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GPz009 黒沢律子 「DISH」

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【特徴】
 水着グラビアなどもやっていて、2ndアルバムの超ボディコンの写真などからも、わりとアイドルっぽいイメージ、というかルックスを前面に出していたようですが、歌唱力はしっかりしています。
 特徴的でも特別パワフルでもないですが、クールで気持ちいい声はポップな曲によく合います。

【出会い】
 関東ローカルで深夜にやっていたテレビ番組「PRESTAGE」のオープニングにデビュー曲の「純哀」が使われていたことから、彼女を知りました。が、当時は邦楽にほとんど興味がなく、さわりだけだったせいもあり、特別引っかかるものはありませんでした。
 ガールポップにハマってからも、特別気にかけてはいなかったのですが、たまたま、中堅の中古チェーン店で新品同様の「Dish」が安価で売られていたので、なんとなく購入。
 そしたら、楽曲も声も予想外によかったのでした。断片的な印象というのは、よくよくあてにならないなぁ、と感じた一枚です。

【このアルバムについて】
 発売:1993年6月23日 購入:2007年4月29日
 CD入手困難度:★★★★☆
 (たま~に見かける程度)

 バブル末期の90年にデビューした彼女の4枚目のアルバム(ベスト盤を入れると5枚目)。
 かなりバブル引きずってますが(笑)、全編ポップでおしゃれな感じです。リゾート感溢れる曲もあり、海外の国名をあしらったジャケット裏からも、その路線を強調していることが伺えます。さらには、アレンジの多くを外人さんが手掛けています。
 初期のアルバムも悪くないのですが、個人的にはこのアルバムか3rdのPurityがお勧めでしょうか。歌詞カード的には、写真集的な構成の2ndもいいのですが(笑)

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01 ディナー・タイム
 作詞/斉藤美和子、作曲/羽田一郎、編曲/Rod Antoon
 軽いアレンジでおしゃれな曲調ですが、アッシー君とのディナーでしょうか、かなりバブリーな内容です。「へい」とか「わ~お」という思わずひらがなで書きたくなる、イマイチやる気の感じられない掛け声もどうなんでしょう。

02 週末のマーメイド
 作詞/斉藤美和子、作曲・編曲/Joe Rinoie
 楽曲もボーカルも爽やかでリゾート感満点です。コナカCFイメージソングとなっていますが、あの頃のコナカというと松平健さんの印象が強過ぎるのか(?)記憶にありませんでした。

03 嘘でもロマンス
 作詞/斉藤美和子、作曲/水野雅夫、編曲/Joe Rinoie
 サンバのようなダンサブルなリズムで、ちょっと妖しい雰囲気が、海外でアブナい体験?という歌詞に合っています。

04 愛してなんかいない
 作詞/斉藤美和子、作曲・編曲/安田信二
 比較的穏やかなミディアムテンポの曲。歌詞に合わせたかのようなやや甘めのボーカルが美しいメロディーにぴったり合っています。

05 だけど、愛情
 作詞/風堂美起、作曲/尾関昌也、編曲/Joe Rinoie
 ビートの効いたハードな曲。前述のPRESTAGEの後番組「マグニチュード10」のエンディングテーマだったということで、聞いたことがあると思うのですが、記憶になかったです。
当時、あまり好きなタイプの曲ではなかったせいだと思いますが、聴き馴染んだ今はとても気に入っています。
それほどパンチはないのですが、しっかりしたボーカルを聴かせてくれます。

06 終止符のlegacy
 作詞/加藤健、作曲・編曲/Joe Rinoie
 こちらも比較的穏やかな曲調。相対的に地味な印象ですが、様々な音源で美しいサウンドを展開しています。

07 Blue Sky
 作詞・作曲/藤田千章&佐藤竹善、編曲/Joe Rinoie
 シンプルで明快なポップスで、個人的に一番のお気に入り。シングライクトーキングの藤田氏と佐藤氏の作品だったことを今回記事を書くにあたり初めて知りました。アレンジに加え、シンセとサックス、それにバックコーラスをJoe Rinoie氏が担当しています。

08 涙No-No-No
 作詞/三浦徳子、作曲/朝倉紀幸、編曲/鶴由雄
 テレビ東京「アンモナイト」オープニングテーマとのことですが、番組自体知りませんでした。イケイケな感じが05にかなり近い印象です。が、その05のシングルのカップリングだったそうで・・・そういうキャラで売ろうとしていたのでしょうか。

09 Truth
 作詞・作曲/藤田千章&佐藤竹善、編曲/Rod Antoon
 ポップな曲群から一転、アルバム中、唯一のスローバラード。はじめは多少違和感がありますが、とてもいい曲です。
 07同様SLTの2氏の作品でアレンジはSLTとの関係の深いRod Antoon氏。ひょっとすると、SLTバージョンが存在するのかも知れません。

 * * * * * * *

 外人のアレンジャーさんですが、Rod Antoon氏はシングライクトーキング、 久保田利伸、荻野目洋子ら、Joe Rinoie氏は森川美穂らをプロデュースしているようです。
 言われてみると、荻野目さんや森川さんとは、かなり通じるものがあります。

 黒沢律子さん自身、3rdアルバムまでは、若干の作詞を手掛けていましたが、このアルバムではなぜかノータッチです。
 これを最後に「黒沢律子」名義での作品はなくなり、女性二人組みユニット・b'Rougeの後、RIZCO名義でソロ活動をしていたそうですが、ここ数年の情報は残念ながら見受けられません。

 活動期間も長いし、実力もあったのに、ヒットには恵まれなかった不遇のボーカリストの一人といえます。

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