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2009年7月

GPzのブレーキパッド交換ほか

はじめに
ライブの記事を見てくれている方もいるかと思いますが、今回は行けませんでしたので、お詫び申し上げます<(_ _)>

さて、オートバイの記事を見る方がどれほどいるかわかりませんが、先日初めてブレーキパッドの交換とサイドスタンドの安全スイッチを取り付けたのでメモ程度に載せます。

実は、私、古い車を持っているにも関わらず自分ではメンテってあまりできないのです。
まぁ、バッテリーやオイルの交換、プラグ清掃、四輪ではポイント調整くらいはやりますが。
以前は、もうちょっとやったのですが、最近は時間的、設備的、精神的(気が進まない)なことを理由にほとんどショップまかせです。

ですが、今回はパッド交換くらいはやってみよう、ということで初挑戦しました。

1 まず、ブレーキキャリパー(ユニット)を固定しているネジ2本を外します。

01caliperputoff


2 ディスクを挟んでいるキャリパーを外したところ。パッド、かなりチビてます

02breakunit_2

3 パッドを外すとパッドを押す丸いピストンがあります。最近のオートバイではこれがダブルやトリプルで付いています。

03breakunitpiston


4 左が新品のパッド、右が今回取り外したもので1mmもないです。とんでもなく使いすぎ(-_-;

04beforeafter


5 取り外しは簡単でも組み付けは難しいのが常で・・・
 取り外しもディスクに噛み付いていて少々手こずったので、付けるのは簡単ではなさそうです。
 まず、パッドをはめていく段階でも一苦労。

 サービスマニュアルや参考になりそうな書籍を紐解くも、単に「外したのと逆の手順で組み付ける」程度のことしか書いていません。
 以下はさらりと書いていますが、試行錯誤しながらやった作業です。

 2枚のパッドのうち、外側は定位置にセットする程度なのですが、内側のパッドは穴に、キャリパーの棒状のガイドを通さなければなりません(言葉では説明しづらいですね)。
  
 これには、油圧に抗してガイド(と一体のキャリパーの土台)をめいっぱい押し込んでやります。

05guidepush

 無事、ガイドが穴にはまったところ↓

06guideclear_2

6 穴にガイドが通ったら今度は逆にパッドを押して(ピストンを沈めて)、ディスクプレートが入る隙間を作ります。これは、非常にゆっくりとした動きです。
矢印で示したパッドとパッド押さえの間に隙間ができているのがわかるでしょうか

07pistonpushl

   
 この時、当初全然隙間ができなかったので、油圧を逃がすために、まずブレーキレバーを外し・・・それでもダメなのでレバーの近くにある、オイルリザーバーのフタを開け、ようやく十分な隙間ができました。
 作業後、リザーバーからオイルが流出していました。念のためボロ切れをあてておいたので大事には至りませんでしたが、オイルが減っているためしばらくは注意が必要ですね。

7 やや上級の赤いパッドが安売りしていたので、こちらにしてみましたが、ちょっと足回りが引き締まったかな(ほとんどわからないですね)。

08redbreak

効きの方は・・・うーん、ややいい・・・のかも。ちょろっとしか走ってないので何とも。つか、低速でキィキィ鳴くのが気になるけど、そのうち解消するかな。

8 次はサイドスタンドの安全スイッチ。
 これはサイドスタンドを立てた状態で発進しようとすると、安全のためエンジンをストップさせ発進できなくするスイッチです。
11sidestandfree 12sidestand

 これがイカれた時、特に異常はないのに、発進でエンジンがストールしてしまうので、困ったものです。
 幸い、たまに解消する状態だったので、出先から戻ってくることはできたのですが、このスイッチが原因であろうことがわかったため、できるだけ停車せず、停車の時はセンタースタンドを使うようにしてきました。

  この手のスイッチは押すと通電するのが普通ですが、これは開放状態で通電になるタイプだったので、とりあえずスイッチは外し配線をショートさせて乗っていました。

 しかし、「するわけねー」と思っていたサイドスタンドを出したままの発進をして、左カーブで曲がれずに冷や汗をかいたことから、安全のため新品を付けることにしたのです。
 この時、後ろを走っていた車は、路面に(たぶん)火花散らしながら対向車線にコースアウトしてったんで何事かと見てましたっけ。

 パーツは、もう欠品かなぁ、あっても注文だろうなぁと思ってましたが、なんとショップの店長がストックしていて、即入手できました。
 店長も同じオートバイに乗っているので、毎度助かっています。

Shop_2

 手前が私のGPz750、奥が店長のGPz750。2台揃うのはかなり珍しい絵。しかもこの日はもう一台お客さんのGPz750が整備で入ってきていました(決してマニアックな店ではありません)。

 サイドスタンドスイッチの配線のためには、エンジンサイドのカバーとチェンジレバーのロッドも外さなければならず、思った以上に面倒です。
 外した状態で写真撮ったのですが、作業時もう暗くなりかけてて、うまく写らなかったです。

 やりなれている人にとっては大した作業ではないでしょうが、自分で直してちゃんと走ると素直に嬉しいものです。
 とりあえず懸案は解消されたので、長期休暇をもらって涼しいところに走りに行きたいですね。

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GPz014 石嶺聡子 「GENERATION」

Ishiminegene

【特徴】
かなりメジャーな方だし今も現役なのでここで紹介する人の中では異例といえますが、理屈抜きに癒される声なのでご紹介します。
微妙にハスキーでしっかりした声質だと思いますが、すごくいい声で歌唱力も抜群、デビュー時はミラクルボイスと称されていましたが、言いえて妙。
私が聴いてきたのは初期の作品ばかりなので、最近のことはよくわかりませんが、純粋無垢で、きわどい表現もなく安心して聴いていられる、という印象があります。
アレンジも相対的に軽めで歌謡曲的といえます。そのまま「NHKみんなのうた」に使えそうな感じとでも言いましょうか。まとまりすぎていて面白みに欠けると感じる向きもあるかも知れませんネ。

【出会い】
今でこそ、手を広げすぎないために、発掘するのは90年代前半までという自主規制枠というか努力目標を設けている私ですが、ガールポップを聴き始めた当初は、よさげで入手容易なものはとりあえず聴いてみるスタンスでした。
石嶺聡子さんは、一応94年のデビューですが実質90年代後半以降の方ですね。たしか「オススメの」あるいは「声のきれいな」女性ボーカリストというようなネット書き込みで見たのだと記憶しています。
近所のレンタル屋で初期のベスト盤を見つけ借りてみたところ、めちゃめちゃよくて、その後初期の作品を中心にCDを揃えました。
それにしても・・・、90年代後半だとリアルタイムでJ-Popをよく聴いていたのですが、石嶺聡子さんについては「花」を歌った人だったっけ、くらいの印象しかなく、ベスト盤にも若干聞き覚えのある曲があった程度でした。
当時はいかに上っ面の流行曲しか追っていなかったか、ということでしょうね。

【このアルバムについて】

 発売:1996年12月11日、購入:2006年3月18日
 CD入手困難度:★☆☆☆☆(中古の入手は容易。ネット上でも音源入手可能?)

 94年にデビューしてこれが4作目。購入しているはずなのですが、どこかに紛れてしまったようで見当たらず・・・。写真は図書館で借りたジャケットを写して若干修正したもの(情けな)。
このアルバムを選んだのは、好きな洋楽のカヴァーが収録されていたからです。で、あらためて見るとロンドンでレコーディングしたとのことで・・・納得しました。

01 Liberty Girl
 作詞/根津洋子、作曲/都志見隆、編曲/小林信吾
 キャッチーでさわやかな、詞も前向きで元気が出る曲。軽いアレンジがいかにも彼女らしいです。

02 Shine
 作詞/阿木燿子、作曲/宇崎竜童、編曲/Simon Hall・小林信吾
 静かなピアノがカーペンターズやキャロル・キングのイメージとも重なる穏やかな曲。本アルバム中では、最初に借りたベスト盤に入っていた唯一の曲で、ベスト盤で聴いたときは地味な印象でしたが、後半の厚みを増したサウンドから受ける印象はなかなか壮大でボーカルも力強いです。

03 幸福ドミノ 
 作詞/阿木燿子、作曲/宇崎竜童、編曲/小林信吾
 おそらく彼女の出身地・沖縄風のアレンジなのでしょう、現地の楽器?も使っており独特の雰囲気があります。

04 Those were the days
 作詞・作曲/GENE RASKIN、編曲/重実徹
 ポール・マッカートニーのプロデュースにより1968年にデビューしたメリー・ホプキンの大ヒット曲(邦題「悲しき天使」)のカバー。詞は英語のままで、楽曲も原曲のイメージにかなり忠実でありつつ、現代的なアレンジが加えられています。
 おおもとはロシア民謡らしいです。ホプキンヴァージョン同様、演奏にロシアのウクレレ?みたいな楽器が使われており、この切ない感じがたまりません。
 予断ですが、「悲しき天使」は私の友人が、音楽のテキストにあって授業で歌った、と言ってました(日本語で)。

ちなみに原曲はこちらのアルバムに収録↓
Maryhopkin

05 Goodbye
 作詞・作曲/Lennon-McCartney、編曲/
 04に続きメリー・ホプキンのカバー。こちらも基本的に原曲のイメージ。原曲もいいのですが、やはり石嶺さんの圧倒的な歌唱力が光ります。タイトルどおり失恋の歌ですが、妙にポップです。歌詞(英語)の意味を一度よく確認してみる必要があります(笑)

06 Summernight Magic
 作詞/ALVAREZ GELINESTOR、作曲/THORBJOERN GAASHOLT、編曲/重実徹
 こちらも洋楽カバーで英語詞です。同時期にトリーネ・レイン(Trine Rein)というノルウェーのシンガーが歌った曲だそうです。原曲は特にヒット曲ではないようですが、ちょっと70~80年代の匂いがしてテンポも心地よく、いいチョイスです。それにしても英語の発音も素晴らしいです。

07 恋じゃ情けない
 作詞/松本一起、作曲/筒美京平、編曲/小林信吾
 ディスコミュージックっぽくもある元気な曲。一方、今の「恋」よりもう一歩進んだ関係を、という内容は、アルバム中唯一、オトナの世界を感じさせる危険さをはらんだ歌詞(って大げさ)。

08 友達?
 作詞/久和カノン、作曲/佐藤健、編曲/重実徹
 親友の彼氏への想いを切々と歌ったバラード。伸びのあるボーカルが清々しくも切ないです。

09 そっと‥じっと‥きっと‥ずっと
 作詞/芹沢類、作曲/筒美京平、編曲/小林信吾
 08に続いてこちらもバラード。静かな曲なのですが、彼女のボーカルのせいか不思議とスケール感が感じられます。

10 秋の行方
 作詞/久和カノン、作曲/都志見隆、編曲/Simon Hall
 ラストは一段と穏やかな秋の曲。そういえばここまで夏っぽい曲が多かったかも。最後にこれを持ってくるか?という地味な曲ですが、静かな中にも力強さを感じさせるボーカルが印象に残ります。

 * * * * * * *

その後、作曲にも関わるようになり、現在も活動中です。
決して派手ではありませんが、その場限りで消費される類の音楽と違い、ずっと色褪せない魅力があると思います。
ネットで視聴などもできるので、是非聞いてみて欲しいと思います。

http://mysound.jp/artist/detail/a55EU/

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二重の虹@吉祥寺

梅雨が明けて東京は連日暑い日が続いています。
今日も暑かったわけですが、久しぶりに吉祥寺に行きました。

で、行列ができることで有名な、おからのドーナツ屋「はらドーナツ」へ。
もう夕方だったせいか他に客はいなくてすぐ買えました!
と思ったら僕たちが買う間に、すぐ3組くらい来てプチ行列ができていました。実にラッキーでした。

さらに・・・
ちょうど前に、大きな木が唐突に一本立っている公園(というか空き地?)があったので、そこでドーナツを食べていると、ぱらぱらっと雨が降ってきて、東の空にでっかい虹が!!

2009071902rainbow

ほぼ全体がくっきり見えました。さらに、外側にうっすらもう一本の虹が!

2009071903rainbow

二重の虹は初めて見ました。話には聞いていましたが、色は本当に反転してるんですね。

吉祥寺の商店街の外れにこんな開放的な空間があったとは知りませんでしたし、ここにいなかったら虹も見られなかったかも知れません。
駅に向かう途中で振り返ると、夕焼けがまた見事でした(あ、Tokyo Sunset Girlzのライブ来週だ!)
2009071907sunset

虹といえば・・・下はおととし八ヶ岳の近くで見た虹です。
大雨の中、117クーペが集結しビーナスラインを走った帰りの晴れ間に現れました。

07111160prefroot17

すぐそこから「生えて」いました。今思うと生えてるところまで行ってみればよかったと思います。
愛車とともにパチリ!

07111154prefroot17

こちらの曲が頭に浮かびます。「虹のふもとへ」/神崎まき
(以前、動画サイトにあったのですが、今はナシ。残念!)

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GPz013 木村恵子 「アンビバ」

Ambivaa

この間ライブレポートが立て続けにあったものの、ボーカリスト紹介は実に一月ぶりとなってしまいました(汗)。
この方はすでに諸先輩方が紹介していることもありだいぶ迷ったのですが、非常によく聴くボーカリストの一人として外せないので取り上げさせていただきます。

【特徴】
ちょっとクセがあり時折ユーミンっぽく聞こえる声については好き嫌いが分かれるかも知れません。かくいう私も特に好きな声ではない、ハズなのですが、不思議と魅力のある声です。そしてサウンドが当時っぽくて、これまたいいんです。
本アルバムのコスチュームや次の3rdアルバム(kaz-shinさんのレビュー)のドアップのジャケット写真などからはアイドル的な印象も感じられますが、ソングライターとしても一級の実力を発揮しています。

Ambivab

【出会い】
木村恵子さんについては、曲は聴き覚えがなかったのですが、名前は何となく知っており、一定の評価がある人だという印象を持っていました。
けど、意外とメジャーヒットには恵まれていなかったようですね。楽曲のよさに加え、適度なマイナー感と80年代末期という年代もツボにはまりました。
中古市場の安価なコーナーではあまり見かけず、こちらの2ndもネットオークションでの入手となってしまいました。

【このアルバムについて】
発売:1989年7月21日(廃盤)、購入:2007年1月29日
 CD入手困難度:★★★★☆
(たま~に見かける程度。価格は高かったり安かったり)

ジャケットのイメージ通り夏っぽい雰囲気とドライブがモチーフになった曲が多く、当時風のバブリーな雰囲気も感じられます。
映画音楽っぽい曲が多いかな、という印象も持っていたのですが、ファンサイトの木村恵子さん自身によるライナーノートを見て納得しました(アルバムには入っていません。どこから入手したのでしょうか)。
そうしたこともあり、今回はコメントはあっさりめで(笑)

01 夏のアンテナ
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/清水信之
 ジャケットのイメージにぴったりのドライブの情景を歌ったキャッチーなナンバー。

02 Bye Bye Visconti
 作詞/三浦徳子、作曲/木村恵子、編曲/松本晃彦
 軽快なアレンジで、一部男性(桐ヶ谷俊博さんのようです)との掛け合いになっています。

03 N.Y.からモーニングコール 
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/松本晃彦
 古い映画音楽のようなちょっとジャズっぽい印象的な曲。

04 モノクロームの太陽
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/清水信之
 ほぼ唯一のバラードで名曲といえます。別れの歌ですが、哀愁を帯びた声が見事にマッチしています。3rd以降このタイプの曲を固め打ちしています。

05 甘い復讐
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/松本晃彦
 夏の海岸線のドライブ、渋滞による苛立ちで助手席の女性の怒りが爆発(?)。くわばらくわばら。

06 体重計とアンブレラ
 作詞/三浦徳子、作曲/KAN、編曲/松本晃彦
 あのKANがブレーク前に楽曲提供しています。ドラマやCMにも使われたというポップな曲。木村恵子さんらしい曲とはいえないのですが、印象的なサウンドです。

07 水曜日の贅沢
 作詞/麻生圭子、作曲/小野香代子、編曲/清水信之
 フランス語のフレーズも入っており、曲調も古いフランス映画のような雰囲気。気だるい感じのボーカルもマッチしています。

08 バナナフィッシュにうってつけの日
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/清水信之
 ボサノバ調のアップテンポな曲。他の曲と違うささやく風のようなボーカルも相まって爽やかです。

09 サイドシートの彼
 作詞/麻生圭子、作曲/木村恵子、編曲/清水信之
 当時のディスコミュージック調。ソウルフルな男性コーラスが入ったおしゃれなナンバーです。

10 ある微笑 
 作詞・作曲/木村恵子、編曲/清水信之
 淡々としていて特にサビで盛り上がるわけでもないのですが、適度に穏やかな曲調と透明感のあるボーカルが心地いいです。

【補足】
某動画サイトで、木村さんの曲をいくつか聴くことができます。
本アルバムの曲に関しては、06がかかっているCMだけでした。
デビュー当時?の宮沢りえさんも貴重ですが、鳥居かほりさんも若くてきれいです!
http://www.youtube.com/watch?v=GWpB5PhrKvQ

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おすすめの旅行記(ツーリングとか)

Novels

今回は趣向を変えて、前回、峠恵子さんの旅行記の話もでたので、お気に入りの旅行記などについて・・・

まずは、峠恵子さんの「ニューギニア水平垂直航海記」と同じ小学館文庫の緑色シリーズ(紀行もの)の宮田珠己著「旅の理不尽」
後述する斉藤純さんの本をwebで注文する時にたまたま目にし、かなりの高評価で500円と手頃な値段だったため一緒に注文してみたものですが、大正解でした。
アジアや中東のマニアックなスポットを旅する著者の紀行(奇行?)。
超ユニークな文体、というか文法めちゃくちゃですが、今まで読んだ本の中で一番笑いました。
笑いをこらえるのが大変なので、電車の中とかでは読まない方がいいです。
何人かの友人に貸したりしたのですが、絶賛・・・する人はなぜかあまりおらず、微妙な反応だったことも確かです(汗)
個人的にはこの「旅の理不尽」がベストですが、他にも妙な著書があり、いずれも大笑いでき・・・ると思います。

参考サイト
http://homepage1.nifty.com/foz/tamaking/

小林ゆき著「出たとこ勝負のバイク日本一周」。現モータージャーナリストの筆者が、若き日に日本一周ツーリングを単身敢行した時の模様を「準備編」と「実践編」の二冊にわたり書いています。
女性ということもあり、かなり計画的に周っているので、どこが「出たとこ勝負」なのかという疑問がなくもないですが、バイクの全盛時代とバブル期の空気がビンビン伝わってきて、個人的にツボにはまりました。
それと筆者の文才の高さも手伝って、非常に読みやすく、かつ読み応えがあります。
この枻文庫にはツーリング関係の書籍が他にも多数ありますが、モデル上がりの人が書いたお手軽ツーリングものやツーリング界の重鎮が書いたものよりも強力にオススメしたいです。

斉藤純著「暁のキックスタート」、「風と旅とオートバイ」(後者は人にあげてしまったのか手元にありませんでした)。
小説家であり、オートバイ乗りでもある著者が、雑誌・アウトライダーに連載した短編を集めたもので、ツーリングが好きなライダーならきっと共感できると思います。
オートバイに乗らない人でも、乗りたくなる・・・かな?
この方は、他にもオートバイを文化や環境問題の側面からも論じた「オートバイライフ」といった名著もあります。

同じアウトライダーに連載された短編を集めた原田宗典著・「黄色いドゥカと彼女の手」、「時々、風と話す」もよかったです。斉藤純さんのよりツーリング指向が薄く、むしろ青春小説的な感じなので、より一般向けといえるかも知れません。
RZやVT、それにGPzなど80年代のオートバイが登場するのも泣けます。

香咲弥須子著「彼女のライダーズ・シック」。この方も小説家にしてライダー。
本短編集が出たのが平成元年頃で、当時は今ほど女性ライダーはいなかったと思いますが、出てくる主人公は皆女性で、颯爽としています。
女性ライダー必読?の書ですね。

こうして挙げると、旅行記というよりは、ほとんどがツーリングものですね。

まぁ、いずれも、古書店の100円コーナーでも見つかりますし、読みやすいので、機会があれば読んでみて欲しいと思います。

Turingnovels
イラストが素敵なものを並べてみました。

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峠恵子さんのLIVE!

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7月3日(金)仙川 KICK BACK CAFE

以前2ndアルバムを紹介した峠恵子さんのライブ情報をファンサイトで知り、行ってきました!(最後に無料のイベント情報もあります!)
なお、写真のブログ掲載については快諾いただいています。

さて、峠恵子さんですが、カレン・カーペンターにそっくりな声の持ち主ということで知られています。
ライブも「Yesterday Once More」でスタート、カレンが乗り移ったかのような歌声にいきなりやられました。
その後も、For All We Know、Top of the World、Rainy Days and Mondaysなど名曲をたっぷり聴かせていただきました。

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↑峠恵子さん

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↑ギター・佐藤誠さん

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↑ドラムス:.トミー前田さん

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↑ベース・宮本博敏さん

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↑スペシャルゲスト ピアノ・漆戸啓さん

やはりカーペンターズの曲が多く、それは誰もが認める素晴らしさなのですが、峠さん自身の曲から入った私としては、以前行ったライブでは聴けなかった峠さんのオリジナルも何曲か聴けてよかったです(CD持ってるのはなかったですが)。

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スーパースター、マスカレードは、いずれも本邦初公開の日本語バージョンでしたが、原曲そのもののイメージで違和感もなくとてもよかったです。
著作権関係の許可を取るのが大変なんだそうですが、多くの人に詩の内容も知ってもらいたいということで、訳詞に取り組んでいるそうです
(ちなみに、この2曲は先日の東京サンセットガールズのライブでも取り上げていました。そちらは英語詞のままでアレンジにより雰囲気をガラリと変えたものでしたが)。

特別ゲスト・カズンの漆戸啓さんコーナーもあり、ジョニ・ミッチェルの曲を女性かと思うほどの澄んだ高音で歌われ、これまた素晴らしかったです。

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ところで私、元々カーペンターズも大好きです。
カーペンターズと知らずに耳にしていた曲も多いのですが、最初にカーペンターズと意識して聴いたのは英語の授業で習ったTop of the Worldで、その後最初にレンタルしたもカーペンターズ(たしかまだレコードでした)、最初に買ったCDもカーペンターズでした。
この日聴いた曲もすべて原曲はおなじみで、だからこそカレンそのものに聞こえて鳥肌ものでした。

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MCでは、この日泊まる幡ヶ谷(東京都渋谷区)のホテルへ行くつもりが「八幡山」(同世田谷区)で降りて真剣にホテルを探したこと(漆戸さんが「本八幡に行かなくてよかったね」と突っ込んでいました←注:本八幡は千葉県なのでかなり遠い)、「誰も知らない泣ける歌」に出演したときの裏話、デビューのきっかけ、冒険の旅のことなど、常連でない私にとっては、初めての話も多く興味津々でした。

その冒険の旅について。
峠恵子さんには、冒険家というもう一つの顔があり「ニューギニア水平垂直航海記」という本も出しています。
この本についてはもちろん知っていましたが、元々本はあまり読まないこともあり、手に取る機会がありませんでした。
が、週初めに図書館を覗いたらあったので借りて読んでみたところ・・・驚きの連続、スゴすぎ!
何がすごいって、私はてっきり峠さんって元々アウトドアな人なのかと思っていたら、ほとんど初心者で、それなのに極限的な状況を何度も乗り越え前人未踏のことをやり遂げてしまったのですから。
ライブの予定を知ってから、当日の予定が定まらないまま本を読み出したのですが、そのすごさに圧倒され、やはりこれは絶対聴きに行かなくては、と思いライブの予約を入れたのでした。

この日歌われた「静かなる花」は、南国ムード満点の穏やかな曲で、個人的には旅行記をこの日ライブ会場に向かう電車の中で読み終えたばかりだったので、それと重ねて、感慨深いものがありました(はじめ勘違いして「冒険旅行の時に見た花をイメージして作った」と書きましたが、バリ島に行った時とのことで訂正しました。うろ覚えですみません)。

ステージ上のご本人は、そうしたサバイバルを乗り越えてきたとはとても思えないスリムな体型で、涼しさ(寒さ?)を呼ぶオヤジギャグのサービスも手を抜かない気さくな方で、そのギャップにも驚かされます。
あの冒険があったから今の峠さんがあるのだなぁ、とおぼろげながら感じました。

さて、終了後、以前から気になっていた新譜のCDシングルと読んだばかりのニューギニア水平垂直航海記を会場で購入。
サインももらえて、またまた大感激でした。
シングルCDは詞曲とも峠さんの手によるものですが、「赤い電車に乗って」の詞は日高芳子さんとの共作(赤い電車は予想通り京浜急行のことですね!)、カップリングの「静かなる花」は詞曲とも杉真理さんとの共作となっています。

そうそう。会場のKICK BACK CAFEは、有機や国産の原料にこだわったロハスな店で、料理もおいしかったし、素材を生かしたスウィーツもどれもいい感じで、お饅頭よもぎマフィンなどを買って帰りました。
ノースモーキング&ノンアルコールな点は、物足りなく感じる人もいるでしょうけど、そういう店ってなかなかないので、逆に落ち着いて食事をしたい向きにはうってつけでしょうね。

今年はカーペンターズ40周年ということもあり、いろいろお声が掛かり、全国各地で歌っているそうです。

8月8日には府中の大国魂神社で夏祭りのステージにも立つとのこと(夏祭り事務局からの告知はまだないようですが)。
あの歌声が無料(?)で聴けるのですから、いかない手はありませんね。
カーペンターズをよく知っている人なら感動間違いなしです!

20090703t019

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