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GPz004 小川美由希 「Funny Baby Lady」

Ogawa3rd_2   

 早いもので、もう2月ですね。10日ぶりの更新となってしまいました(汗)。
 今回紹介するのは、今一番気に入っているアルバムです。

【特徴】
 キャッチーかつ意気のいい、いかにも当時風の明快ポップス。くっきりした爽やかな声は、けっこういそうな感じで、曲調も含めプリンセス・プリンセスに似ている感じもしますが、奥居香さんよりずっときれいな声してます(失礼。プリプリも好きですが・・・)。見過ごされがちですが、「がぎぐげご」の発音がきれいな半濁音なのも好感が持てます。今のところ、2枚のアルバムを聴いたのみですが、ハズレ曲がほとんどないというのもすごいことだと思います。

【出会い】
 9月頃から、ブログの下書きなど始めていたのですが、その時点では名前すら知りませんでした。kaz-shinさんのブログ・Music Avenueで紹介されていた吉野千代乃さんが気に入り、2枚目のCDをネットオークションで購入した際、小川さんのセカンドアルバム「Bitter Spice」が同時に出品されていたので、ついでに購入してみたのがきっかけです。
 購入にあたり、ネットで情報を調べましたが、これがほぼ皆無。某動画サイトで視聴できた一曲は特にいい印象は持ちませんでしたが、個人のブログで取り上げていたのが一つだけあり、「一番のお気に入り」と書いてあったので、購入を決断しました。
 ということで、80年代末期という活動時期とメジャーでない点はツボでしたが、あまり期待はしていませんでした。
 最初に聴いた時は、同時期のKMさん(川・・・、神・・・、児・・・にあらず)に雰囲気が似ていて、カッコつけた感じの歌い方・楽曲のありがちガールズロックかな、という程度だったのですが、2、3度聴くうちに、キャッチーなメロディーと爽やかな声に魅了され、すっかりはまってしまいました。

【このアルバムについて】
 発売:1989年4月10日(絶版)、購入:2008年10月18日
 CD入手困難度:★★★★★
 (CD化への端境期だったためか、流通量は少ない)

 今回紹介するのは、よりお気に入りの3rdアルバムです。似た感じの曲が多い印象はあるものの、ポップな曲調で前向きな内容は元気になることうけあい。プロデュース:Haward Killyとなっており外人かと思っていたらペンネームなのですね。TAKUMIさんという思いっきり日本の方です。
 詞は、8曲を小川さん自身が手掛け、2曲だけ大御所・麻生圭子さんが書いています。
 なお、初版はピクチャーCDということで、画像入り?普通のプレーヤーで再生できんのか?とか思いましたが、CDのレーベルに写真がプリントしてあるという意味でした。確かに珍しいですが・・・
 約3か月毎日聴いていますが(汗)、いまだに飽きません。

Ogawa3rdcd
01 You’re so Funny Baby Lady
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 アルバムタイトルになっていることからもわかるように、その方向性を示すようなキャッチーでキュートな曲。

02 In the Memory
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 数少ないミディアムテンポの曲。女性のバックコーラスが入る部分など、特にプリプリっぽく聞こえます。

03 Never Give Me Up
 作詞/麻生圭子、作曲/石田正人、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 ドラマのテーマ曲だったそうで、ラストのフレーズは、そのタイトル「明日はアタシの風が吹く~♪」となっています。このドラマタイトルと小泉今日子主演ということは、覚えていましたが、この曲は知りませんでした。タイトルや歌詞からも想像できる通り元気で前向きな曲で、01の雰囲気に近い本アルバムの代表曲といえます。もちろんシングルになっています。

04 Frustration
 作詞/小川美由希、作曲/勝田 誠、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 跳ねるように軽快な曲。しかし、歌詞だけ見てると愚痴満載という感じです(笑)

05 AGAIN
 作詞/小川美由希、作曲/太田美智彦、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 元彼と友達として再会するという内容の03のカップリング曲。ポップな曲もいいですが、こうしたバラードも見事に歌い上げています。あえて言うと、ほぼ同時期にプリプリが歌ったM(88年11月)やジュリアン(90年11月)に似ています(歌詞的には「友達のまま」か?)。が、そんなことは関係なく、とてもいい曲です。

06 Try and Cry
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 失恋の曲とも取れますが、04に似たポップな曲調から、悲しい感じはありません。

07 In Your Life
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 友達(たぶん失恋した)を勇気付けている曲。このアルバムの中ではやや緩やかなテンポですが、十分ノリノリです。

08 It’s My Loneliness
 作詞/小川美由希、作曲/Haward Killy、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 珍しい静かなバラード。淡々とした曲調なのですが、伸びのある声が最もよく出ているかも知れません。

09 Believe
 作詞/小川美由希、作曲/徳能 悟、編曲/Haward Killy&大平 勉 
 ポップなナンバーに戻ります。失敗(失恋?)をバネに明日を信じて前向きに生きようという曲。ここまで全体を通して、ストレートなラブソングがないというのが意外です。

10 あなたが近い夜
 作詞/麻生圭子、作曲&編曲/牧野信博
 横文字のタイトルから一転、唯一の日本語タイトルの曲。この曲だけはHaward Killy氏が関わっていないようです。
 コミカルとも言えるほど軽快な演奏で、ラストを飾る曲が、こんな軽いノリでいいのか?と当初は思いましたが、今は一番のお気に入りで、所々入る合いの手のような打楽器と歌唱は絶妙で、ハッピーな歌詞も手伝って、ついリピートして聴いてしまいます。
 バックコーラスの桑田靖子さんも、控えめながらいい味出してます。
 前奏が広瀬香美の「ロマンスの神様」にちょこっと似ていますが、私の中では聴いたことのないタイプの曲といえます。仕事中とかに、ふと気付くとこの曲が頭の中を駆け巡っていて、体がリズムを取っていることもしょっちゅうです。

【補足】
 彼女については、この作品を最後に3枚のアルバムを残しているだけのようです。
 先に入手した2ndは、ちょっぴり荒削りな印象ですが、やはりポップでハイレベルな曲が揃っています。
 1stも是非聴いてみたいのですが、いかんせん流通量が少ないため未入手です。
 どうして売れなかったのか不思議なくらいですが、J-Pop全体が低迷していた時代背景もあるのでしょう。もう少し後だったら、ガールポップの波に乗れたでしょうに、非常に惜しいです。

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コメント

はじめまてコメントさせてもらいます。
美由希さんのレポみたら、
なんか、久しぶりにまた、聞きたくなっちゃいました。
また、いろんな人の紹介を期待してます。

投稿: しんじ | 2009年2月 6日 (金) 22時09分

しんじさん、コメントありがとうございます!

美由希さんに出会うことができたのは、しんじさんのおかげです。
拙ブログも、知られざるアーティストとの出会いのきっかけになれたらいいな、と思っています。

スローペースですが、今後もマニアックな方を紹介していきますので、よろしくお願いいたします(^-^)

投稿: Sugar Time | 2009年2月 6日 (金) 23時37分

昔の調べものをしていたら,思わず目が止まり、拝読させていただきました。Hawad killy ことTAKUMIです。あまりに懐かしく、ありがたく、感謝の意味もこめましてコメントさせていただきます。最近なぜか,昔のプロデュース作品等をネット上で取り上げていただく事が多く,自分でも不思議だなぁ...と思っております。特にプロデュース処女作品である三原じゅんこ氏の再ブレイク等々驚いております。さて
小川美幸の1st.albumなのですが、多分アナログ盤のみの発売であったと記憶しております。おっしゃる通りCD化への端境期で、2nd.albumから,CD化されたんだと思います。手前味噌で恐縮なのですが、あの感じがお好きなら、市原真希、須藤あきら等、当時のJ-popのきらきらとした感じが出せているかなと思います。最近は自身でラテンミュージックを作り、歌っているので、なかなかあの感じのJ-popは作りませんが、今後とも彼女達の歌をよろしくお願いします。TAKUMI

投稿: TAKUMI | 2010年7月24日 (土) 05時00分

TAKUMIさん、直々のコメント大変ありがたく存じます。

あらためて読み返すと拙い文章でお恥ずかしい限りですが、よさを知ってもらいたい気持ちだけは多少なりとも伝わっているかと思います。
1stアルバム、CDでもあるようですが、なかなかよい出物がなく未だ入手できていません。
市原真希さんはプロデュースされていたの存じてましたが、やや年代が後なことと、比較的出回っているのであえて入手はしていませんでした。今度見つけたら聴いてみます。須藤あきらさんのは一枚持っており、そのうち紹介しようと思っています。

それと「小川美由希」は検索ワード上位の常連なのです。「Never Give Me Up」とセットでの検索も多いので、近々YouTubeにアップしようかと思っていたところです(お許し願います)

本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
これからもご活躍されることを願っております。

投稿: SugarTime改めGPz117 | 2010年7月25日 (日) 00時39分

ジャケット写真も魅力的で、気になっていたアルバムなのですが、先日、偶然BOOK・OFFで発見、少ない小遣いの中で迷わず購入しました。
私個人的には「AGAIN」が、とても気に入りました。
それにしても税込定価¥3,008という中途半端な値段が、時代を感じさせますネ。

投稿: HK | 2013年7月20日 (土) 10時14分

HKさん、コメントありがとうございます!

レアなCDをよく見つけますね~。
チャキチャキしたポップチューンもいいけど、バラードもレベル高いですよね。
値段は消費税導入時ならではですね。そういえば、また上がるんでしたっけ。買いものするなら今のうち?

投稿: GPz117 | 2013年7月20日 (土) 23時49分

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