL・C56

8mm14
若かった・・・

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sarah(浜本沙良)の補足

前回紹介したsarahについて補足です。
歌手でSarahというと世界レベルではSarah Brightmanが有名ですが、最近、J-PopでやはりSarahという人が出てきたみたいです。
浜本沙良さんとは別人です。お間違えなきよう。

さて、話は変わって、浜本沙良、黒沢律子、成田路実、この3人に共通することがあります。
それは・・・
 
 

1.元々はいわゆるボーカリストではなかった(多分)
  →それぞれ、モデル、アイドル(?)、キャンギャル
2.その後、下の名前のローマ字表記に改名して再デビュー

って、ちょっと強引ですね(笑)

たまたま、3人の改名後のアルバムを聴いたのが、最近のほぼ同じ時期だったのですが、正常進化だったり、イメージチェンジしてたり、それぞれによかったです。
ただ正直なところ、この中では、浜本沙良に対するsarahは、もう一つだったかも(てか、改名前がよすぎる?)。
黒沢律子に対するRIZCO、成田路実に対するRomiの方が、より聴き応えがあったと思います(改名前もいいのですが)。
二人ともすでに一回紹介していますが、改名後のも追い追い紹介したいと思っています。

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GPz023. sarah 「真昼の夢 夜の庭」

Sarah

 3か月くらい前、15番目くらいのアルバム紹介で、今度は浜本沙良さんの1stにしようかな?と思っていた矢先、kaz-shinさんがレビューを書かれていたので断念。それでは、2ndを・・・と思っているうちに今度はこちらも(汗)
 ということで、だいぶ遅くなりましたが、このsarah名義のアルバムを聴くには、むしろいい季節になったと思います。

【特徴】
 際立ったものはないけど、体に沁み込んでくるようなボーカルとサウンドが魅力です。今井美樹さんにも通じるものがありますが、それほど上の空な雰囲気ではないと思います。
 ジャケ写など見ると柴咲○ウにも似ていて、声も全く似てなくはないけど、sarahさんの方が甘く、それでいてさっぱりした感じです。 

【出会い】
 2年前、職場の近くの中古ショップでシングル「ふたり」を見つけました。聞いたことないボーカリストだったので、ネットで調べたところ当時はほとんど情報がなかったですが、丸山みゆきさんを絶賛しているサイトで、かなりいい評価だったので購入。ジャケットのキュートな笑顔から期待されたとおり、きれいな声と確かな歌唱でした。ただ、その後、浜本沙良名義のアルバムを聴いたりしたときも、初めはそれほど強いインパクトを受けなかったことも確かでした。聴き込むとよさがわかってくる感じです。

【このアルバムについて】
 発売:1998年8月26日(廃盤)、購入:2009年6月6日
 CD入手困難度:★★★★☆(購入した時しか見たことがありません)

 浜本沙良時代の穏やかな部分を特化させたような、夢見がちな雰囲気で、タイトルの「真昼の夢」が言いえて妙。美しい日本語で綴られた歌詞も味わい深く、英語が出てくるのはごくわずかです。
 各曲について以下にサラッと(笑)紹介します。

01 SKY
 作詞/sarah・増山龍太、作曲/sarah・NADEGE CELLIER・ABOU EL FIDA、編曲/ABOU EL FIDA
 チェロ?の低音がメロウな雰囲気をかもしつつ、意外に早口なサビが独特の世界を作り出しています。

02 春ある国に生まれ来て
 作詞/田中章義、作曲/高橋和哉、編曲/平松靖
 ストリングス、ハープ、チャイニーズ・フルート(音的にはオカリナ)などによるゆったりしたサウンドはとても癒されます。「♪裾曲(すそわ)そめて桜(はな)は嚇(かがや)き 永遠(とわ)に夢彩(いろど)れり」など、万葉集の和歌のような歌詞は、このアルバムの中でも際立っており一聴の価値あり(歌詞はこちら~見るにはSilver Lightのダウンロードが必要です)。

03 夕霧
 作詞/増山龍太、作曲/sarah・NADEGE CELLIER、編曲/編曲/ABOU EL FIDA
 強い調子の弦楽器が前面に出ていて上田知華+KARYOBINの曲みたいな感じです。このアルバム中では比較的テンポの速い曲です。

04 夏が過ぎていても
 作詞/増山龍太、作曲/高橋和哉、編曲/ABOU EL FIDA
 オーソドックスなボサノバのゆったりとした曲。ボーカルも演奏も爽やかな風のようで、聴いている方もとてもリラックスした気分になります。

05 微かな情熱
 作詞/鈴木祥子、作曲/佐橋佳幸、編曲/望月ひでき
 いかにも鈴木祥子さんらしい、アコースティックな癒しサウンド。と思ったら勘違い、鈴木祥子さんが手掛けていたのは詞の方でした。ライナーでは(Sato Yoshihiro/Suzuki Shouko)とあるだけなんですもん。最初聴いた時、カーペンターズの「For All We Know(ふたりの誓い)」あたりに近い印象でした。穏やかな中にも「かすかな情熱」が感じられます。

06 雲のゆくえ
 作詞/田中章義、作曲/高橋和哉、編曲/平松靖
 アコースティックギターを主体とした軽い演奏からの始まりは、地味な印象ですが、後半はとても気持ちよさそうに歌っていて、華やいだ雰囲気になります。サビのファルセットもきれいです。

07 夏の終電車
 作詞/増山龍太、作詞/石川敏晴 増山龍太、編曲/ABOU EL FIDA
 低音で音の取り難そうな前半のメロディー、メロウなサビ。不思議な浮遊感が気持ちいい曲です。

08 MIXED EMOTIONS
 作詞/増山龍太、作曲/NADEGE CELLIER、編曲/ABOU EL FIDA
 ささやくような、それでいて芯の強そうなボーカルです。やや早いテンポとピアノがちょっとジャズっぽいかも。
 
09 夜の庭
 作詞/増山龍太、作曲/ABOU EL FIDA・NADEGE CELLIER、編曲/ABOU EL FIDA
 アルバムタイトルの一部となっている曲。虚ろな感じで、「真昼の夢」という雰囲気にぴったりではあります。

10 FADE IN...
 作詞/増山龍太、作曲/GEOPPO・sarah・NADEGE CELLIER、、編曲/GEOPPO
  鈴虫の声を模したような音も入っていて、09と同じくかなり幻想的なイメージ。インスト曲かと思うほど長いイントロが続きますが、忘れた頃(2分半)からささやくようなボーカルが入ってきます。なんと、ほぼ9分の長~い曲。

11 Misty
 作詞/sarah・坂本祐介、作曲/坂本祐介、編曲/ABOU EL FIDA
 09や10ほどではないものの、これもちょっと幽体離脱系。このあたりは個人的には評価に困るところです。

12 くれない
 作詞/坂本祐介・sarah、作曲/坂本祐介、編曲/坂本祐介
 曲調や、叶わなかった恋をテーマにした歌詞も、今井美樹さんっぽいですが、とてもいい曲だと思います。

13 シークレットトラック
 表向きは12曲入りですが、最後に12のバージョン違いが入っています。ボーカルにもエフェクトがかかっていて、穏やかなテクノポップみたいな感じ。う~ん、やっぱ12の方がいいかも。

 * * * * *

個人的には最後の方、難解な曲もいくつかあるのですが、他はsarahさんのさわやかなボーカルを生かした穏やかな演奏により、すっと入ってくるサウンドです。02、05、12あたりがお気に入りです。
このアルバムと較べると、浜本沙良時代のアルバムがすごくポップに聞こえます。そういう意味では、穏やか過ぎ(あるいは実験的)で、物足りない感じもしなくはないです。強いて、1st「Puff」でいうと06「Morning Moon」、2nd「Truth of Lies」だと、02「Cool Water」、07「Feelin' Blue」あたりが曲の雰囲気としては近いです。
PCに落とした際に、タイトルに(3rdシングル/さくら銀行CMソング)などの情報も付いてきました。それによると、半分くらいタイアップがあります。多分、耳にしている曲もあるのでしょうけど、記憶に残っている曲はありませんでした。
それにしても、シングル曲が4つも入っていて、全12(+1)曲なので、お買い得といえますね。

ちなみに、sarahは「サラ」でいいみたいです(JRの車内広告で最近よく見かける、私的録音補償金管理協会・Sarahは「サーラ」と読ませていますが)

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GPz022. 中里あき子 「Mr(メル)」

2ndmr

先日、何気なく「中里あき子」で検索していたら、なんと7月にオンデマンドで、全アルバムが再発売されているではありませんか!
これも、kaz-shinさんが「A Part of Days」を紹介してくれたお陰かな、とか思っています。というか、無理やり(?)聴いてもらった私の功績でもあるわけですが(笑)。
ということで、以前取り上げた1st「20万分の1の都会」に続き、今回は2ndを紹介します。

【特徴】
 繰り返しになりますが、気持ちのいい声と歌唱力が絶品(あくまで個人的に)

【出会い】
 以前も書きましたが、Lady's J-Popというサイトで知って、よさそうだったので1stを購入。即ハマりました。
 その後、この2ndとその後の「A Part of Days」をほぼ同時期にネットオークションで購入。2点とも奇跡の未開封新品でした。

【このアルバムについて】
 発売:1988年10月1日、購入:2006年1月7日
 CD入手困難度:★★★★☆/☆☆☆☆☆(中古は希少/2009年7月21日オンデマンドで再発)

 この2ndから濱田金吾さんのプロデュースとなりました。編曲はすべて古川貴司さんによるもので、前作に較べると重厚な印象の曲が多いですが、とっつきにくさは全くナシで実に都会的でキャッチーな楽曲が揃っています。
 ジャケットとはだいぶ印象違うかも(笑)

01 I Know the Truth
 作詞/上杉伸之助、作曲/濱田金吾、編曲/古川貴司
 彼氏を奪われたという詞にぴったり(?)な疾走感溢れる曲。しょっぱなから飛ばしまくってます。途中及びラストのMILKによるコーラスも冴えています。

02 September Heart
 作詞/上杉伸之助、作曲/濱田金吾、編曲/古川貴司
 演奏も控えめな淡々としたバラード。初めは印象薄めでしたが、聴き込むと落ち着いたボーカルの癒やし効果がじわじわ効いてきます。継続的な服用がおすすめ(?)

03 Break Down!
 作詞・作曲/小坂明子、編曲/古川貴司
 01ほどの激しさはなく、適度にポップな曲。間奏などで見事なサックスを聴かせるのは春名正治氏。

04 蒼いモナリザ
 作詞/石川あゆ子、作曲/MILK(Ritsuko)、編曲/古川貴司
 このアルバムを代表するようなスピード感とパワー感のある曲。間奏のギターもカッコいい!シングルにもなっていました。

05 寄り添う時
 作詞・作曲/小坂明子、編曲/古川貴司
 「あなた」のイメージでいうところの小坂明子さんらしいしっとりした曲。サビの盛り上がりも特になく、ハードな曲に挟まれて地味な印象ですが、控えめな演奏によりボーカルのきれいさが際立ちます。

06 BOY
 作詞・作曲/小坂明子、編曲/古川貴司
 出だしの重厚なドラムに一瞬圧倒されますが、歌が始まると実にキャッチーで爽やか。「ちょっとごめんね」というアイドルっぽい特徴的なくだり、どこかで聞いたことがあるようなないような・・・、気のせいでしょうね。

07 Don't Let Me Alone
 作詞/上杉伸之助、作詞・作曲/濱田金吾、編曲/古川貴司
 失恋の曲のようなタイトルですが、内容はそうでもなくて、ポップで耳馴染みのいい曲です。跳ねるようなサウンドとボーカルが心地いいです。

08 エキストラJ
 作詞/石川あゆ子、作曲/MILK(Rie)、編曲/古川貴司
 すんなり入ってくるキャッチーさとは違うものの、独特のクールでエキセントリックな雰囲気が慣れるとクセになる感じです。同じくMILK(Ritsuko)による04にも通じるものがあります。

09 Breazy Mind
 作詞/上杉伸之助、作曲/濱田金吾、編曲/古川貴司
 箸でお茶碗を叩くような(失礼)パーカッションがややコミカルな印象ですが、実にキャッチーで個人的には一番お気に入りです。珍しく色恋沙汰と無関係な歌詞も前向きで好印象。ドライブにオススメの一曲。
 04のシングルB面にも入っていたみたいです。

10 恋人達のテーブル
 作詞/Joly Carbone & Albert Hammond、日本語詞/石川あゆ子、作曲/Albert Hammond、編曲/古川貴司
 正統派バラードのこちらは、ポップな曲のよさが目立つこのアルバムにあって、当初は特にいい曲だとは思っていませんでしたが、なかなかの名曲ですね。なお、検索しても原曲についての情報は得られませんでした。
 終盤、デュエットで安田信二氏が加わりスケール感もアップ。氏としてはきわめて初期の参加作品のようです。
 

 * * * * *

急ごしらえなこともあり、なんだか似通ったコメントになってしまいました(てか、いつもですけど)。アップテンポな7曲と静かなバラード3曲との色分けがはっきりしていて、方向性の同じ曲同士は似ている印象ではあります。
すごくパワフルなわけではありませんが、張りのある気持ちのよいボーカルでポップな曲もバラードも、見事に歌いこなしています。
ポップな7曲は、どれがシングル化されてもおかしくないと思えるほど傑作揃いで、車で聴くにはぴったりです。
MILKという姉妹デュオ(宮島律子、宮島理絵)は楽曲提供とともに、ほぼ全曲バックコーラスで参加してこれがまたいいです。
20年前のサウンドですが、古い感じはなく、女性ボーカル好きな方なら、聴いてみる価値はあると思います。

ちなみに・・・
図書館で見た日本ポピュラー音楽辞典とかいう辞典に、略歴とともに「さわやかなポップロック歌手の一人」とコメントがありました。他のアーティストは事実に基づく記述だけで、こうした主観的なコメントはほとんど付いていなかったのですが、担当者もお気に入りだったのかも知れませんね。

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