GPz001 丸山みゆき 「夢をみてますか」
初回でCD購入数の話をしましたが、この3年余りに聴いた(CDを購入した)アーティストを数えたところ、90年代までの女性だけで58名でした。ほとんどが90年前後に活躍していた比較的マイナーな方で、当時多少知っていた人もいますが本格的に聴いたのは初めての人ばかりでした。唯一の例外で当時買ったものが、丸山みゆきさんのこのアルバムです。
【特徴】
さわやかでちょっと甘い声が素晴らしいです。歌もなかなか上手いと思いますが、今の基準から見ると標準的なのかも知れません。自分の知っている人でいうと、ZARDと児島未散さんの中間?あと浅香唯さんの「セシル」を聞いた時も似ている!と思いました。比較的穏やかな曲が多く、同じく大内義昭さんプロデュースの小比類巻かほるさんのパワフルな印象とは対極にあると言ってもいいかも知れません(本アルバムの歌詞カードにはProduced by Takamichi Haraとありますが、サウンドプロデュースとは別?このあたりは素人の私にはわかりません)。
【出会い】
私が最初に買った邦楽のアルバムと記憶しています。
それまで80年代は、洋楽ばかり聴いていて、邦楽には関心がなかった私にとって、邦楽のCDを買ったのは画期的だったと思います。彼女については、「TOKYO」をTV-CMで聴いて一発で気に入り、ずっと気になっていました。けれど、実際にこのCDを購入したのはその後「天使のLove Song」を耳にした後の1992年でした。
この後、カラオケブームとJ-POPの盛り上がりの中で、最新流行の曲を追うことに傾倒していき、このアルバムも聴く機会が減っていきましたが、数年前からまたよく聴くようになりました。あらためて聴いてみると、曲もいいし彼女の声には本当に癒されます。
【このアルバムについて】
発売:1990年6月25日(絶版)、入手:1992年
CD入手困難度:★★★☆☆
(ちらほら見かける。安価なことが多い)
帯には、ファーストアルバムとありますが、実際はこの2年前に「あの頃の君に・・・ありがとう。」というデビューアルバムがあり、そのうちの4曲がこのアルバムにもそのまま収録されています。布製のジャケットや紙ケースが、再デビューへの気合いを感じさせます。
このアルバムについては、おとなしい曲ばかりなので、ドラマの主題歌だった「FIRE」しか知らない人は、まったく違う印象を受けるでしょうが、むしろこうした曲の方が彼女には合っているといえます。サウンドは、分厚さはないこともあり、やや古さを感じるかも知れませんが、逆に色褪せない魅力を持っています。歌詞的にも当時ありがちなバブルっぽさは、ほとんどありません。
01 涙ながすその前に
作詞・作曲/大内義昭、編曲/戸塚 修
穏やかながら勇気付けられる内容の曲です。彼女の曲を、なんとか多くの人に聴いてもらうべく、2年ほど前、NHK-FMの「しりとりリクエスト」に出して採用されたこともあり、個人的に思い入れのある曲です。
02 覚えてて愛を
作詞・作曲/丸山みゆき、編曲/戸塚 修
アルバムの一足先にシングルとして発売。このアルバムの中では比較的テンポのいい曲で、様々な楽器が入れ替わる演奏が印象的です。ボーカルは、かなり音程が取りにくそうな箇所もあるのですが、見事に歌いこなしています(って自身の作だから当然?)
03 夢を見てますか
作詞・作曲/丸山みゆき、編曲/戸塚 修
穏やかで、いかにも彼女らしい、アルバムタイトルにふさわしい曲といえます。他の曲も含め、ソングライターとしてもただならぬ才能を感じます。
04 エンプティ・ハート
作詞・作曲/丸山みゆき、編曲/戸塚 修
このアルバムの中でも特に透明感のある曲で、真夜中の雰囲気がよく出ています。02のカップリング曲でもあります。
05 ラストシーン~僕から君へ私からあなたへ~
作詞・作曲/丸山みゆき、編曲/戸塚 修
ふんわりした曲調から、幸せな感じもしますが、別れを歌った曲です。あらためて聴くと、ボーカルも淡々とした抑え目な感じで、ある意味感情がこもっています。
06 TOKYO
作詞・作曲/森田 貢、編曲/戸塚 修
東京ウォーカー創刊時のCM曲。これを聴いてみゆきさんが好きになりました。澄んだ歌声もさることながら、心にすっと入ってきたのは、70年代の曲のカバーだったからなのですね。だいぶ後に知りました。マイペースの「東京」を知らない世代にとっては、たぶんこちらのバージョンの方が馴染みがあると思います。
07 Say Good-bye
作詞・作曲/大内義昭、編曲/大村雅朗
終わり行く青春を惜しむ歌。「大人になることは夢を一つなくしてゆくこと」という最後の一節が心に沁みます。前アルバムからの再録です。
08 レイニー・シーズン
作詞・作曲/大内義昭、編曲/倉富義隆
なんとも純粋な男女交際を男目線から歌っています。曲調もピュアな感じで、購入当時一番のお気に入りでしたが、今聴くとちょっと気恥ずかしいです。前アルバムからの再録。大内さんもご自身のアルバムで取り上げており、みゆきさんがコーラスで参加していると聞いて、その「Remember Blues」も入手しました(笑)。Remember Bluesは94年12月の発売であり、みゆきさんがトーラスに移籍した93年以降、大内さんから作品提供は受けていないのですが、絆を感じさせます(小比類巻かほるさん、木下詩野さんも同様にコーラス参加しています)。
09 オール・デイ・ロング
作詞・作曲/大内義昭、編曲/戸塚 修
全体的に何となく大げさな感じがして、当時あまり好きになれませんでしたが、あらためて聴くといい曲だなぁと思います。前アルバムからの再録。
10 涙ながすその前に(Reprise)
作詞・作曲/大内義昭、編曲/戸塚 修
前アルバムからの再録で、01と微妙に違います。88年に出たデビューシングルもこちらと思われます。
* * * * * * * * * *
CM曲といえば、この当時就職情報誌のCMで「人間なんて」の穏やかなバージョンが流れていて、これまた心に沁みたものでしたが、ネットで丸山みゆきさんの歌だったことを知り、驚いた覚えがあります。CD化はされていないようですが、ケータイの着メロにできる彼女の唯一の曲でもあります(現在あるかどうかは不明ですが)。
こうしたみゆきさんの情報については、めちゃ詳しいファンの方による紹介サイトがあり、私も大変お世話になっています。
ミニアルバムも含め6枚のアルバムを残しており、中古市場での入手もさほど難しくないので、機会があったら聴いてみて欲しいと思います。
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コメント
まっさんです。
ブログ開設おめでとうございます(^^)
最初から丸山みゆきさんですね(笑)
私にとっても想い出の一枚だなぁ
次の更新楽しみにしてますね
投稿: まっさん | 2009年1月 6日 (火) 22時47分
まっさん、初コメントありがとうございます!
丸山みゆきさんの情報では本当にお世話になっております。
まっさんのサイトのリンクを常時示しておきたいのですが、やり方がまだよくわからないので、URLを下に示させていただきます。
では、またよろしくお願いいたします
http://homepage2.nifty.com/massanti/favorite/maru.htm
投稿: Sugar Time | 2009年1月 7日 (水) 00時00分
遅ればせながらブログ開設おめでとうございます。
これから紹介されるであろう良質なGirls Popの数々、楽しみにしています。
無理をなさらない程度に頑張って下さい。
丸山さんの「天使のLove Song」は大好きな曲でして、当時SCDを購入しました。
後にアルバム『MOON LIGHT』を購入し、愛聴盤になっています。
私のブログでもまだ取り上げていないアーティストなので、近いうちに紹介しようかなとも思っています。
投稿: kaz-shin | 2009年1月 7日 (水) 12時59分
kaz-shin先生、コメントありがとうございます!
私がこのブログを始めたのも、kaz-shinさんの「Music Avenue」を拝見していたからこそです(そのため、かなりスタイルが似ちゃってます。すみません)。
しかし、丸山みゆきさんを聴いていらしたとは、存じませんでした。私のような駆け出しのブロガーでなく、大御所のkaz-shinさんに取り上げてもらえると、一挙に注目度がアップすることでしょう。是非よろしくお願いします!
(リンクとりあえず下に貼らせていただきます)
kaz-shinさんのMusic Avenue
http://musicave.exblog.jp/
投稿: Sugar Time | 2009年1月 8日 (木) 00時08分