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GPz020. 障子久美 「Scope of Soul」

Kumishowji

 先日紹介した須藤薫さんの記事で、松任谷正隆氏を見直した!と上から目線で書きましたが、それを受けて氏のプロデュースによりデビューしたこの方を聴き直してみました。
 と思ったら、こちらのアルバムには、氏は関与していませんでした(氏のプロデュースしているアルバムも所有してはいますが、このアルバムが一番好きなので・・・)
 とはいえ、最近ベスト盤も出たようなので、この機会に紹介します。

【特徴】
 いわゆるガールポップというよりは、ソウルフルでかなり本格派といえます。
 大人の女性という感じのきれいな声で、雰囲気とか杏里にちょっと似ているかも。歌はさすがに上手く、ファルセットも見事です。
 詞曲はすべて彼女自身によるもので、様々なタイプの曲をさらりと聴かせています。

【出会い】
 先日書いた「インテグラル・ステーション」を録ったテープを編集した中に、「Time!」そして「Misty Rainy Day」があり、2曲ともお気に入りでした。
 アルバムを通しで聴いたのは、その10年余り後でしたが、女性ボーカルに凝りだした最も初期のことでした。

【このアルバムについて
 発売:1993年9月22日(廃盤)、入手:2005年4月頃
 CD入手困難度:★★★☆☆(比較的安価で見つかると思います)
 
 
01  Baby Stay With Me   
 作詞・作曲/障子久美、編曲/障子久美
 すべて障子久美さん自身による多重コーラスのアカペラ。これだけでも、タダモノではないことが伺えます。

02 Time! [Opposite mix]
 作詞・作曲/障子久美、編曲/障子久美、ホーン・アレンジ/Jerry Hey&障子久美
 女性の共感を呼びそうな詞は、ちょっとのキッカケで「OLのカリスマ」的存在になれたのでは、と思わせます。心地よいテンポの曲で、このアルバムバージョンではバックコーラスが加わるなど音に厚みが増している感じです。

03 Tell Me Why 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 Kenny Flood氏によるソプラノサックスなどがジャジーな落ち着いたバラードナンバー。

04 A Neverfading Love 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/塩谷哲
 佐藤竹善氏とのデュエット。編曲の塩谷哲氏はピアノでも参加。パーカッションとストリングスが加わり、心地よいサウンドになっています。間奏の八木のぶお氏のブルーハープもいい感じです。
 個人的には、80年代にDionne Warwickらが歌った「That's What Friends Are For」と重なるイメージです。

05 Don't Show Me 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 アルバム中、随一のポップナンバー。ダンサブルでおしゃれな雰囲気。一部ややねばっこいボーカルは好き嫌いが分かれるかも知れません。

06 Are You Still There
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 落ち着いたバラード。表現力のあるボーカルとバックコーラスが印象的。

07 桜の咲く頃に 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 ピアノ調キーボードを主体とした抑え目の演奏に、澄んだ声で歌い上げる心に響くナンバー。

08 Winter Show 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 05と並ぶポップナンバー。シチュエーションどおり、(冬の)ドライブにぴったりな一曲。

09 Woman In Love 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas
 ホーンやピアノを主体としたジャズっぽいバラードナンバー。03や06とやや近い雰囲気。

10 Misty Rainy Day   [sublimed version]
 作詞・作曲/障子久美、編曲/Rex Salas、ストリングスアレンジ/Derek Nakamoto
 演奏は控えめで、出だしちょっと虚ろな感じですが、サビの盛り上がりと高音のボーカルが素晴らしいです。

11 花のいろ 
 作詞・作曲/障子久美、編曲/佐藤博
 穏やかな気持ちになれる、爽やかなミディアムスローナンバー。
 日本語にこだわった前向きな詞も、なかなかいいです。

 * * * * *

自分としては、やはり当時から聴いている02と10が好きなのですが、他もいい曲が揃っています。しかも、すべて障子久美さん自身の作曲ですから、実力は相当なものです。
どれも洗練されていて、かなり洋楽的なのですが、詞に出てくる横文字は、意外なほど少ないです。タイトルは横文字でも全部日本語詞だったり。
01はもとより、06、10、11などで聴かせる自身によるコーラスも素晴らしいものがあります。

この方は、実力のわりにそれほどヒットがなかったようで、一般的な知名度も今ひとつのようですが、もっと評価されてもいいと思います。
と思っていたら、ブログで取り上げている方は結構いて、強力なプッシュも多数。
というわけで、私のテキトーなコメントは忘れていただき、以下に紹介する先輩方のレビューをご参照下さい。

 

リスニング☆BAR

マニアック日記

Music Avenue

Amazoneのレビュー

音楽生活奮闘日記

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コメント

こちらのブログを知って改めて聴き直しているシンガーの一人です。残念ながらご紹介頂いているアルバムは持っていなくて、我が家にあった『モーション&モーメント』をiPod にインポートして通勤途上聴いていました。バック・ミュージシャンが、松原正樹さんや今剛さん、伊藤広規さんといった錚々たるメンバーだということに、今頃になって気が付きました。間違いなく実力派シンガーですね。

投稿: HK | 2013年6月15日 (土) 13時28分

HKさん、コメントありがとうございます!
何年かかかって当時のアルバムすべて入手しましたが、どれも安定して聴かせます。
サポート陣も彼女をバックアップしたくて集まってきたのでしょうね。その後、ベスト盤が出たというのが朗報です。

投稿: GPz117 | 2013年6月16日 (日) 00時19分

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