« 2009東北ツーリング 5日目 ~ 夏油温泉から乳頭温泉へ | トップページ | FMラジオ番組のこと(1) インテグラル・ステーション »

2009東北ツーリング 6日目 ~ 乳頭温泉から八幡平へ

200909041119dakigaeri2

9月4日(金) 休暇村 乳頭温泉郷キャンプ場

ゆうべ後から来たキャンプマナーのなってないオヤジグループのお陰で寝不足気味だが、5時半頃起きる。

さて、今回の東北ツーリングは、去年本州最北端に行くという目標を達成したため、当初もう一つ気分が盛り上がっていなかった。
実際、直前まで他の地域へ行こうかと思っていたくらい。さらに、最初3日くらい天気が優れず、週末にかけての予報もあまりよくなかったため、ほんとに雨が続くようなら早めに切り上げて、東京に帰ろうかとさえ考えていた。
けど、3日目を最後に雨は降っていないし、週末の予報も、週初めの予報がウソのように好転したので、気持ちを切り替えられた。

で、今回のツーリングのテーマとして、これまで5年続けてきた夏の東北ツーリングの、総決算というか、やり残したことをしようと思い始めていた。
初日に、村杉温泉のキャンプ場で無事一泊したのが、一つの大きなきっかけだった。
笹川流れ朝日スーパーラインも、気になっていたけど行けてなかったルートだった。
他に今回行けそうなところで、大きなものとして、抱返渓谷、そして龍泉洞、この二つをクリアしたい。

抱返渓谷は、最初の5年前の東北ツーリングで来たが、直前の台風で遊歩道は通行止めになっていたものだ。

ということで、今日は抱き返り渓谷がメインで、八幡平を通って岩手側へ出て、岩手山のふもとの相の沢キャンプ場に泊まってみたい。

とりあえず、乳頭温泉郷の一番奥まで行ってみた。いくつか温泉宿を抜け一番奥の蟹場温泉へ着くが、普通の温泉宿で特に面白そうなところはなさそう。
戻って途中の分岐へ行き、「秘湯」の鶴の湯へ向かう。この時は、鶴の湯には、川をせき止めて作ったような勝手に入れる露天風呂があるんじゃないか、と勝手に思い込んでいた。鶴の湯に近付くとダートで、「うん、やっぱ秘湯へ行くにはこうでなくっちゃ」とか思っていた。
けど、風格のある温泉宿はあるものの、タダで入れる温泉はないようだった。他の乳頭温泉もそうだけど、山奥にも関わらずお客がけっこういた。

200909040819tsuru

来た道を戻る。山の中なのでほとんど眺望はないが、一か所木々が途切れ乳頭山が望める場所があったのでそこへ。来るとき、一瞬乳頭山が見えて、「おーっ、正に言いえて妙!」てな感じで、帰りに是非とも写真に収めよう!と思っていた。
しかし、30分くらいしか経ってないのに、雲が掛かってて乳頭山は見えなくなっている。
仕方なく、しばらく待つことにした。
とりあえず、舗装路の端に停めたGPzを路肩の未舗装部分に寄せようと、停止して降りた状態からバックさせたところ・・・
後輪が舗装面の段差を降りた時バランスを崩し、倒れ掛かってきた。支えたけど無、無理っ!であきらめてできるだけ静かに寝かせた。あーあ、やっちゃった。
重い荷物が載っていると、まず立て直せないので、速攻で荷物を外す。
けど、バイクだけになっても、段差で、平地以上に倒れているため、まったく立て直せない。
と、そこへ一台のワンボックスがふもとの方からきた。もがいている私を見て、運転手の男性が降りて来て手を貸してくれた。
お陰で、無事立て直せた。感謝しきり。

倒してしまうと、しばらくエンジンも掛からないので、雲が切れるのを気長に待つ。
延々20分以上待っていると、先ほどのワンボックスが鶴の湯から戻ってきた。
「大丈夫ですか?」とまた心配してくれて、私の東京ナンバーを見て「どこから?」と聞いてきた。それに答えると、なんと同じ市内だという。
少し年上といった感じの男女6人ほどのグループで、「どこ周ってるの?」とか「いつまで?」なんて話をし、「また市内で」と冗談を言い残し去って行った。
同じ市内の人とこんなところで出会って助けてもらったなんて、すごい偶然!近所で会ったら、ほんとに改めて御礼を言って、無事を伝えたい。

その後、ほどなくして雲が切れてきた。
けど、なんかさっきと違うぞ。
200909040838mtna
手前のちょっと低い山だけ見えているようだ。

物足りないので、さらに待つこと数分、セミ○○○状態が続いた後、やっと見えてきたのがこちら

200909040856mtnc2
やっぱ、こっちの方が好・・・じゃなくて本来の乳頭山

しかし、こうしてるうちにデジカメの電池がなくなってきた。
この先、今日のハイライト?である抱返渓谷へ行くのにデジカメが使えないのはつらい。
そこで一計を案じ、昨日シュークリームを買った「山のはちみつや」へ行くことにした。
県道127を下りる途中で、またも金色大観音なぞと記念撮影を(有料なので中には入らず)。

200909040919cannon
 
はちみつ屋では、コーヒーをサービスしてて、イートインもできるので、ロールケーキを食べつつ、充電させてもらった。
お店のお姉さんは快く応じてくれた。まだ9時半で他のお客はいなくて落ち着けたので、コーヒーを2杯いただいた。
200909040929honey
15分ほど充電させてもらって大助かり。お姉さんが天使に見えた(「試しに一枚!」とか言って、撮らせてもらえばよかった^^;)。

田沢湖畔には出ず、昨日来た国道341を田沢湖駅方面へ。国道に突き当たったT字を右折、田沢湖線と並走しながら進む。

抱返渓谷入口の駐車場にGPzを停めて、抱返(だきがえり)神社の脇から遊歩道を歩いていく。
深さのせいか、川の水が急に鮮やかなエメラルドグリーンになる。
紅葉の時季は息を呑む光景になるのだろう。

200909041055dakigaeri
駐車場に停まっていた観光バスの客と思しき老若男女とすれ違うが、だんだんそれもまばらになり、通行止めになる手前の一番奥に着く頃に、ちょうど他の客はいなくなっていた。
おお、ラッキー!はちみつ屋で充電したこと、さらには乳頭を見る、もとい乳頭山を見るために粘ったことがいい方に作用した。

ここには、谷底に落ちて亡くなった少年の像と碑があった。
200909041049iimu
妹を助けたい一心で命を落としたという、実に素晴らしい少年である。他人とは思えん(笑)
この先は遊歩道が閉鎖になったままだった。
少し戻って、先ほどは団体さんの最終組がいたのでスルーした、「百尋(ひゃくひろ)ノ滝」へ
200909041104hyakuhiro

駐車場へ戻るとちょうど雨が降ってきた。あら、これは予想外。とはいえ、散策の時降らなかったのはラッキー。
天気雨っぽく、長くは続かないと思うが、けっこうな降りなので、レインウェアを着込んで出発。
いったん国道46との交差点に戻り、来た方とは逆に八幡平方面へ左折。ここの角に食堂があったので入る。

居酒屋みたいな感じ、おまかせセットを頼んだら、焼き魚に汁物、小鉢のお惣菜が5つくらいついてきて、大満足。
900円くらいだった。安っ!
他にお客はおらず、話好きな女将が「昔、錦糸町にいたのよ~」、「ここに来る前は角館の方で店やっててね~」、なんて話をいろいろしてきて、1時間以上いてしまった。
まぁ、その間デジカメ充電できたからよかったけど。

その店・華頂を出て、国道105を北上していると雨は止んだ。が、右前方に見える山には雲がかかっている。
女将にも「これから予報は下り坂だし、八幡平なんて大変よ」と言われたけど、もうこのルートを進むしかないのでひたすら走る。

県道321を経由し国道341へと走り継ぐ、湖畔を通らずに田沢湖を大回りした感じのルート。
県道はちょっと狭かったが、他は交通量も少なく快適だった。

200909041433koyo
そして、いよいよ八幡平アスピーテラインへ。心配された天気はまったく問題なし。とてもいい天気。やはり普段の行いか。
ビジターセンターがあったので、休憩がてら寄る。もう3時近い。相の沢キャンプ場に入るのは順調に行っても5時を回ってしまうだろう。
八幡平周辺で泊まるのが無難かもしれない。

そんなことを考えつつ、すぐ横のキャンプ場も下見して出発。
アスピーテラインに入ってからはぐんぐん高度を上げているわけだが、数キロ走ると、先ほどのピーカンはどこへやら・・・霧が立ち込めている。雲の中に入ってしまったようだ。
さらに上っていくと、視界が30mくらいしかきかない濃霧になった。パーキングからの展望もごらんの通り。ちなみに下は翌朝の同じ場所。
200909041526top 200909050849topt

こんな天気では、時間が掛かってしょうがないし、走っててもつまらん。
ということで、引き返して、天気も心配なので適当に宿をとることにした。
野趣溢れる露天風呂で有名なところを当たってみるが、目ん玉が飛び出るくらいの値段だったので退散。
他、3軒ほど聞いたが、やはり相場は高め。唯一、福沢さんでお釣りが来る「八幡平レークイン」にした。

宿が決まってしまうと、一気に楽になった。まだ4時半くらいなので、時間が余ってしまった。こういう時、よその温泉へ500円ほど払って入りに行く、というライダーも多いと思うが、それほど温泉にこだわってはいないので、散歩に出かける。
すぐ前の大沼の周りが遊歩道になっていたので、ぷらぷら一周してしまった。湿原に様々な種類の高山植物が花を咲かせていた。

200909041651blue 200909041713yellow 200909041718violet

宿には20年くらい飼われているという熊がいた(もちろん檻の中)。
結局、夜も雨にはならず、ゆっくり浸かった露天風呂からは、星が眺められた。
そして、料理はすんごいボリュームで、秋田側だけにきりたんぼ鍋も出てきたが完食できず。
200909041836dinner

 本日の走行距離:159km

|

« 2009東北ツーリング 5日目 ~ 夏油温泉から乳頭温泉へ | トップページ | FMラジオ番組のこと(1) インテグラル・ステーション »

ツーリング・オートバイ」カテゴリの記事

コメント

大沼の宿の熊、私も見ましたよ。小さな檻で可愛そう。
この近くで有毒ガス事故があって何人か亡くなったんじゃなかったかな。
自然に窪地に溜まっている事があるそうで。温泉も時には怖いです。
そうそう鶴の湯の露天ではおばちゃんと話ししたっけ(笑)
抱返渓谷は奇麗ですねー。

投稿: gop | 2009年9月29日 (火) 06時40分

gopさん、コメントありがとうございます!

熊は、けがしてて?小熊のころから飼ってて、自然に帰しても生き残れない状態だったらしいですが、あのまま、一生を終えるのも確かにかわいそうですね。

少し上がったとこの、地獄谷みたいなとこに露天風呂がある温泉なんて、地形的に危なそうですけど・・・道走ってても硫黄臭がするし。

それにしても、gopさんもいろんなとこ行ってますね~^^

投稿: Sugar Time | 2009年9月29日 (火) 22時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2009東北ツーリング 6日目 ~ 乳頭温泉から八幡平へ:

« 2009東北ツーリング 5日目 ~ 夏油温泉から乳頭温泉へ | トップページ | FMラジオ番組のこと(1) インテグラル・ステーション »