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GPz014 石嶺聡子 「GENERATION」

Ishiminegene

【特徴】
かなりメジャーな方だし今も現役なのでここで紹介する人の中では異例といえますが、理屈抜きに癒される声なのでご紹介します。
微妙にハスキーでしっかりした声質だと思いますが、すごくいい声で歌唱力も抜群、デビュー時はミラクルボイスと称されていましたが、言いえて妙。
私が聴いてきたのは初期の作品ばかりなので、最近のことはよくわかりませんが、純粋無垢で、きわどい表現もなく安心して聴いていられる、という印象があります。
アレンジも相対的に軽めで歌謡曲的といえます。そのまま「NHKみんなのうた」に使えそうな感じとでも言いましょうか。まとまりすぎていて面白みに欠けると感じる向きもあるかも知れませんネ。

【出会い】
今でこそ、手を広げすぎないために、発掘するのは90年代前半までという自主規制枠というか努力目標を設けている私ですが、ガールポップを聴き始めた当初は、よさげで入手容易なものはとりあえず聴いてみるスタンスでした。
石嶺聡子さんは、一応94年のデビューですが実質90年代後半以降の方ですね。たしか「オススメの」あるいは「声のきれいな」女性ボーカリストというようなネット書き込みで見たのだと記憶しています。
近所のレンタル屋で初期のベスト盤を見つけ借りてみたところ、めちゃめちゃよくて、その後初期の作品を中心にCDを揃えました。
それにしても・・・、90年代後半だとリアルタイムでJ-Popをよく聴いていたのですが、石嶺聡子さんについては「花」を歌った人だったっけ、くらいの印象しかなく、ベスト盤にも若干聞き覚えのある曲があった程度でした。
当時はいかに上っ面の流行曲しか追っていなかったか、ということでしょうね。

【このアルバムについて】

 発売:1996年12月11日、購入:2006年3月18日
 CD入手困難度:★☆☆☆☆(中古の入手は容易。ネット上でも音源入手可能?)

 94年にデビューしてこれが4作目。購入しているはずなのですが、どこかに紛れてしまったようで見当たらず・・・。写真は図書館で借りたジャケットを写して若干修正したもの(情けな)。
このアルバムを選んだのは、好きな洋楽のカヴァーが収録されていたからです。で、あらためて見るとロンドンでレコーディングしたとのことで・・・納得しました。

01 Liberty Girl
 作詞/根津洋子、作曲/都志見隆、編曲/小林信吾
 キャッチーでさわやかな、詞も前向きで元気が出る曲。軽いアレンジがいかにも彼女らしいです。

02 Shine
 作詞/阿木燿子、作曲/宇崎竜童、編曲/Simon Hall・小林信吾
 静かなピアノがカーペンターズやキャロル・キングのイメージとも重なる穏やかな曲。本アルバム中では、最初に借りたベスト盤に入っていた唯一の曲で、ベスト盤で聴いたときは地味な印象でしたが、後半の厚みを増したサウンドから受ける印象はなかなか壮大でボーカルも力強いです。

03 幸福ドミノ 
 作詞/阿木燿子、作曲/宇崎竜童、編曲/小林信吾
 おそらく彼女の出身地・沖縄風のアレンジなのでしょう、現地の楽器?も使っており独特の雰囲気があります。

04 Those were the days
 作詞・作曲/GENE RASKIN、編曲/重実徹
 ポール・マッカートニーのプロデュースにより1968年にデビューしたメリー・ホプキンの大ヒット曲(邦題「悲しき天使」)のカバー。詞は英語のままで、楽曲も原曲のイメージにかなり忠実でありつつ、現代的なアレンジが加えられています。
 おおもとはロシア民謡らしいです。ホプキンヴァージョン同様、演奏にロシアのウクレレ?みたいな楽器が使われており、この切ない感じがたまりません。
 予断ですが、「悲しき天使」は私の友人が、音楽のテキストにあって授業で歌った、と言ってました(日本語で)。

ちなみに原曲はこちらのアルバムに収録↓
Maryhopkin

05 Goodbye
 作詞・作曲/Lennon-McCartney、編曲/
 04に続きメリー・ホプキンのカバー。こちらも基本的に原曲のイメージ。原曲もいいのですが、やはり石嶺さんの圧倒的な歌唱力が光ります。タイトルどおり失恋の歌ですが、妙にポップです。歌詞(英語)の意味を一度よく確認してみる必要があります(笑)

06 Summernight Magic
 作詞/ALVAREZ GELINESTOR、作曲/THORBJOERN GAASHOLT、編曲/重実徹
 こちらも洋楽カバーで英語詞です。同時期にトリーネ・レイン(Trine Rein)というノルウェーのシンガーが歌った曲だそうです。原曲は特にヒット曲ではないようですが、ちょっと70~80年代の匂いがしてテンポも心地よく、いいチョイスです。それにしても英語の発音も素晴らしいです。

07 恋じゃ情けない
 作詞/松本一起、作曲/筒美京平、編曲/小林信吾
 ディスコミュージックっぽくもある元気な曲。一方、今の「恋」よりもう一歩進んだ関係を、という内容は、アルバム中唯一、オトナの世界を感じさせる危険さをはらんだ歌詞(って大げさ)。

08 友達?
 作詞/久和カノン、作曲/佐藤健、編曲/重実徹
 親友の彼氏への想いを切々と歌ったバラード。伸びのあるボーカルが清々しくも切ないです。

09 そっと‥じっと‥きっと‥ずっと
 作詞/芹沢類、作曲/筒美京平、編曲/小林信吾
 08に続いてこちらもバラード。静かな曲なのですが、彼女のボーカルのせいか不思議とスケール感が感じられます。

10 秋の行方
 作詞/久和カノン、作曲/都志見隆、編曲/Simon Hall
 ラストは一段と穏やかな秋の曲。そういえばここまで夏っぽい曲が多かったかも。最後にこれを持ってくるか?という地味な曲ですが、静かな中にも力強さを感じさせるボーカルが印象に残ります。

 * * * * * * *

その後、作曲にも関わるようになり、現在も活動中です。
決して派手ではありませんが、その場限りで消費される類の音楽と違い、ずっと色褪せない魅力があると思います。
ネットで視聴などもできるので、是非聞いてみて欲しいと思います。

http://mysound.jp/artist/detail/a55EU/

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コメント

石嶺さんの透き通る声にあたしも癒されまくりのまくりです。

投稿: カワちゃん(14歳中学2年) | 2010年7月27日 (火) 01時26分

カワちゃん(14歳中学2年)さん、重ねがさねありがとうございます!
石嶺さんの歌は癒されると同時に魂を揺さぶられるような感じがあります。是非一度生で聴いてみたいと思っているのですがなかなか・・・sweat02
初期の作品は特に、最近にはない純粋な雰囲気なので、もしかしたらいまどきの音楽のテキストに載ってたりするかな?

投稿: SugarTime改めGPz117 | 2010年7月27日 (火) 23時43分

こんにちは。90年代以降デビューの女性歌手では間違いなく彼女がナンバー1の歌唱力の持ち主。このアルバム私も大好きでよく聞いています。「幸福ドミノ」を耳にするたびに‘長い冬が終わり春がやって来たなぁ’としみじみ身も心もポッカポカ状態に包まれますね。ビッグになろうが成らぬかは関係ありません。何時なんどきでも‘最高の’美声に癒されれば。。。そんな音楽にこれからも触れ合っていきたいですね☆

投稿: なにわのヒバゴン | 2013年3月24日 (日) 05時51分

なにわのヒバゴンさん、コメントありがとうございます!
そうですね、90年代後半というかモー娘のあたりから、アイドルも含めある程度の歌唱力のある人ばかりにはなりましたが、石嶺さんほどの方はなかなかいらっしゃいませんね。
今年こそライブに行きたいと思っています!

投稿: GPz117 | 2013年3月24日 (日) 22時56分

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