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2025年2月27日 (木)

117ピンポイント写真館(19)~本日のBGM♪忘れかけてたBirthday~Stop Kiss Me Baby/佐伯りき

毎年、1月17日にアップを目指しているものの思うに任せず、ようやくのアップは2月27日となりました。
まずは一曲。13年も前にアップしたのに再生数が一向に伸びないのは、やはり知名度のせいでしょうか。いい曲だし、歌唱力も十分なんですが・・・

 



さて、今回の117クーペの注目ポイントはここ

117rear1

リアガーニッシュと呼ばれるテールランプの間の化粧板に着目してみます。

初期型ハンドメイドから量産丸目へのマイナーチェンジで、フロントフェイスは味はあるけど古臭かったのが垢抜けた感じになり個人的には好ましい変化でしたが、リアフェイスはハンドメイドの方がよかったように思います。一長一短あるのですが、量産型は、現代的なゆえに今となってはクラシカルな雰囲気に欠けた印象が残念かな、と。
ハンドメイドでテールランプの間にあったナンバープレートがバンパー下に移り、空いたランプの間はガーニッシュと呼ばれる化粧板が付きました。量産丸目としてはランプやエンブレムを除くと外観上最も目立つプラスチックパーツです。


「ガーニッシュ(garnish)」は装飾物という意味で、当時はこの手のリアガーニッシュは豪華装備的意味合いが強く、主に上級車に付いていました。この内側にも鉄板があるわけで、ドアの内張などと同様、走行上必須のパーツではありません(昔のベーシックな車には内張が部分的に付いていないものもありました)。
実際リアガーニッシュを最初に採用した国産車は私が調べた範囲では、共に1962年9月に2代目にチェンジした日産(プリンス)グロリア、トヨタクラウンです。グロリア(4代目からはセドリックと兄弟車)は1983年登場の6代目 Y30型系まで、クラウンはいちおう1979年登場の6代目まで(いちおうというのは6代目モデルはいかにも感がなくやや微妙なので)と長期にわたり採用されていました。
大衆車でも69年登場のコルトギャラン、70年登場の2代目サニーあたりから採用され始め、ガーニッシュ全盛期(?)を迎えます。次第にデザインの多様化も進み、70年代後半くらいからはいかにも別パーツという感じのガーニッシュではなく、テールランプとの連続性を持ったデザイン・カラーのガーニッシュが主流になっていき、グレー系プラパーツのガーニッシュは時代を感じさせるアイテムとなってしまいました。
テールランプとの一体感のあるガーニッシュの最初のモデルは2代目シルビアかも知れません。バックランプと完全に一体化しており斬新な印象でした。
https://gazoo.com/ilovecars/introduce/1970s/nissan/21/01/20/s/
あらためて見るとクーペと何となく似てますね。
シルビアでいうと、5代目アートフォースシルビアでは先代、先々代ではテールランプの間にあったナンバープレートがバンパー下に移り、テールランプの間にガーニッシュがなくボディパネルむき出しでしたが、あるべきものがない感じで大いに違和感を持ったものです。
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クーペのガーニッシュは光の加減によってバックランプと同化するなどテールレンズとの連続性はあるのですが、所詮プラスチックですよね。低い位置にある横長のテールランプは他にないデザインで気に入っていますが、ガーニッシュはもうちょっとどうにかならなかったのか、と思ったりもします。シルビアのように斬新すぎるのもアレですが。
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上下にあるモールはプラスチックにメッキしたもの。ISUZUロゴも同様で一体になっています。中央にはトランクリッドの鍵穴があります。

ちなみに117のフロントグリルの方はパンチングメタルに黒塗装したもので金属製です。1970頃からフロントグリルはプラスチック成型の立体的な造形が流行っていて金属製はほぼなくなっていたので、こちらはある意味時代遅れな感じだったのかも知れません。

試しにガーニッシュ部分をボディパネルにした場合のイメージを加工して作ってみました。
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上が加工前、下が加工後。
処理が粗いので目を細めて見ていただくとだんだんしっくりしてくるかと。

意外とイイ感じかも!レストア時には要検討かな?(実際はキーの差し込み口が付きます…)

↓こちらは角目。ガーニッシュは黒になりました。より精悍な感じ?

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リアの写真は前回の記事にも多数あるので、よろしければご参照ください。

2024年4月 3日 (水)

117ピンポイント写真館(18) ~ 本日のBGM♪サマー フライト/市川陽子

このところのシティポップブームの中心的存在の林哲司さんの作品集で取り上げられたことでにわかに注目され、先ごろ何とアナログLPで3rdアルバムのリイシュー盤が出た市川陽子さん。
彼女の情報がネット上にもほとんどなかった10年以上前から、強力に推していた身としては喜ばしくもあり大いに驚愕したものです(過去記事はこちら)。これを機に彼女が再評価されることを祈念し、(林哲司さんが参加していない)2ndアルバムのこの曲を。


さて、今回の117クーペの注目ポイントは、去年取り上げたボンネットフードに続いて・・・

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トランクフード!

って、ネタ切れ感ありありですが、実はなかなか特徴的なのです。

これほど立体的・三次元的なトランクフードはなかなかありません。この車の唯一無二?のリアスタイルを特徴付ける大きな要素になっており、見る角度によって様々な表情が見られます。

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斜め前から見ると、リアのサイドウィンドウの後方が内側に絞り気味になっていることやリアフェンダーの張り出しと相まって、ノッチバックにも見えます。

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↑後ろから見るとフェンダーの上平面に続く両端から、中央に向かってなだらかに盛り上がっています。



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↑上から見た時にグラスエリアの下側がきれいな弧を描くのも計算されていますね。

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横から見るとトランクのサイドのラインが見えないためスッキリした印象になっています。トランク上端のメッキモールは、サイドウィンドウ下のラインとの連続性があります。


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見過ごされがちな特徴としてリアウィンドウとの境目があります。ウィンドウの下端にトランクフードが被さる形になっています。

当時はこのような形状は珍しく、下の写真のように窓枠のモールやボディー側のパネルが見えているのが普通でした。

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↑箱スカのトランクフード


117クーペのこのトランク上側の形状については、Wikipediaに記載がある以外は当時のカタログ等も含め言及した記事を見かけません(だいぶ前にどこかで見た気もしますが、ウチにある文献には見当たりませんでした)。
日本初だったかもしれない部分で技術的にも苦労したと思われますが、言ってしまえば些細な部分であり、説明してもピンとこないから、いすゞもアピールしなかったのでしょうか。

さて、ここふた月ほど他の車のトランクを観察してきましたが、最近の車のトランクはことごとくリアウィンドウの下端に被さる117クーペと同様のスタイルでした。リアウィンドウの縁をメッキモールで縁どっていても下側だけない、というパターンも。タクシーに使われているクラウンコンフォート(おそらく1987~1991年の8代目ベース)がこのパターンですが、標準モデルでは11代目(1999~2003年)までガラス下側のモールが見える形でした。

↓クラウンのタクシー ウィンドウにトランクが被さり下側のモールなし
https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/reserve/vehicle/crown/

↓同じタクシーでも、セドリック(1987~1991年の7代目ベース)は下側のメッキモールも出ています
https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/reserve/vehicle/cedric/

なお、セドリックの標準モデルでは、1999年登場の最終型(10代目)からリアウィンドウに被さるタイプになったようです。


他のモデルも調べていくと、どうやら1990年代に多くが被さるタイプに切り替わっていったようです。かつては、リアウィンドウ下部のパッキンすれすれのものが多かったですが、現在はほとんどがパッキンを完全に覆うタイプのようです。
空力的に有利なことや雨樋にゴミが溜まりにくいといったメリットがあるため、加工精度の向上などにより一般化してきたと思われます。
117クーペは1968年発売ですから、20年くらいトレンドを先取りしていたことになりますね。


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↑トランク上部の隙間。ルーフ側から覗き込まないと内側のパッキンが見えません。
 現代の車に比べると広めですが、後期の角目ではもっと隙間が狭くなっているように思います。
 トランクの上端にこのようにモールを付けているのは珍しいかも知れません(この形状からの必然だったのでしょうが)。

ちなみに、117の腹違いの兄弟車とも言えるフィアットディーノクーペ(1966~1973)はウィンドウ枠下側のメッキモールが見える形でした。ジウジアーロさんはこのディーノクーペが発表された時あまりに自分が思い描いていたハイクラスカーそのままだったため驚いたそう(1987ノ〇ヒ□より)ですが、それをベースにさらに新しい要素を加えたのが117クーペだったのだと思います。サーベルラインも含め、あくまでショーモデルとして(?)考えたものが、最終的に量産化までされるとは思っていなかったでしょうね。

なお、117クーペの場合、リアウィンドウ上部にもルーフが少し被さる形になっているため、リアウィンドウが一段低い形になっています。デザイン的な意図があったようですが、これについても気がついたことが・・・

最近の車でルーフ後端を伸ばしたり、ルーフスポイラーを付けているものは、一部のスポーティなモデルを除きほとんどが117クーペと同様にルーフラインをそのまま伸ばしたやや尻下がりの形状になっており、これまた時代を先取りしていました(かつて、スポイラーといえば後端が上に反りかえったダックテールが一般的でした)。


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ちなみに117クーペのトランク内側。現代の車もそうですが、雨樋とその内側にもパッキンがついており、当然のようにウィンドウ下端のゴムだけでは、雨の侵入を防ぎきれない前提です。実際はヘタリもあり、大雨だとこのトランク側のパッキンでも防ぎきれないのですが。

 


それにしても今回観察していて、トランクのある車の少ないこと!。ワンボックスやツーボックスばかりなのを改めて認識しました(意外なところではトヨタ86がリアウィンドウごと開くハッチバックではなく、トランクが独立したクーペだったことですね)。

ということで、
冒頭で書いた通り、今回は当初苦し紛れに着目した部分だったのですが、思わぬ発見があり話が広がってしまいました。

117クーペが「日本初」だったかどうかについては、引き続き確認していきたいと思っています。
(色々なアングルの写真を載せたかったのですが、枚数制限のため10枚だけです)

2023年5月21日 (日)

花岡幸代さんの野外ライブ!

Hana

↑ブログに載せることは了解をいただきましたが、写真については確認しそびれていたので、開催前の舞台周辺の写真のみです。
ダイジェストの動画がご本人のチャンネルにありますので、是非お聴きのほど!

 花岡幸代さんについては、過去2回アルバムを紹介していますが、去る5月5日、水戸にある常盤神社で開催されたライブに行ってきました。

 司会の方の紹介によると、花岡さんの大ファンという常磐神社の職員の方から今回打診があったのだとか。
 今回は、ギターの花岡さんに加え、キーボード・岩瀬聡志さん、パーカッション・町田孝さんの編成で、ギター一本の弾き語りが多い花岡さんとしては珍しい編成だったようです。
 1曲目は、花岡さんの歌としては一番知られているであろうクッキングパパのエンディングの歌。クッキングパパは漫画雑誌で一時読んではいたものの、アニメはほとんど見た記憶がなく、ずっと後に花岡さんのことを知ってからも、ご本人作の曲でもなくアルバムにも入っていなかったため、ほぼ初耳でした。
 次に、初期の作品曲から2曲「夢のしっぽ」、「空」を歌われました。曲と歌声に感動してこの時点でうるっときてしまいました。
 MCで、この地水戸にかつて住んでいたことなど話されており、一時私と行動範囲が重なっていたことを知り、なんだか嬉しくなりました。
 続いて復帰後のアルバムでカバーしていた「The Water is Wide」、一転してアップテンポな「ママチャリに乗って」で楽しい気分になった後、「人」でまたじーんときました。最後に極めつけの「Side by side」。これも素晴らしくただただ感動でした。

 終了後、最新のアルバム2作を購入。お疲れのところご本人にもご挨拶させていただきました。
 以前(7年も前でしたが・・・)伺ったライブでは熱烈なファンの方々が大勢来られてましたが、今回はいかにも「追っかけ」的な方は目立たなかったものの、席はかなり埋まっていたようです。
 コロナもあって久しくライブに行っていませんでしたが、やっぱりいいですね。また、花岡さんのライブにも足を運びたいと思いました。

2023年3月25日 (土)

117ピンポイント写真館(17)~本日のBGM♪ハーフムーンの勇気/清水綾子

このところのシティポップのリバイバルは驚くべきものがあります。
そのブームで取り上げられる方々も嫌いではありませんが、マイナー好きとしては一般にはまず取り上げられない方を推したいところです。
ということでBGMはこちら

 

以前、本シリーズの6回目でボンネットフードが前ヒンジということについて取り上げましたが、今回違う角度からボンネットフードの特徴について。

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半年ほど前に、117クーペのボンネットって意外に珍しい特徴があることに気付きまして、以来街中の車を注意して見てきましたが、この特徴を持つ車ってほぼ皆無でした。
わかるでしょうか?

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それは、プレスラインがないという点です(最近の大事発見かと思ったら、上記の以前の記事を読み返したら自分でしっかりこのことコメントに書いてました- -;)。
ボンネットにプレスラインがないものは、軽やワンボックスのようなボンネット狭めの車に多少ありますが、セダンやクーペなどではまずありません。
ラインを入れるのは、強度を高めるためとデザイン上のアクセント、というのが主な理由でしょう。デザインとして捉えた場合、キャラクターラインとも呼ばれますね。

1990年前後にのっぺりしたデザインが流行りましたが、その時期でもざっと探して、カリーナED、コルサの3代目(リトラがあった代)、レパードJフェリーくらいしか見つけられませんでした。のっぺりした印象の強いR32スカイラインやカローラセレスもプレスラインがありました。
旧車でそれらしいものを探したところ、コスモスポーツ、ホンダS600、初代シルビア、クジラクラウン、コンパーノがありました。これらは、ボンネットフードの幅が狭かったり、フェンダー上面やグリルの造形に特徴があるため、あえてボンネット上にラインを付けなかったのだと思います。

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軽やワゴンは面倒なのであまり調べていませんが、スバル360やマツダR360クーペがボンネットラインなしといえます。これらは、ボンネット(実際はトランク)が曲面的にプレスされていますが、いわゆるキャラクターラインはありません。全体が丸っこいスタイルなので、余計なラインは付けなかったのでしょう。

クーペのそれは、先端が下がっている以外はほぼ平坦に見えますが、よく見ると前寄りの方は微妙に中央が盛り上がっている形状です。ボンネットとフェンダー上面は面一になっており、その左右に水平な面はリアまで緩やかに波打ちながら続いています。

202311717r
そうした視点で見ていくと、側面も類を見ないくらいに平面で、曲線ばかりかと思いきや実は意外に平面があることに気付きます。前方から見るとボンネットも側面も絞り込んであるので、三次元的な曲面が目立っていて、全体的に丸っこい印象になるのでしょう。
理屈っぽくなってしまいましたが、長年見てきたクーペのデザインにはまだまだ発見があるということですね。

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裏側はこんな感じ。強度確保のための補強が普通にあります。最近の高級車?では初めから防音材が貼ってあるみたいですね

2022年3月19日 (土)

117ピンポイント写真館(16)~本日のBGM♪ 離れてても変わらずに/丸山みゆき

Tower
ある団地の給水塔をバックにシーン自動認識モードで撮ったら、こちらの意図を察したかのようなレトロ調の写真が撮れました。
最近のカメラはよくできていますね^^

本題の前に、卒業シーズンということで、20年以上ぶりに新作を出したこの方の卒業ソングを



117のパーツに着目したこのシリーズ、ぼちぼちネタ切れかと思っていましたが、特徴的なボディパーツがまだありました。
それも誰も注目しないようなパーツです。

こちらの写真でわかるでしょうか。
Dscf2393 Dscf2396

ボディサイドのドアの下を前後に走るモール。この位置にモールが付いている車は当時は少なくないですが、見た限りではみな数mmの出っ張りなのですが、117のそれは例を見ないほど出ています。測ったところステンレスの幅が18~19mmほどありました。

なぜ、このようなものが付いているのか…。
最初のプロトタイプにはついていませんでした(下記リンク、8枚目の銀色の個体の写真)。
https://www.webcg.net/articles/-/39574

このプロトではボディの継ぎ目が見えないですが、生産に際してはやはり継ぎ目を隠すのが大変で、それを隠すためだったと思われます。
また、室内高の確保のためボディを下へ伸ばした際に、重たい印象になったため、最下部を黒く塗るとともにこのモールを付けてスマートさを演出したのかもしれません(プロトの2型ではここにストライプが貼られています:上記リンク10枚目・白のショーモデル)。
ちなみに、同時期にジウジアーロさんがデザインしたフィアットディーノクーペ(同9枚目:赤のクルマ)やマツダルーチェにもモールが付いていますが、117ほど出っ張ってはいません。

構造的には、フロアパンとサイドのボディパネルの両端をつまんで挟むようにモールが付いている感じです。しかし、斜め下を向いてついているここに水が溜まるので、てきめんにサビの原因になります。それを嫌ってこのヒレを外して、プロトタイプのようにすっきりさせてしまった人もいました。
Dscf2395

さらに、ドアを開けたところにも、ステンレスのモールが付いています。ドアを閉めた状態だと室内側1cm幅くらいしか見えないパーツですが、なかなか手が込んでいます。キズ防止になるし、雨どい的な役割があると思われますが、隙間に水が入るとむしろサビの温床になるので、外してネジ穴をテープで塞いでいます(写真右、かなり剥がれてますが)。
Doorinside Doorinsideout

ところで、私の117ですが、右サイドだけモールの下に黒いカッティングシートを貼っています。もう20年くらい前に貼ったのですが、その後左側にも貼るつもりが、カッティングシートが見当たらなくなってしまい頓挫したという経緯があります。跳ね石による傷対策にもなり、純正でもここに付ける黒いゴムを貼ったものがありました。

下方をブラックアウトしてる方がスリムな印象になっている気がします。

Rside Lside


2021年6月 5日 (土)

丸山みゆきさんの新作!

私が初めて買った女性ボーカルのアーティスト、丸山みゆきさんについてはこれまでも度々紹介してきましたが、先日検索していて偶然、昨年CDをリリースしていたことを知りました。

新しいホームページも開設されており、精力的に活動しているようです。

10年ほど前に開設されていたブログの方が休止状態になっていたのですっかり油断しており、一年以上気が付かなかったのが不覚でした。
もちろん早速入手して毎日のように聴いています。

心地よさはそのままに深みを増した声と大人の雰囲気の楽曲で、ヒーリングミュージック的な印象も受けました。20数年前のガールポップサウンドとはまた違った魅力が楽しめます。
今後のさらなるご活躍に期待です^^

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2021年4月17日 (土)

117ピンポイント写真館(15)~本日のBGM♪ Wonderful Heart/KAYOKO

117の日から3ヶ月遅れ。しかも少々ネタ切れ気味ですが、とりあえず続けます。
(写真がうまく貼れず、サムネが大きかったり小さかったり・・)

まずは春っぽいこちらの曲をどうぞ

20210417-1
今回はこのマーク。〇の中に2つの楕円は後にトヨタにマネされることに・・・(?)

これは1970年前後のいすゞ車に付いていたマークです。私の117クーペのトランク後端に付いています。
量産の117でトランクに付くエンブレムは、比較的なじみが深い台形が向かい合ったマーク(下写真。ここでは「対向台形」と呼びます)が多いのですが、私の1974年式のは上のやつです。友人からは「ブタ鼻」と呼ばれていました。初期のハンドメイドでは、社名ロゴと組み合わさったデザインでごく小さなブタ鼻でした。→https://www.carzy.net/ja/cars/rWfPyBzrA4dj5w3ZPrLp

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↑こちらが1970年代後半からのいすゞマーク

それ以前は平仮名の「いすゞ」マークが付いた車もあり、117のプロトタイプでフロントにこれをあしらったものもありました。とあるいすゞの本には、平仮名のいすゞが最初の社章で、1974年から(対向台形のやつに)変わったとあり、「ブタ鼻」についての記述はありませんでした。ブタ鼻は形からして「平仮名いすゞ」を簡略化・図案化したものと思われます。なお、件の書籍によると、対向台形はGMとのパートナーシップを表す意図もあるとか(「い」の字を表しているようにも見えますが)で、ジェミニが世に出たタイミングとも一致しています。
なお、別の社名マークとして、だいぶ前に、消防車に付いていた「Isuzu」ロゴを載せたことがありました。↓
http://gpz-days.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-953a.html


そういえば、対向台形に似た三菱のマークがあったなぁ、と思って調べてみたら三菱MMCのいわば対抗三角のマークは1980年代のごく一時期に使われていました。いすゞのマークと似すぎていたからか、はたまたスリーダイヤに慣れた顧客に不評だったせいなのか、すぐやめてしまったようです。
(「似ている」と感じるのは私だけではないようで↓
https://ameblo.jp/ksmr9tks3/entry-12500009971.html
https://minkara.carview.co.jp/userid/1488523/blog/38328766/)

我が車の「いすゞマーク」を探してみましたが、意外と少ないです。

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「ブタ鼻」は最初の写真のトランクリッドとシートベルトの2か所だけ。
「平仮名」は4つありました。
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右ドア後端の空気圧のシール
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ドア内張りの注意書き
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右リアサイドガラスのステッカー
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車載の輪留め

平仮名はいずれも他車種と共通と思われます。「平仮名」マークはエンジンにも付いていたような記憶がありましたが、勘違いか?見当たりませんでした。


と、この記事を書きかけで放置していた先日、親の家でこんなものを見つけました。
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親やその親族でいすゞ車に乗っていたという話は聞いたことがありませんが、なぜかノベルティの栓抜きが。もしかしたらはるか昔に祖父とかがヒルマンあたりに乗っていたのかも知れませんが、もはやそれを知るすべはなさそうです。

2021年1月17日 (日)

Car of the street corner (8)~打倒コロナ!

117の日にちなんでクーペネタといきたいところですが、準備していないのでつなぎで。

先日、とあるところで見つけた風景

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古いクルマが何台も・・・

 

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初代・いすゞエルフ レア過ぎ

 

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ルノーの奥にある2代目トヨエースは昔よく見たのを覚えています。
調べたら1971年までの12年間も売られていたのですね。どおりで


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左は初代セドリックのライトが横並びになった後期型。

というと、先のクルマ達にくらべ珍しくない感じもしますが

 

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バンタイプなんです。セダン譲りのテールランプがイカしてます!


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カプセル怪獣・ミクラスみたいなボンネットバス?アメ車かな?

 

他にもカバーがかかってるけど明らかに古いクルマが何台も・・・
解体屋でも放置でもなく不思議に思いましたが、どうやら撮影用に貸し出すクルマの保管場所みたいです。

 

で、最初の写真に戻って
シルバーのクルマは910ブルーバードです。

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宿命のライバル・トヨタコロナに勝っていた数少ないブルの一つです。
当時はのっぺりライトが好きになれませんでしたが、コロナを打ち負かした勢いにはあやかりたいものです。

2020年11月22日 (日)

ラジオからマイナーソング!

すっかり休止モードの当ブログですが、久々に音楽ネタを。BGMはこちら



先日、在宅中にコミュニティFMを聴いていたらマイナーな女性アーティストの歌が聞こえてきてちょっと興奮してしまいました。

その番組は、昼間の一部の時間だけ、1970~80年代中心の邦楽をノンストップで流しているJ-Popリフレインという番組でした。
オンエアリストが出ているのですが、他の日時も見てみると、誰でも知ってるヒット曲に混じって、キー局ではまず流れない超マイナーな方々がけっこういて驚きます。
本ブログで取り上げた方では、美雪、木村恵子、田中友紀子、長谷川真奈、藤本恭子、近藤名奈、村瀬由衣、清水綾子、Mieko、Kayoko、Replica・・・。

このプログラム自体は半年ほど前からたまに聴いていて、他にもややメジャー(あくまで上記の方々に比べて)な方で、須藤薫、石嶺聡子、上田知華、下成佐登子、平井菜水、佐藤聖子、和田加奈子、当山ひとみ、障子久美といった方の曲は、以前からかかっていましたが、先に挙げたようなマイナーな方の曲が出てきたのはごく最近です。
共通しているのは、すべてクリスマスソングだということ。中にはレーベルのアーティストを集めたクリスマス企画のアルバムにしか入っていない知らない曲もありました(速攻オークションで入手しました)。

なんにせよ、このような埋もれたアーティストを取り上げてくれた番組制作のミュージックバードには喝采を送りたいです(数年愛聴している土曜午後の「あの頃青春グラフィティ」もミュージックバードの制作です^^)
今はネットで全国のローカルFMが聴取できますが、関東圏を中心に確認した中では調布FMの平日10~12時と16時台に前述のJ-Popリフレインが聴けます。
他のコミュニティFMでも、時間によって洋・邦の懐メロを流しているので、テレワークなどおうち時間のBGMにお試しになってはいかがでしょうか。

2020年4月28日 (火)

Car of the street corner (7)~こんにゃく車

新型コロナで何かと不便な日々を過ごしております(どうしてもトヨペット~を連想してしまいます…)。

こんな時だから少し楽しいネタを、ということで、街中で見かけた珍しい車を取り上げていたシリーズを久々に。
今回は珍しい車ではありませんが、ちょっとひねった写真です^^


まずはこちら。

K1ts3v0153


信号待ちで何気なく撮ったところ、走行する車がそこそこうまく歪んだものです。
「ローリングシャッター現象」とか「こんにゃく現象」とか言われるものです。携帯などのカメラでは、画像センサーが映像をスキャンするのに両端で時間的な差ができるため、このようになるようです。
7年前のこの時、このような効果を狙って撮ったのかどうかはおぼえていませんが、たまたま面白い写真が撮れたことから、その後信号待ちの時などに狙って「こんにゃく写真」を撮ってきました。
こういった写真を集めたページが意外にないので、一部をあげてみます。

Kfprius

↑プリウス

Kfmkpap_0042
↑マークII。車高の低い車はちょっとわかりにくいです。

Kfpap_0023
↑エルグランドも逆スラントに。

Kfmcpap_0014 Krmc
↑二輪車は車輪の歪み以外はちょっとわかりにくかな

Kbyc
↑けど自転車は意外といい感じ。なんかマンガみたいです。

Krbycpap_0011
カメラを逆さにすると、のけぞった感じになります。
めちゃ漕いでるはずですが、ゆったり流してるように見えます

 

Krpolicepap_0055
↑パトカー

Kfbus
↑バス

Ktrainpap_0033
↑電車

 

前のめりの時は車体後方が伸びた感じに、のけぞりの時は車体前方が伸びた感じになるので・・・

Krpap_0035
↑アクアもスポーツカーのようなドライビングポジションに。

Kflapin
↑アルトラパン。やはりわかりやすいのは背の高いボクシーな車ですね。


特にワンボックスタイプ。


ノーマルがこれ↓
Kn

のけぞり型↓
Krkw

前のめり型↓
Kfrkw Kfkw

もっと前のめり型↓
Kfpost

ここに挙げたのはすべて現在使用している携帯で撮ったものです(8年以上使ってます^^;)。
車のスピードが乗っているほど、また撮影距離が短いほど(車が画面いっぱいに近いほど)、歪みが大きくなるわけですが、その意味ではシャッターが切れるのにタイムラグがある携帯は実際のところタイミングが難しいです。
ここの写真はトリミングしていませんが、最後の郵便車などはフレームへの収まりと歪み具合からすると、個人的には最高傑作の一枚とも言えます。

いいデジカメだとスローシャッターで切ってもブレるだけで、このような歪んだ画像にならないので、ひと昔前のコンデジくらいがちょうどいいように思います。他にもあったはずなので、またそのうちに。

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