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2009年6月

東京サンセットガールズLIVE・その3

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6月23日(火)西荻窪TERRA

またまた来ましたライブ!1ヶ月早いですね~

今回は前回ほどではないけれど、テーブル席はほぼ満席でした。

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今回はメンバーの配置が少し変わっています。

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↑ちょっとワイルドな感じのキーボード・沢村繁さん(左)。久しぶりにバンドに合流したということで、MCの時さんざんいじられていました。

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↑同じくちょいワルな感じのベースの小山田健一さん(中央)。はじめ別人かと思ったほどです。

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↑夏っぽくスイカのイメージ(?)の広石恵一さん。前回は透けたシャツがセクシーと言われていましたが、今回は藤名さん持参の扇風機のおかげで快適そうでした。

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↑バンマス・吉田健太さん。3本のギターを曲によって使い分けていました。

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↑いつも素敵なボーカル、藤名美穂さん(左)と吉田朋代さん

曲は、しょっぱなの「白い色は恋人の色」でやられて、「甘く危険な香り」、「そよ風の誘惑」などツボな曲が目白押し。

ごくシンプルなバンド編成ですが、おなじみの曲を全く違うアレンジで聴かせてくれるこのライブ、今回もレゲエ調のカーペンターズ(スーパースター、マスカレード)など、すごく新鮮でした。
その前にやってたボサノバ調のアレンジの曲もよかったです(おなじみの曲なのですが忘れてしまいました)。

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そしてついに、吉田朋代さんのセルフカバーが実現!
「Don't Say "I LOVE YOU"」でしたか、残念なことにこれってまだ入手しておらず、初めて聞くナンバーでした。
でも朋代さんにぴったりの曲で、すんなり耳に馴染み気持ちよく聴かせていただきました。

最後のアンコールも大盛り上がり。隣のノリのいいお客さんにそそのかされたこともあり、年甲斐もなく(?)スタンディングで手拍子でした(笑)

次回は、7月29日。
仕事的にちょっと厳しい時期ですが、ABBA、それにこの日リクエストされたザ・ピーナッツにも挑戦したいと言っていたので、またまた行かなくては、と思っています。

最後に、吉田朋代さんからのニュース。
杉山清隆さんの新曲の作詞をしているそうです!
http://www.vap-shop.jp/shop/ProductDetail.do?pid=VPCC-82273

タイアップでテレビでも聴けるようです。要チェックですね!
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/4988021822732/j/~wiretv

東京サンセットボーイズ&ガールズHP
http://www.tokyosunsetboyz.com/

吉田朋代オフィシャルサイト
http://home.t04.itscom.net/tomoyo/

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最近のCD入荷状況

このところ新盤ラッシュ(といってもみんな10年以上前のだけど)が続いており、未聴のアルバムが溜まってきています。

敬称略で列挙しますと、
オムニバスアルバムに入っていて好印象を持った村瀬由衣(2枚)、シンディ、
kaz-shinさんが紹介していて興味を持った紫音(2枚)、
ほとんど予備知識のないまま購入したMieko、Elika、服部祐民子、今井真起子(2枚)、米屋純。
さらに、図書館で須藤薫、五島良子も借りてしまい・・・も~たいへん

ざっと聴いた感じでは、みなそれぞれによかったので、いずれ紹介したいと思います。ただ、自動車番組の顔として(の方が?)有名な某氏プロデュースの一人に関してはイマイチかな(あくまで私の好みで)。

っかし、半年前にはもう新規開拓の余地はほとんどないと思っていたんですが、まだまだ知らないボーカリストがいるもんです。

さて、明日(というかもう今日ですが)は東京サンセットガールズのライブ!
仕事が順調に終われば行こうと思っています♪

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小川美由希さんとの出会い

Cd2005

一見タイトルと写真がチグハグな今回の記事、キーワードは「小川美由希」、「カーアンドドライバー」、「G.ジウジアーロ」、「大内義昭」、「国立国会図書館」といったところでしょうか。訳わからん。

先日、初めて国立国会図書館に行きました。

調べたかったのは昔の雑誌。

最近好きになった女性ボーカルについては、もちろん音源のみでも十分楽しんでいますが、やはり周辺情報にも興味が湧くというもの。
ところが、私が好んで聴くのは、ちょっと古いマイナーな方が多いため、ネット上でも情報がほとんどありません。

そんなわけで、昔の雑誌から情報を得たいと思っていたのでした。

「Girl Pop」誌を見るのもいいのですが、これは創刊が92年頃になります。
もうちょっと前に活躍していた人の情報が欲しかったため、「カー・アンド・ドライバー」誌の目次ページに、女性タレントを紹介するコーナーがあってボーカリストもよく出ていたので、これを狙いました。

CD誌は、カーグラフィックやカーマガジンとかほど重厚ではなく、かといって週刊誌サイズの「○○○○ー」や「○○○ー○ー○」などのようなチープな雰囲気もなく、表紙のイラストをはじめ洗練された紙面構成も好きで、旧車特集の時や、好きな車の復刻カタログが付いてくる時などに買っていました(写真は4年前の117クーペのイラストが載った号)。
数年前に思い切ってほとんどは処分してしまいましたが。

さて、図書館では開架にないものは請求して閉架(書庫)から出してもらいます。当然、私の読みたいものは閉架。
残念ながら1987年度までは所蔵しておらず、1988年4月からになりましたが、とりあえず一度に請求できる分め一杯を請求し、89年9月までの分を閲覧することができました。

車の記事にもついつい見入ってしまい、時間がなくなってしまったのですが、件の女性タレントのコーナーに出ていたボーカリストをメモしたので、列記します。
肩書きは一応「シンガー」と「歌手」とで区別されていましたが、よく知らない「歌手」(アイドル系)の人もとりあえずメモっときました。

88. 4.26 島崎路子
88. 5.26 伊藤美紀
88. 6.26 伊東真由美(白雪姫バンド)
88. 7.10 芳本美代子(117クーペのカタログ付き。買ってました♪下の写真)
88. 9.26 岡本 南
88.10.10 本田理沙
88.11.10 清水綾子
88.12.10 HIROKO
89. 1.10 沢田(メモには沢田とだけしか書いておらず・・・たしか沢田聖子さん)
89. 2.10 吉田真里子 
89. 2.26 仲村知夏
89. 4.26 草地章江
89. 5.10 比企理恵(「ピアッツァに乗りたい」とのコメント!)
89. 5.26 星野由妃
89. 6.26 栗原冬子

Cd1988_2

ある程度予想はしていたもののお目当ての人が全然出てこない、と思っていたら・・・

89. 7.10 小川美由希

↑ついに出ました、4番目に紹介した小川美由希さんを発見!多分この半年余り一番聴いているボーカリストなだけに感激!
しかもこの号、なんと買っていました。だから当時から小川美由希さんのことを知っていたことになります。
これには驚きました。まったく記憶に無かったです。家に帰って確認しましたが、処分してしまったようで残ってはいませんでした。
もうちょっと処分するのが遅かったら・・・と悔やまれます。
何年も使わなかったから処分。ってすると不意に必要になることってありますが、その最たるものでした。まぁ、1ページの1/3ほどの小さなコーナーなんですがね。

全文をメモしてきたので、一部を紹介します。

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
小川美由希(シンガー) 本名:佐藤真紀子、1967年4月5日生 162cm、46kg
87年8月 シングル「シャインマイハート」、アルバム「MEW CLUB」でデビュー

お気に入りのクルマはホワイトのシーマとシトロエン。
 (中略)
六本木で生まれ育ったので友人からは"遊び人でしょ"なんていわれるけど、全然そんなことないんですよ。
 (中略)
クルマの免許は欲しいけどまだ持ってません。
 (中略)
私が運転したら「新車でドライブに出て廃車で帰ってくる」なんてひやかされています。
小5の頃、アバのレコードを聴いてボーカリストになりたいと思うようになりました。高校に入ってからアルバイトそして貯金をして歌とダンスのレッスンを始めたんです。
これは夢をかなえるための、完璧に自分への投資でした。
 (中略)
87年に念願のデビューをしました。私の音楽ポリシーは、今もデビュー当時と変わっていません。アーチストのヒューマニズムを大切にした歌を歌っていきたいと思います。
その中で自分の個性を発揮していきたいですね。
 (中略)
おかげさまでシングル「ネバーギブアップ!」がヒットし、今後の活動へのキッカケができたと思います。
 (中略)
アルバムは現在、3枚目の「ファニーベイビーレディ」が発売になったんですが、これは私が現在考えていることが伝わる、自己紹介的な内容になっていると思います。あえてジャンル分けするなら、ビートポップという路線だと思いますが、ボーカルスタイルのバリエーションを広げたり、サウンド面でもいろいろチャレンジしているので、そのへんを聴いていただけたらと思います。
そして6月23日には東京日本青年館でコンサートを開きますので、ぜひ楽しんでほしいですね。
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  

ということで、今後の意欲を語っておられた小川さんでしたが、残念ながらその3rdアルバムが最後になってしまいました。
1stは探し続けていますが、まだ入手できていません。2ndと3rdも中古店で目にしたのは、まだ4~5回くらいだと思います。
今思うと、3rdの「ファニーベイビーレディ」が帯付きで2枚あった甲府のBOOK OFFは奇跡でした(うち1枚を現在所有)。

それにしても、上に挙げたボーカリスト、知らない人もけっこういます。
現在も歌っているのって沢田聖子さんくらいでしょうか(30周年というからすごいです)。他に、芳本さん、比企さんが芸能活動を続けている程度かな。当時は今より、ケッコン→引退の傾向が強かったとはいえ、業界は厳しいのですね。

さて、88年7月のCD誌を引っ張り出したついでに読み返していると、なかなか面白い記事&広告があったので紹介します。

まずは付録の117クーペのカタログ。1973年式というから量産になった当初で、私のと同型です。

Cd1988117

同じG.ジウジアーロ氏デザインのデトマソ・マングスタ。生産期間は1967~1971で顔つきからも117と同時期のデザインであることがわかります。

Cd1988mangsta

国産初のCVTがREXに搭載されたのがこの頃だったのですね

Cd1988rex

無鉛ハイオクが流行り始めた頃ですね。ホンダ・トゥデイがマイナーチェンジしてます。所ジョージさんがマイナー前の顔の方が100倍良かったとか言っていましたっけ。

Cd1988today

サンデンカーエアコンのキャンギャルはMIEでした。

Cd1988mie

ヂーゼル機器のモデルは外人サン(詳細不明)。なお、クラリオンガールは前年の川島みきさんに続きこの年は蓮舫代議士だったようですが、広告はありませんでした

Cd1988diesel

当時よく見かけたルノー5(サンク)。児島未散さんの「なまいきCinq」ではちょっと故障の多い車として歌われていました(90年のアルバム「キー・オブ・ドリームス」に収録)

Cd1988renault

大内義昭氏のインタビューが出ていました。丸山みゆきさんを世に送り出した直後ですね。
フォルクスワーゲン・タイプIIIをこの当時ですでに10年くらい乗り続けているとのことでした。クルマに向ける愛情は見習いたいものです。

Cd1988ouchiy

と、なんだか無理やり過去記事とつなげた感もありますが、音楽とクルマのクロスオーバーが初めて実現!ということでめでたしめでたし

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GPz012 川嶋みき 「ナチュラル・ハーツ」

Kawashimanh

2ndの「Will」が個人的には超オススメなのですが、諸事情により3rdのこちらを紹介します。とはいえ、こちらもかなりいいです(2ndアルバムについては後述)

【特徴】
声はいいし歌唱力も抜群!が、なぜかヒットには恵まれなかったようです。伸びのある声とかっこいい雰囲気は、メジャーな人でいうと、森川美穂さんとかに近いかな?他にも、小比類巻かほるさん、渡辺美里さん、浜田麻里さんなど同じタイプの強力なボーカリストが多かったので、抜け出せなかったのかも知れません。
2ndアルバムまでは「川島みき」で、この3rdでは「川嶋」表記になっています(姓名判断でヒットを期した?)。この後、まったくの新人扱いで「川島だりあ」として再デビュー、さらにその後「Feel so Bad」というバンドを結成・・・と次第にハードロック路線になっていきますが、「みき」時代はややロック寄りの正統派ガールズポップという感じです。

【出会い】
女性ボーカルに凝り始めた当初から参考にさせていただいていた「Lady's J-Pop」さんで、高く評価されていたので、マークしていました。
しかし先に見つけたのは、改名後の川島だりあ時代のアルバム。出張先の京都の小さな中古ショップに2枚揃ってありました。
だりあ時代はハードロック系との解説を覚えていたので、余り好みじゃないかも・・・と思いながらも帯付き美品で100円だったので2枚とも購入。
そしたら確かにハードで荒っぽい感じなんですが、あくまでポップで、耳障りな感じはほとんどありません(最近の曲ではこのくらい分厚いサウンドは珍しくないし)。楽曲的にもほとんどハズレなしで、いい意味で予想を裏切られました。
半年後には「川島みき」名義のアルバムも見つけることが出来ました。「川島だりあ」ほど激しくない分「川島みき」の方が万人向けな感じです。

ところで、「川島みき」という名前には聞き覚えがありました。歌って踊れる(あ、踊れるは余計か)クラリオンガールとして売り出した人がそんな名前だったような・・・。
調べてみると、やはり同一人物でした。だから正確にいうと当時から知っていたことになります。「♪い~ち秒~過ぎた過去見つめない~」という、カーエアコンのCMソングのフレーズは今も耳に残っていますが、3枚のアルバムには収録されていないようです。未聴のEPシングルかも知れません。
キャンギャルのイメージが先行したのが災いし、女性から敬遠されたり、本格派シンガーとして扱われなかったのかも。

【このアルバムについて】
発売:1989年7月21日(廃盤)、購入:2007年1月29日
 CD入手困難度:★★★☆☆
(それなりに出ているようです)

ソングライターとしても5曲に関与しており、前作よりぐんと増えています。

01 Rock Night ~熱いビートの序曲~
 作詞・作曲/川嶋みき、編曲/丸山恵市
 重厚なギターに歓声が入ったライブっぽい出だしの、タイトル通りの意気のいいナンバー。

02 Winding Road
 作詞/麻生圭子、作曲/芹澤廣明、編曲/丸山恵市
 NHKアニメ「青いブリンク」の挿入歌だったそうです。ミディアムスローの曲調と抑え気味の演奏に加え、低音の出だしなどは特に歌いにくそうですが、見事に歌いこなしています。後半のスケール感もなかなかなものです。

03 Don't Stop Me Now 
 作詞・作曲/川島みき、編曲/水谷公生
 1stや2ndにも多く見られた川島みきが得意とするタイプの正統派ロックンロールナンバー。

04 Naturally 
 作詞/麻生圭子、作曲/野田晴稔、編曲/丸山恵市
 ミディアムテンポながら、こちらもいかにも川島みきという感じ。歌が上手いので何を歌わせても安心して聴いていられます。

05 Next Dream
 作詞/麻生圭子、作曲/川嶋みき、編曲/水谷公生
 ファルセットの男性コーラスが加わるなど04よりさらに穏やかな雰囲気。澄んだ高音が気持ちよく、歌唱の幅を感じさせます。

06 Maybe Tomorrow
 作詞・作曲/川島みき、編曲/丸山恵市
 02と同様「青いブリンク」の挿入歌ですが、こちらは出だしから重厚なサウンドのスピード感のあるロックナンバー。

07 Big Waveに首ったけ
 作詞/石川あゆ子、作曲/川上明彦、編曲/水谷公生
 これもいかにも川島みきという感じの、夏っぽい爽やかなナンバー。

08 Alone
 作詞/川島みき、作曲/西田昌史、編曲/水谷公生
 珍しいスローナンバー。ドラマ「月曜・女のサスペンス」の主題歌だったというのがいかにもな妖しげな曲調。曲自体はこの手としては普通かも知れませんが、やはり歌の上手さが光ります。

09 Somebody Knows
 作詞/麻生圭子、作曲/羽場仁志、編曲/KENZO
 夢を追いかけて外国で生きる女性を歌った歌詞は、当時の時代背景も感じさせます。深読みすると、2ndのやはり9曲目の「さよならの町へ舞い降りて」がこの曲とつながる感じがしています(順序逆だけど)。希望に溢れた歌詞と楽曲になっています。

10 遠い風のバラッド 
 作詞/麻生圭子、作曲/川上明彦、編曲/丸山恵市
 08に次ぐスローナンバー。比較的淡々とした曲調で、前半は演奏もきわめて控えめですが、逆にスケールを感じさせる感動的なナンバーです。「誰でも大人になるたび、はじめての気持ちを忘れてく」など詞的にも深いです。

 * * * * * * *

先に聴いた2ndアルバムの印象が強すぎて、この3rd(及び1st)は自分の中では相対的に低めの評価だったのですが、聴き返してみると捨て曲なしのハイレベルなアルバムです。やはりどんな曲も歌いこなしてしまうボーカルが光ります。

【補足】
2ndの「Will」については、kaz-shinさんが紹介しているので、もはや私がレビューするまでもないのですが、ちょっとだけ言及させてもらいます。
ノリのいい似たタイプの曲が多いものの前述のLady's J-Popさんも推すようにハズレなしの名アルバムで、特にラスト2曲は名曲だと思います。
上記でも言及した「さよならの町へ舞い降りて」はアルバム中唯一のスローバラードで、淡々としていて詞的にもどちらかというと悲しい内容なのですが、とてもいい曲です。
「シンデレラたちの憂鬱」は、素晴らしいボーカルとスケール感のある楽曲が渾然一体となった、鳥肌モノの名曲だと思います。私はアルバムを購入するまで聞き覚えはなかったのですが、トレンディードラマのテーマ曲だったそうです。
やや難解ながら、結婚を真剣に考える女性目線の歌詞も永遠のテーマですし(あるサイトに「全ての独身女性に聴いて欲しい」とのコメントがありました)、こういう曲はもっと評価されていいと思うんですけどね~
「Will」に収録されているのはアルバムバージョンで、ネットオークションに出ていたシングルCDを狙ったところ高額になりすぎて断念したことがありますから、コアなファンは確実にいるようで、その意味では安心したものですが(笑)。

なお、動画サイトでは「オールナイトフジ」出演時の貴重な映像が見られます。

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GPz011 児島未散 「フロレゾン」

Floraison

85年デビューということもあり、いわゆるガールポップ路線とは一くくりにできないのですが、当時の女性ボーカルを語る上で欠かせない一人だと思います。

【特徴】
私が女性ボーカルを聴く際の最大のポイントは、声のよさと歌の上手さにあるのですが、児島未散さんというと、こと歌唱力に関しては必ずしも高評価ではないようです。
確かに、これまで紹介してきた方々には敵わないかも知れませんが、彼女にはそれを補ってなお余りある魅力があります。
やや舌足らずで何とも甘い、けれど決してアニメ声ではない、クールさがバランスした絶妙の声で癒し効果は抜群です。
甘い声でもしかしたら上手くないかも、って雰囲気でいうと、太田裕美さんに近いのかな(失礼!)。

【出会い】
「ジプシー」が有名な彼女ですが、個人的にはあまり印象にありませんでした(92年頃までホント邦楽に興味がなかった)。
それより、ウッちゃんナンちゃんの番組のエンディングでかかっていたキャッチーで印象的な曲を聴いて彼女の名前とその曲名がインプットされました。
ガールポップに目覚めてしばらくした頃、「ジプシー」を含むvap時代のベスト盤が図書館にあったので借りてみたところ非常によくて、すぐにこのアルバムを探して入手したのでした。
10数年ぶりに聴いた例のエンディングの曲「一歩ずつの季節」には、胸が躍ったものです。

【このアルバムについて】

発売:1992年3月25日(廃盤)、購入:2006年5月3日
 CD入手困難度:★★☆☆☆
(このアルバムは「ジプシー」に次いで楽に見つかるはず)

児島未散さんといえば、やはりデビューしたフォーライフの頃が彼女らしくていいのですが、このFloraisonも、楽曲もなかなかですし、前述の曲が入っていることで個人的に思い入れがあります。
ジプシーが当たったためか、その路線の比較的スローな曲が多く、vap時代のちょっと背伸び路線をさらに進めた感じです。けれど、詞はやはり健全な男女交際という感じで、きわどい描写はありません。曲によっては初期のあどけないイメージも感じさせます。
この頃のアルバムで、オマケが付くものがよくありましたが、こちらの厚めのケースに収められているのは・・・24枚折りの巨大歌詞カード!(出し入れ大変)で、片面はポスターです(写真は一部。これって銀座でしょうか)。この辺りけっこうアイドルチックな扱いです。写真はわりと大人っぽいんですけど。
なお、ジャケットには曲名が書いていないので、帯がないとどんな曲が入っているのかわかりません。小ネタですが、帯の背がピンクのものと白いものがあるようです。
Floraisonp

01 一歩ずつの季節
 作詞/来生えつこ、作曲/羽田一郎、編曲/松本晃彦
 今まで聴いたあらゆる曲の中で最もキャッチー、と言っても過言ではないノリのイイ曲。歌の部分もいいのですが、前奏や間奏も大盛り上がりで、某出版大手サイトで「魔法のアレンジ」などと評されていたのも頷けます。

02 今 思えば,素直でいればよかった
 作詞/風堂美起、作曲/上田知華、編曲/松本晃彦
 上田知華さんによるメロウなナンバー。心なしか今井美樹さんに似ている感じも。

03 恋人じゃない友達じゃない~It's just another day 
 作詞/風堂美起、作曲/羽場仁志、編曲/松本晃彦
 村井博さんとのデュエット。これもけだるい雰囲気で詞的には一番大人っぽいかも。ジプシーもそうですが、この手の曲はちょっと地味になりすぎてしまう感じもします。

04 Tokyoペシミスト 
 作詞/風堂美起、作曲/山崎孝、編曲/松本晃彦
 「東京悲観論者」という意味になりますが、児島未散さんとしては激しい曲調で、それまであまりなかったタイプの曲だと思います。細い声がちょっと演奏に負け気味でしょうか。

05 ひとりぼっちのあなたに
 作詞/風堂美起、作曲/石川 Kanji、編曲/松本晃彦
 デビュー時の初々しさを残しつつ表現力も備わった感じです。こういうミディアムスローの彼女もとてもよく、持ち味をうまく引き出しています。

06 好きだけど…… 
 作詞/風堂美起、作曲/羽場仁志、編曲/松本晃彦
 友達の彼氏に想いを寄せる、という永遠のテーマ?を歌った曲。ドロドロではなく、アップテンポであっけらかんとしています。

07 水平線の思い
 作詞/来生えつこ、作曲/安川宙志、編曲/岩本正樹
 スローで穏やかな出だしに対し、サビでテンポアップしてイメージをガラリと変える、なかなかドラマチックな曲調です。

08 雨の日のホームで
 作詞・作曲/児島未散、編曲/松本晃彦
 歌唱力が試されるような難しいバラードに挑戦しています。と思ったら、彼女自身の作詞作曲でした。

09 すべて今この日のために
 作詞/来生えつこ、作曲/羽場仁志、編曲/岩本正樹
 友達を祝福するウェディング・ソング。01に通じるキャッチーな曲調と無邪気なボーカルがマッチして、とてもいい感じです。ある意味彼女に一番ぴったりな曲かも。

10 floraison
 作詞・作曲/児島未散、編曲/岩本正樹
 08同様彼女自身の作品。しっとりしたバラードです。大人のボーカリストとして、ソングライターとして目指していた方向が伺えます。

 * * * * * * *

ジプシー大ヒット(なんとオリコン4位まで行ったのですね!)の余勢をかって、パイオニア移籍後出したこのアルバム、タイアップの効果もありそこそこ売れたようですが、その後大きなヒットはなかったようです。
とはいえ、最後となったパイオニア時代には4枚のアルバムをリリースしており、1985年のデビューから(途中、ブランクはあったものの)10年も活躍していたわけで、それなりの支持を得ていたことになります。

その後、俳優へ転身を図ったようですが、90年代末には芸能活動から引退されたようです(役者としての彼女も見てみたいと思い、「卒業プルーフ」という映画のDVDを入手しましたが、まだ見れていません)。
今でこそシンガーやモデルから役者になる人は珍しくないですが、当時はアイドル上がりの人は別にして、中途半端なイメージだったのかも知れません。その後のアルバムを聴くと歌唱力の向上もなかなかなだけに、シンガーに専念していれば、もっと活躍できたかも、という気がしなくもないです。
なお、kaz-shinさんも初期の3作品を取り上げていますし、他のブログなどでも語られており、情報は少なくありません。
動画サイトでも視聴は可能ですし、根強い支持を得ていることがわかります。

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