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2009年4月

GPz008 近藤名奈  「7/360」

Kondo7360_2

 今まで紹介してきた中では、最もメジャーなボーカリストだと思います。
 ガールポップムーブメントの真っ只中にデビュー。その中堅どころとして、確たる地位を占めていた印象があります。最近まで活動されていたようですが、現在はわかりません。ファンサイトもあるので、探せば情報は多いと思います。

【特長】
 高音まで伸びるきれいな声で、歌もとても上手いです。ただ、優等生的というか、平坦で特徴に乏しい印象も受けます。CMなどとのタイアップも多かったようですが、記憶にないのは、そうした理由からでしょうか。
 とはいえ、シングルの多くに見られる元気な前向きソングは、方向性が似た傾向はあるものの理屈抜きに元気になれます。
 ショートヘアでボーイッシュなルックスも含め、永井真理子さんともかぶる気がしますが、そこまで広く支持を得られなかったのが不思議であり残念です。
 演奏は当時の主流でしょうか、通常のバンドサウンドにシンセや管弦楽も巧みに組み合わせた厚みのあるもので、コーラスも多用しています。アレンジの技巧的な部分に関心のある方は、その点でも楽しめると思います。

【出会い】
 当時FMで深夜にやっていた「インテグラル・ステーション」で「地球を蹴ってさか上がりして」を耳にして、元気な感じに好感は持てましたが、当時のありがちガールポップという印象で、特に引っかかるところはありませんでした。ガールポップにハマった当初も、中古店でよく目にするものの、私の中ではメジャーな方だったので、あまり注意は払っていませんでした。しかし、図書館に「Better Days」があったため試しに借りて聴いたところ、ベスト盤ということもありハズレなしで、たいへん気に入ったのでした。

【このアルバムについて】
 発売:1993年7月7日(廃盤)  購入:2006年9月23日
 CD入手困難度:★★☆☆☆
 (2nd以降に比べ少ない傾向はあるが入手は楽)


 デビューアルバム。それ以降のアルバムに較べると、評価は決して高くなく、ボーカルの完成度もやや劣るかも知れませんが、楽曲もよくファーストとしては十分すぎる出来です。
 ファンハウスも力を入れていたようで、初回版特典にステッカーを付けたり、同時期にビデオも発売しています。発売日はナナに合わせていたことに今回初めて気付きました(笑)

Sticker

01 無限大
 作詞/田辺智沙、作曲/原一博、編曲/岩崎文紀
 ピアノ(?)の出だしからダイナミックに展開する前奏が印象的な、いかにも彼女らしい元気いっぱいの前向きソング。

02 歩いてみようよ
 作詞・作曲/田辺智沙、編曲/岩崎文紀
 アカペラで始まる比較的落ち着いた感じの曲。シンプルな演奏な分、ボーカルの繊細さにも注目したいです。焦らずマイペースで行こう、みたいなやっぱり前向きな歌詞。

03 地球を蹴ってさか上がりして
 作詞/田辺智沙、作曲/樫原伸彦、編曲/岩崎文紀
 歌詞の情景が浮かんでくるような爽やかなセカンドシングル。PVでは、歌詞そのままに白い自転車で颯爽と走っています。前述のとおり初めて聴いた彼女の曲であり、2年ほど前、NHK-FMのリクエストで採用されたこともある個人的に思い入れのある曲。

04 夏の始まりに探したもの
 作詞/田辺智沙、作曲/樫原伸彦、編曲/岩崎文紀
 子供の頃を思い出させるような歌詞。静かな出だしから、サビに向かって演奏は次第に厚みを増しなかなかの盛り上がりを見せます。ヴァイオリンなどが美しさを際立たせており、間奏のエレキもいい感じです。

05 Moderato
 作詞/田辺智沙、作曲/原一博、編曲/岩崎文紀
 彼女の本流といえるポップな曲。彼との初めてのピクニックを歌っていますが、明確な恋愛めいた表現が出てこない、ある意味彼女らしいラブソング。

06 アンコールがとまらない
 作詞/田辺智沙、作曲/三村均、編曲/岩崎文紀
 学園祭のステージに立つ、彼氏もしくはそれ未満の男性を歌った曲。ちょっとレトロな正統派ロックンロールの曲調にハーモニカが入ったりして、そういう経験がなくてもノスタルジックな気分になってしまいます。あえてそうしているのか、心なしか舌足らずというか初々しいボーカルも曲にマッチしています。

07 明日のドア
 作詞/田辺智沙、作曲/原一博、編曲/岩崎文紀
 前奏から全開です。明日は何が待っているかわからないけど希望を持って進もう、という前向きソング。テンポもよく、やはり元気をもらえます。

08 願い
 作詞・作曲/田辺智沙、編曲/岩崎文紀
 はじめベスト盤で聴いた時は、相対的に穏やかで平凡な曲に聞こえたのですが、なかなかどうして十分にポップでアレンジも見事です。イントロも聴かせますし、サビのオーケストラの演奏で盛り上がるところもスケールを感じさせます。

09 10年たっても
 作詞・作曲/田辺智沙、編曲/岩崎文紀
 穏やかで美しい演奏に澄んだボーカルがマッチしています。幼なじみの異性の友達を大事に思う気持ちを男性目線から歌った曲。なかなかこうは行かないと思いますが理想的ではあります。

10 こんな日は早起きしてあなたに会いたい
 作詞・作曲/田辺智沙、編曲/岩崎文紀
 デビューシングルにして見事な歌いっぷり。「あなた」は十中八九彼氏だとわかるのだけど、これまたそうした表現が出てこないラブソング未満の曲。実にポップな曲なのですが、スローなアコースティックバージョンも存在し、聴き比べると面白いです。

11 水平線のキス
 作詞/田辺智沙、作曲・編曲/岩崎文紀
 ピアノ(っぽいシンセ?)を中心とした演奏が美しいバラード。抑え目の前半から高音の伸びが冴える後半までなんとも気持ちのいいボーカルです。歌詞はあまり気にしていなかったのですが、あらためて聴いて、「えぇっ、そういうオトナな内容?」とちょっと驚いています。

 * * * * * * *

 聴き込んでみると、ある特徴に気付きます。当時のJ-Pop、少なくともガールポップに関しては、9割方が明確なラブソングということが多いのですが、彼女の初期の曲には、明快なラブソングがほとんどありません。微妙に恋愛を匂わせた、ある種もどかしい感じを狙っていたのかもしれません。見た目もボーイッシュで、男性目線の歌詞や一人称に「ぼく」を多用しています。
 「愛」「恋」「好き」といった表現がないものの、無邪気な青春ソングは別の意味で気恥ずかしさを感じるかも知れません。

 それにしても、初期のシングル、どれもタイトル長いなぁ(笑)

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伊豆のワインディング

吉田朋代さんの所属する東京サンセットガールズの2回目のライブが16日にありましたが、残念ながら今回は行けず・・・

2009041108cs
さて、先週の土日の話になりますが、伊豆に走りに行きました。

連れは旅先で知り合ったKさんで、数キロのワインディングを何度も往復するだけで、観光はほぼゼロ、というもの。
最初は、この走り方に面食らって、「こんなんツーリングじゃねぇーっ」と心の中で叫んでもいたのですが、あるコーナリングテクニックを伝授されて、劇的に曲がりやすくなったこともあり、年に1、2回ならこういうのもアリかな、と思い、たまに、ご一緒させてもらっています。

そのテクニックとは・・・とりあえず内緒。

オートバイの雑誌や走り方の指南書を見ても、言及していることはまずありません。
唯一、80年代のレース関係のある方が、著書で述べていることがわかり、図書館に通って読みました(借りられる地域の図書館にはなかったため)。

やたらと人に教えるのはもったいないので、まだ2人にしか教えていないのですが、自転車のロードレースをやっている友人からは、「コーナーがハイスピードでも安定して曲がれるようになった!目からウロコ!!」
と、大いに感謝されました。

なぜに、このテクニックが知られていない(語られていない)のか、わかりませんが、
最近のオートバイは元々曲がりやすいことが一つ、
それに、上手い人は無意識のうちにこれができている、
ということが考えられます(ロードの友人も左カーブは無意識にこれをやっていたと言っていた)。

先日転倒したこともあり、リハビリのつもりで無理せず走るつもりが、ノッてくるとついつい・・・
まぁお陰で、転倒のショックも癒えて少し自信が戻った感じです。

20090411001s 2009041113ks

桜はすっかり散って青々と芽吹いているものもありましたが、まだまだ花が残っているものもあり、桜吹雪の中を走ることもしばしばでした。

私のGPzですが、右サイドを見ると一見ノーマルカラーのようですが、オールペンしています。
で、ちょっと遊んで左右で色を変えています。

2009041206s
イメージしたのは、あの異色のヒーロー。
仮面ライダーより好きでした。
しかし、この動画の中盤に出てくるサイドマシーン、本当にかっちょいいです!
当時のカワサキ・マッハをベースにしたショーモデルをペイントしただけだとか。
http://www.youtube.com/watch?v=pfd-ZNzbvCc

2009041103falls

ちょっと山道を歩くと、荒々しい岩場に滝があります。
晴天続きのこともあり、水はちょろちょろでした。

2009041208fujis

↑富士山は土日両日のも午前中はその雄大な姿を見せてくれていましたが、昼過ぎになると雲に隠れがちでした(写真では単車の向かって右寄り後方に頭だけ見えてます)。

何はともあれ、暖かくて天気最高、無事帰ってこれてよかったです。

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GPz007 神崎まき 「虹のふもとへ」

Kanakiniji

実に久々のアルバム紹介です。音楽的に気の利いたコメントが書けず苦労しております(汗)
まぁ、普通の感想という感じで流していただければいいかと(笑)

【特徴】

声質は、有名どころだと広瀬香美さんに似たややキンキンした感じで好き嫌いが分かれるかも知れませんが、歌唱力は抜群です。
後に広瀬さんからの楽曲提供も受けているし、見た目も広瀬さんに似ているかも。
楽曲は当時としてはなかなか洗練されていると思います。
作曲で今をときめくアノ方が参加している点も、注目です。
詞的にも元気が出る前向きなものが多く、悲しい曲も同姓からの共感を得られそうな感じです。

【出会い】

他のアルバムの曲で、アニメやドラマのテーマ曲になっていたものもありますが、個人的には記憶にありません。
ただ、2ndアルバム収録の「Good day・I・N・G」は当時、FM「インテグラルステーション」を録音したテープに入っていました。
実にポップな曲だったため、アイドルという印象を持っていました(今思うと、こんなに歌の上手いアイドルはそういないのですが)。
それに加え、ここで紹介しているボーカリストの中では、比較的メジャーで中古店でも見つけやすい印象だったことから、ずっと素通りしていました。
が、ある日この1stと3rdが格安で売っていたので購入してみたところ、これがかなりの本格派で楽曲もよく、いい意味で予想を裏切られたのでした。

【このアルバムについて】

発売:1992年5月21日(廃盤) 購入:2007年11月23日
 CD入手困難度:★★★☆☆
(この1stは少ないが2nd以降は比較的よく見かける)

後に、R&Bやゴスペルに傾いて先鋭化していくのですが、この1stはわりとアイドル的で、無難にまとまっている感じです。
マニアックさは少なめですが、取っ付きやすいと思います。2nd以降に比べ、市場での出現率は低い印象です。

01 バスが来る
作詞/山田ひろし、作曲/横山 剣、編曲/井上徳雄
住み慣れた実家を離れる心象を切々と歌っています。哀愁を感じさせるアレンジと小節のきいた(?)ボーカルがやや演歌チックな感じもしますが、帯に謳われている「聴けば聴くほどやさしくなれる」というキャッチコピーにぴったりかも知れません。

02 とうとう東京
作詞/影森 潤、作曲・編曲/小森田 実
「とうきょう、とうきょうです・・・」というホームのアナウンスで始まります。
タイトルからしてコミックソング的。実際、アップテンポでコミカルな印象。胡弓や木琴が効いたアレンジは、東京というよりは横浜中華街ですが、テクノっぽい雰囲気もあり、面白い曲になっています。

03 アルバイト・デイズ
作詞/影森 潤、作曲・編曲/小森田 実
これもウキウキした感じのアップテンポな曲。
1stシングルで、ソニーカセットテープのCMに使われ、本人も出演していたそうです。さらっと歌っている印象ですが、サビの安定したハイトーンボイスはただならぬものがあります。
ここまで3曲、つながりはないのですが、ちょうど上京~一人暮らしの様子を歌った3部作といった感じになっています。

04 なんでかな?
作詞/山田ひろし、作曲/横山 剣、編曲/梁 邦彦
4曲目にしてラブソング。恋に落ち、戸惑う気持ちを歌っています。比較的淡々とした曲ですが、抑え気味でかわいい感じの出だしから、後半の力強いボーカルまで表現力を感じさせます。

05 Precious Moment
作詞/影森 潤、作曲/横山 剣、編曲/梁 邦彦
いろいろあるけど毎日が楽しい、という軽快な前向きソング。佐藤聖子さんにも通じるものを感じます。アレンジはさりげなくも凝っており、当時のJ-Popとしては洗練されていると思います。

06 さよならだね~Going Home
作詞/影森 潤、作曲/Kenny G、編曲/梁 邦彦
別れのバラードを切なく歌い上げています。穏やかですが、しっかりしたボーカルが印象的です。これまた、04から3曲つながっていると見れなくもないです。

07 Sweet Panic
作詞/Elli、作曲・編曲/近藤洋史
当時Ellisとして活躍していたユニットの二人が楽曲提供しています。
軽めながら洗練された洒落たアレンジ。これって何でしょ、ヒップホップとか?後の路線を暗示するかのような雰囲気です。

08 もう平気
作詞/山田ひろし、作曲/横山 剣、編曲/梁 邦彦
「Lonely~」の部分がサビかと思いきや、「私はもう平気~」のフレーズでさらに盛り上がります。
シングルでもなんでもないのですが、ベスト盤にも入っており、個人的にも鳥肌が立つほどいい曲だと思います。

09 おたんじょうびおめでとう
作詞/山田ひろし、作曲・編曲/小森田 実
恋人の誕生日とかではなく、「生まれ変わった自分」をお祝いするという前向きでハッピーな曲です。
イントロがちょっと竹内まりやさんの「不思議なピーチパイ」に似ています。あと、クリスマスのイメージも?

10 虹のふもとへ
作詞/山田ひろし、作曲/横山 剣、編曲/井上徳雄
08と同じく横山剣さんによるこれまた名曲。ラストに相応しいどっしりして広がりのあるアレンジ。バックの女性コーラスがモータウンサウンドにも通じます。

* * * * * * * *

横山剣さんが、5曲を提供しており、作曲陣ではメインの位置付けになっています。
この後も「September」といった名曲を提供し、その才能を遺憾なく発揮することになるわけですが、クレイジーケンバンドで有名になるのはその数年後になります。

神崎まきさんは、4枚のアルバムに加えベスト盤も残しており、独特のソウルフルな雰囲気で、時代の一歩先を行くサウンドを展開していきます。
その後は、Micky.Tとして活躍されているようです。
なお、動画サイトでも、いくつか聴くことができます。

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花見

200904041todens

先週引越しをして、一週間余りが過ぎました。
生活リズムにも慣れてきましたが、まだダンボールのままの荷物が多数(汗)

バタバタしていたせいもあり、アルバム紹介の方も滞っていますが、次のネタが概ねできているので近日中にアップの見込みです。宇都美慶子さん、峠恵子さん、とケイコさんが続いたので、K・K子さんにしようかと思いましたが、K・Mさんの予定です(って誰っ?)

さて、桜が見頃を迎えています。
先週は国立でクルマつながりのおじさん方(って自分もだけど)と、まだほとんど最低な田舎・・・あ、変換ミス!咲いていない中、飲み食いメインでやりました。
といっても、私は旧宅の掃除&ガス屋さん作業の立会い&不動産屋さんへの引渡し、の帰りに車で寄ったので、お酒抜きでしたが・・・

Shirukosand

gopさんがお持ち下さった、東京ではなかなか手に入らないという名古屋名物しるこサンドが、後引く美味さでした。

Hanami

↑客はまばらでした。いいんです。咲いてなくても(笑)

一転、今日(土曜日)は、北区の桜の名所・飛鳥山公園で、レジャーシートを広げるでもなく、そぞろ歩くというごく健全(?)な花見。

のつもりが、ごぼうビール&しょうがビールというのが売ってて思わず買ってしまいました。
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↑ほんとにゴボウ味なんでびっくりでしたが、意外とイケます。

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↑まさに満開。花見客多数で、都電乗るのに3本くらい待ちました。

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エイサーもやってました。最後は観客も入り乱れて踊る盛り上がりでした。

新居では、外付けルーターが必要になり、そのせいなのかネット接続がイマイチ不安定です。
というのは言い訳になりませんが、ボチボチまた書いていきたいと思います。

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