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2009年2月

GPz006 峠恵子 「Something Doing」

Touge

 ここまで紹介してきたボーカリストは、個人的なオススメ度に加え、他の方がレビューしていない人を優先してきたつもりですが、そろそろ他の方のレビューとかぶってきそうです。
 今回の峠恵子さんについては、すでにkaz-shinさんが1stアルバムを紹介しているので、私の稚拙なレビューはためらわれたのですが、次の理由からあえて取り上げました(本記事を書くにあたりkaz-shinさんの記事を見直してはいませんが、かぶる表現があるかも知れません)。
 (1) 取り上げるアルバムが違う
 (2) ここで取り上げる予定の人の中で、歌を生で聴いたことのある唯一のボーカリスト
 (3) 3月3日に「誰も知らない泣ける歌」にテレビ出演の予定あり!
 アルバムは知る限り2枚のみのリリースですが、現在もライブ活動などされています。テレビ出演やライブの情報は峠さん公認のファンサイトに詳しいです(ご本人もしばしば発言されています!)。
 なお、私も一度ライブにお邪魔したことがあります(後述)。

【特徴】
 パワフルさと繊細さをうまく歌い分けています。甘い感じではなく、大人の女性の声といえますが、高音の伸びは気持ちがよく、いそうでいないタイプかも知れません。
 カーペンターズを歌うと本物そっくりということで、その種の番組の常連となっています(この頃のアルバムでは、カレン・カーペンターに通じるイメージはそれほどないのですが)。
 また、森永製菓のCMで最後にかかる「もりながっ♪」を歌っているので、一度は聞いたことがあるはず。

【出会い】
 「ひとさじの勇気」が当時録音したカセットにあり、お気に入りでした。10年ぶりくらいに聴いたら他の曲も聴いてみたくなり、中古で見つけて購入したものです。
 初めてBOOK OFFで購入したCDのうちの一枚であり、その後女性ボーカルのCD漁りをする起点ともなった個人的に記念すべきアルバムです。
 帯なしで4桁の値段が付いているのが感慨深いです(BOOK OFF慣れした今ではちょっと考えられません。いえ、それだけの価値あると思いますが)

【このアルバムについて】
発売:1994年2月21日(廃盤)、 購入:2005年9月8日
 CD入手困難度:★★★☆☆
(1stより多く、中古店でそこそこ見かける)

 全編、女性の目線から描かれたラブソング。彼女自身ソングライターでもあり、作詞や作曲で、ほとんどの曲に関わっています。他の作家からの提供曲も含め、レベルの高い楽曲ばかりです。
 購入してしばらくは、本当に毎日聴いていました。当時はまだ手持ちの音源が少なかったということもありますが、今聴いても粒揃いだと思います。

01 Happy Hollyday
 作詞/峠 恵子、作曲/羽場仁志、編曲/重実 徹
 早朝から車で出かけ、ゲレンデで週末を過ごすという、なんとも当時を感じさせる内容です。出だしの部分は朝もやの雰囲気にぴったり、後半もリゾート気分いっぱいです。

02 ひとさじの勇気
 作詞/柴門ふみ、作曲/峠 恵子、編曲/入江 純
 ドラマ「あすなろ白書」の挿入歌で、彼女の曲では最も有名かも知れません。ドラマは残念ながら私は見ていませんが、前述の通り録音テープに入っていました。
 タイトルどおり、勇気が湧いてくる曲で、ここぞという勝負の前に聴くといいかも。

03 二度と来ないで
 作詞/峠 恵子、作曲/佐藤 健、編曲/笹路正徳
 ピアノっぽいシンセや穏やかな曲調は、歌詞に出てくる「キャロル・キング」を意識したものでしょうか。比較的スローながらサビはしっかり盛り上がります。

04 騙されてあげたの
 作詞/朝水彼方、作曲/峠 恵子、編曲/重実 徹
 バイオリンの前奏が印象的。二股かけられてるのを確信したという内容にぴったりの、キレ気味ボーカル(失礼)がいい味出してます。

05 雨の中に夏がいる
 作詞/許 瑛子、作曲/井上大輔、編曲/重実 徹
 ミディアムの心地いいテンポの曲。ボーカルも軽めのアレンジも透き通った感じで、なんとも癒されます。サビは峠さんのダブルボーカル。

06 48億分の1のあなた~あすなろ白書~
 作詞/柴門ふみ、作曲/峠 恵子、編曲/松下 誠
 02同様「あすなろ白書」挿入歌。漫画同様?やや大げさな歌詞ですが、劇中で使われると効果絶大だったのでしょうね。淡々とした曲ですが、芯のあるボーカルによるサビの盛り上がりはさすが。

07 Goodbye ハリケーン
 作詞&作曲/峠 恵子、編曲/山本健司
 ポップで、ちょっと60年代あたりのモータウンサウンドなどを思わせる雰囲気もあります。タイトルや歌詞のとおり、つむじ風のような雰囲気があります。

08 恋はHave a nice day
 作詞&作曲/峠 恵子、編曲/山本健司
 こちらも、山下達郎っぽいコーラスやアレンジがオールディーズっぽいです。ハッピーな歌詞も手伝って心が浮き立つような曲です。07に続き峠さん自身の作詞作曲でソングライターとしての非凡な才能が伺われます。

09 いつか見たサンセット
 作詞/許 瑛子、作曲/峠 恵子、編曲/笹路正徳
 アルバム中でも静かな曲の一つ。タイトルの他、日本語詞の中に横文字がところどころ出てくるあたりが当時っぽいかも。

10 私があなたに出来る事
 作詞/鮎川めぐみ、作曲/Julia、編曲/重実 徹
 エレキの重厚な前奏から穏やかな前半、そして後半盛り上がるというなかなかドラマチックな展開の曲。歌詞も含め元気が出る曲です。 

11 街は10miles away
 作詞&作曲/峠 恵子、編曲/山本健司
 吹き抜ける風のようにすがすがしいアレンジと高音での歌い上げがなんとも気持ちのいい曲です。こういう曲が一番しっくりくるような気もします。

12 明るい街角~on the sunny side of the street~
 作詞/峠 恵子、作曲/都志見隆、編曲/笹路正徳
 街中で別れた彼(と新しい彼女)を見かける、という出だし。タイトルどおり明るい曲調や、新しい恋を探そう、という前向きな詞は、このアルバムの最後を飾るのにぴったりです。

【補足】
 3年ほど前のCD購入当時いたく気に入り、ネットで調べたらライブもやっているということで、購入後半月ほどで四谷へ聴きに行きました。
 小さなお店でしたが、彼女目当ての常連さんで盛況でした。新顔は、私(と同行の女性)くらいだったようで、「私と知って(来てくれた)?」と声を掛けてくださいました。
 歌ったのは確かすべて他人の曲で、このアルバムの曲がなかったことが残念でしたが、カーペンターズの曲は本当にカレンがそこにいるかのようで、感激でウルウルきたのを覚えています。

 この後、間もなくしてご結婚されて、海外に渡ったと伺いましたが、久々にファンサイトの掲示板を見たら、状況がだいぶ変わっているようです。
 ライブも精力的に行っているようなので、是非また聴きに行きたいと思っています。

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単車復活!

土曜日、週の半ばに修理の終わっていた愛車GPzを取りに行きました。

お世話になっているカワサキのショップの方が、引き上げに行って下さり、当初はこりゃ無理だ、との印象を受けたようですが、店長のおかげで、奇跡の復活を遂げました。
作業内容を聞いたら、クランクケース側のネジ穴を付け直すのや、ローターの位置修正、クランクケースの補修に並々ならぬ苦労があった模様。
同じ型のオートバイに乗っている店長だからこそ、やってもらえたと言えるでしょう。
ひたすら感謝です。

さらに、「付けなきゃ」と思っていた、エンジンガードも用意されていて、その場で組みつけてもらいました。

Rightside Engguard

写真1:大破した右側イグニッションコイル部分が復活!    写真2:エンジンガードを装備!

さて、走り出して最初の信号で「!!!」
リアブレーキが全く効きません。というか踏めません。ペダルが固定されているかのごとく。

そういえば、パッドがなくなってたのすっかり忘れてた!
と思いショップに引き返しました。

実は、大破した右ウィンカーについては、私の手持ちの予備を使ってもらうことになっていて、
この日持ち込んだため、ショップでも試運転はしていなかったのでした。
さすがにパッドは在庫がなくて、ドラスタ(バイク用品店)で買っておいでよ、
と言われ、店長のGPzをお借りしてひとっ走り。

パッドって一部のメジャーな車種のしか置いてないと思ったら、ズラリとあって驚きました。
しかも5社くらいあってどれがいいのか迷います。
といっても、やはり私の旧車に合うのは1種類くらいでしたが(笑)

ショップに戻ると、リアブレーキはバラされており、開口一番「大変なことになった!」、と言われ・・・

ブレーキを押すピストンを固定しているワッシャが抜けてしまっているというのです。
説明を的確に表現できているかわかりませんが、例えるならネジの頭がワッシャの穴を通過したみたいな、大きさ的に通るはずのない穴を抜けてしまったようで、見たこともないケースだそうです。転倒の衝撃が思わぬトラブルを引き起こした形です。ペダルが踏めなかったのはこのためでした。

急遽、リアブレーキオーバーホールとあいなりました。
店長さんがスペアパーツを持っていたので、その場で1時間ほどでやってもらえましたが、普通なら絶対無理です。またしても店長さんそして店員さんのご尽力に感謝!です。

さて、今度こそ、と走り出します。転倒したことがうそのように実に快調です。

5キロほど走ったでしょうか、ふとスピードメーターが振れていないのに気付きました
(てか、見てないし、スピード)
そういえばトリップメーターも数字が最初に見たまんまのような。

またワイヤー切れたか、と思い停車時に何気なくワイヤーを見ると・・・引きずってます

Img_0274wire
ずっと引きずったまま走ってたのか?!と一瞬思いましたが、下回りの作業してて気付かないはずないし、
多分、外れかけてたものが、ハンドル周りに引っかかっていて、走っているうちに落ちたのでしょう

しかし、転倒の衝撃は様々なところに波及しているようです。
しばらくは、慎重の上にも慎重に運転しなければ、と思ったのでした。

何はともあれ、復活バンザイ!です。

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GPz005 宇都美慶子 「L'Alc-en-Ciel」

Utsumil

【特徴】
 落ち着いた大人の雰囲気のポップス。大人といってもドロドロした感じはなし。際立った個性がないとも言えますが、爽やかな歌声と安定した歌唱で、どの曲も高いレベルに仕上がっています。
 クセのないボーカルによる女性目線の恋愛ソングは、女性にも支持されると思います。現在も活動中です。

【出会い】
 当時、宇都美さんのラジオを何度か聴いた覚えがあります。
 が、楽曲に関しては特に強く記憶に残ってはいませんでした。。
 3年ほど前にこのアルバム(ともう一枚)を購入した際も、数回聴いてそれほど強い印象を感じないまま棚に収まってしまいました。
 大容量のMP3プレーヤーを購入したことから、再び聴く機会が訪れ、今度は非常に気に入り毎日のように聴いています。

【このアルバムについて】
 発売:1991年1月25日(絶版)、購入:2006年5月21日
 CD入手困難度:★★★☆☆
 (彼女のアルバムとしては最もよく見かける)

 詞は全曲、宇都美さん自身が書いています。メロディーの方もなかなか強力なメンバーです。
 以前聞いたときはかなり穏やかな印象でしたが、あらためて聴いてみると、なかなかポップな曲もあります。
 私の場合、女性ボーカルのよしあしに関しては、声とメロディーを重視しており、詞は二の次なのですが、宇都美さんに関しては詞の世界もなかなか深くて味わいがあります。

01 空に虹が浮かんでも
 作詞/宇都美慶子、作曲/内藤慎也、編曲/新川 博 
 彼女の3rdシングルで、弾んだ感じの曲です。
 調べたところ、ドラマ「刑事貴族」の主題歌だったそうです。ただ、こう言っちゃ何ですが、あまり刑事ドラマっぽくないです(笑)

02 ランチ・タイム物語
 作詞/宇都美慶子、作曲/岸 正之、編曲/新川 博 
 物語と書いて「ストーリー」と読ませています。失恋した友達の相談に乗っているのですが、曲調は軽快です。高音の伸びがきれいです。

03 抱きしめて~シュールな恋~
 作詞/宇都美慶子、作曲/折原 彩、編曲/鈴木 茂 
 4thシングル。ちょっと虚ろな導入部に対し、サビの比較的キャッチーな印象に脱皮する感じが何とも言えずイイです。
 片想いが続いているという詞で、悲しい恋の歌といえます。

04 春の花束
 作詞/宇都美慶子、作曲/山川恵津子、編曲/鈴木 茂 
 春っぽい爽やかな曲。例外的に恋の歌ではなく、働くOLの日常を描いた応援歌といえますが、明るい未来を感じさせます。タイトルでは花束と書いて「ブーケ」ですが、曲中では「はなたば」と歌っています。

05 オーロラの見える時~One Side Love~
 作詞/宇都美慶子、作曲/岸 正之、編曲/鈴木 茂 
 ミディアムスローですが、男性コーラスなどが加わるサビのスケール感はなかなかで、お気に入りの一つです。

06 去年の恋人
 作詞/宇都美慶子、作曲/割田康彦、編曲/新川 博 
 夏の風と日差しを感じさせるアップテンポな曲調にハッピーエンドとはならなかったであろう元彼との夏の思い出が歌われています。
 全体的に、北畠美枝さんの「8月の青い空の下」に似ています(といってもわかりませんね)。

07 寒い夜
 作詞/宇都美慶子、作曲/岸 正之、編曲/新川 博 
 穏やかな曲調からは幸せな雰囲気すら感じますが、内容的には別れの歌のようです。
 山下達郎のクリスマスイブの雰囲気にも通じる名曲です。

08 Illusionの都会
 作詞/宇都美慶子、作曲/羽場仁志、編曲/新川 博 
 都会とかいて「まち」と読みます。タイトルからして、いかにもアーバンポップスって感じのメロウバラード(あくまで私の理解で)。サックスがいい雰囲気を出しています。

09 Preference
 作詞/宇都美慶子、作曲/芳野藤丸、編曲/鈴木 茂 
 これもアーバンポップな雰囲気。サビの部分が他とは違うツンツンしたボーカルスタイルで、三角関係に破れたという詞の内容に合っています。

10 風が通り過ぎた午後
 作詞/宇都美慶子、作曲/鈴木キサブロー、編曲/鈴木 茂
 「小鳥たちの微笑み」「広がる青空」「輝く草原の風」といった詞の一つ一つが、幸せの予感に満たされながら深呼吸しているような情景を感じさせます。
 メロディーも、穏やかでありながらスケール感があり、とてもいい曲です。

【補足】

わりと薄味なためか、個人的には、聴きこまないとよさがわからないタイプでしたが、聴き込んだ今はハズレ曲なしとさえ思えます。
他のアルバムも揃えたいですし、生で聴ける機会があれば是非足を運びたいと思っています。
また、現在FMラジオの1コーナーを持っているようですが、私のところではローカル局が混信して聞けず、職場で録音することなどを画策中です。

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走り初め

 さて、いよいよ主役(?)の登場です。

 愛車GPz750で走り初めに行って来ました。って「来ました」っていうのが微妙に正しくないのですが・・・後述

 家の近所では、もう梅が咲いていたので、梅林で有名な越生(おごせ)へ向かうことに。

 巾着田のところから、越生方面への横道に入ります。
 途中、高麗神社がえらく賑わっていたので、ちょっと寄ってみたところ、「高麗鍋コンテスト」をやっていました。
 どうやら、200円でチケットを買うと出ている露店(20店くらい?)の鍋の食べ比べができて、投票で順位を決めるということのようです。
 チケット売り切れだったので、鍋にはありつけず、参拝だけしてきました。

Komanabe

 梅林の方は、花はまだまだという感じでしたが、途中にきれいに咲いているのがあったのでパチリ

Ume

 さて、越生近辺は麺街道などと称されていて、うどん屋が多いところです。
 道の駅みたいなところから少し入った高台にある「花麦」さんへ。たしか3回目になります。

 腹も落ち着いたところで、後は奥武蔵グリーンラインから正丸方面へ抜けて帰ることにしました。

 しかし、風が強く雲ひとつない快晴なので、思わず途中の関八州見晴台にも登りました。
 オートバイを道端に置き5分とかかりませんでした。
 
 と、3年くらい前に来てしっかりした展望台があったばずだけど、違う・・・

 どうやら、以前来たのは違う展望台みたいで、ここの見晴台は意外なことに初めてかも。

 一部、木で見えない方角もあるものの、四方が見渡せるいいロケーションです。
 はるか遠くに富士山も見えました。

Kanhassyuu

 帰りは、刈場坂峠から狭い道をR299へ下っていきます。
 やはり80年代のRZ250Rが先行して行きましたが、わりとゆるやかなペースでした。

 狭いし、路面もよくないから慎重なんだな~、と思い、こちらもあまり飛ばさず走っていたのですが・・・

 不意に道のほぼ全面に砂利が大量に浮いているところがあり、派手に転倒してしまいました!

 ウインカーに加え、右のエンジンの出っ張り部分、ディストリビューターが大破して、走行不能に・・・

Disbee

 この後の詳細は省きますが、R299を7キロほど下ったところにあったバイク屋さんに置いてきました。
 ホンダのオフ車の方が、バイク屋さんを探してくれて、大変ありがたかったです。
 全般的には下りだったものの、平地や少し登り勾配もあり、へとへと。この時期なのに大汗かきました。

 15年くらい一緒に走ってきたオートバイなので、なんとか復活させたいのですが、今度ばかりはどうなるか、今のところわかりません。
 もしかしたら、最初で最後のツーリング記事になってしまうかも・・・

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GPz004 小川美由希 「Funny Baby Lady」

Ogawa3rd_2   

 早いもので、もう2月ですね。10日ぶりの更新となってしまいました(汗)。
 今回紹介するのは、今一番気に入っているアルバムです。

【特徴】
 キャッチーかつ意気のいい、いかにも当時風の明快ポップス。くっきりした爽やかな声は、けっこういそうな感じで、曲調も含めプリンセス・プリンセスに似ている感じもしますが、奥居香さんよりずっときれいな声してます(失礼。プリプリも好きですが・・・)。見過ごされがちですが、「がぎぐげご」の発音がきれいな半濁音なのも好感が持てます。今のところ、2枚のアルバムを聴いたのみですが、ハズレ曲がほとんどないというのもすごいことだと思います。

【出会い】
 9月頃から、ブログの下書きなど始めていたのですが、その時点では名前すら知りませんでした。kaz-shinさんのブログ・Music Avenueで紹介されていた吉野千代乃さんが気に入り、2枚目のCDをネットオークションで購入した際、小川さんのセカンドアルバム「Bitter Spice」が同時に出品されていたので、ついでに購入してみたのがきっかけです。
 購入にあたり、ネットで情報を調べましたが、これがほぼ皆無。某動画サイトで視聴できた一曲は特にいい印象は持ちませんでしたが、個人のブログで取り上げていたのが一つだけあり、「一番のお気に入り」と書いてあったので、購入を決断しました。
 ということで、80年代末期という活動時期とメジャーでない点はツボでしたが、あまり期待はしていませんでした。
 最初に聴いた時は、同時期のKMさん(川・・・、神・・・、児・・・にあらず)に雰囲気が似ていて、カッコつけた感じの歌い方・楽曲のありがちガールズロックかな、という程度だったのですが、2、3度聴くうちに、キャッチーなメロディーと爽やかな声に魅了され、すっかりはまってしまいました。

【このアルバムについて】
 発売:1989年4月10日(絶版)、購入:2008年10月18日
 CD入手困難度:★★★★★
 (CD化への端境期だったためか、流通量は少ない)

 今回紹介するのは、よりお気に入りの3rdアルバムです。似た感じの曲が多い印象はあるものの、ポップな曲調で前向きな内容は元気になることうけあい。プロデュース:Haward Killyとなっており外人かと思っていたらペンネームなのですね。TAKUMIさんという思いっきり日本の方です。
 詞は、8曲を小川さん自身が手掛け、2曲だけ大御所・麻生圭子さんが書いています。
 なお、初版はピクチャーCDということで、画像入り?普通のプレーヤーで再生できんのか?とか思いましたが、CDのレーベルに写真がプリントしてあるという意味でした。確かに珍しいですが・・・
 約3か月毎日聴いていますが(汗)、いまだに飽きません。

Ogawa3rdcd
01 You’re so Funny Baby Lady
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 アルバムタイトルになっていることからもわかるように、その方向性を示すようなキャッチーでキュートな曲。

02 In the Memory
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 数少ないミディアムテンポの曲。女性のバックコーラスが入る部分など、特にプリプリっぽく聞こえます。

03 Never Give Me Up
 作詞/麻生圭子、作曲/石田正人、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 ドラマのテーマ曲だったそうで、ラストのフレーズは、そのタイトル「明日はアタシの風が吹く~♪」となっています。このドラマタイトルと小泉今日子主演ということは、覚えていましたが、この曲は知りませんでした。タイトルや歌詞からも想像できる通り元気で前向きな曲で、01の雰囲気に近い本アルバムの代表曲といえます。もちろんシングルになっています。

04 Frustration
 作詞/小川美由希、作曲/勝田 誠、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 跳ねるように軽快な曲。しかし、歌詞だけ見てると愚痴満載という感じです(笑)

05 AGAIN
 作詞/小川美由希、作曲/太田美智彦、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 元彼と友達として再会するという内容の03のカップリング曲。ポップな曲もいいですが、こうしたバラードも見事に歌い上げています。あえて言うと、ほぼ同時期にプリプリが歌ったM(88年11月)やジュリアン(90年11月)に似ています(歌詞的には「友達のまま」か?)。が、そんなことは関係なく、とてもいい曲です。

06 Try and Cry
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 失恋の曲とも取れますが、04に似たポップな曲調から、悲しい感じはありません。

07 In Your Life
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 友達(たぶん失恋した)を勇気付けている曲。このアルバムの中ではやや緩やかなテンポですが、十分ノリノリです。

08 It’s My Loneliness
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 珍しい静かなバラード。淡々とした曲調なのですが、伸びのある声が最もよく出ているかも知れません。

09 Believe
 作詞/小川美由希、作曲/徳能 悟、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 ポップなナンバーに戻ります。失敗(失恋?)をバネに明日を信じて前向きに生きようという曲。ここまで全体を通して、ストレートなラブソングがないというのが意外です。

10 あなたが近い夜
 作詞/麻生圭子、作曲&編曲/牧野信博
 横文字のタイトルから一転、唯一の日本語タイトルの曲。この曲だけはHaward Killy氏が関わっていないようです。
 コミカルとも言えるほど軽快な演奏で、ラストを飾る曲が、こんな軽いノリでいいのか?と当初は思いましたが、今は一番のお気に入りで、所々入る合いの手のような打楽器と歌唱は絶妙で、ハッピーな歌詞も手伝って、ついリピートして聴いてしまいます。
 バックコーラスの桑田靖子さんも、控えめながらいい味出してます。
 前奏が広瀬香美の「ロマンスの神様」にちょこっと似ていますが、私の中では聴いたことのないタイプの曲といえます。仕事中とかに、ふと気付くとこの曲が頭の中を駆け巡っていて、体がリズムを取っていることもしょっちゅうです。

【補足】
 彼女については、この作品を最後に3枚のアルバムを残しているだけのようです。
 先に入手した2ndは、ちょっぴり荒削りな印象ですが、やはりポップでハイレベルな曲が揃っています。
 1stも是非聴いてみたいのですが、いかんせん流通量が少ないため未入手です。
 どうして売れなかったのか不思議なくらいですが、J-Pop全体が低迷していた時代背景もあるのでしょう。もう少し後だったら、ガールポップの波に乗れたでしょうに、非常に惜しいです。

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